フロントラインの報酬車輌  IX AE Phase I  について詳しく見てみましょう!

概要

AE Phase Iの外観的特徴:良好な傾斜、砲塔に施された細かなディテール、独特のシャーシ外観面でまず目を引くのは、なんといっても前後ふたつに分割された履帯です。操作性に影響があるわけではありませんが、見る人の目を必ず引く最大の外観的特徴です。

その他の特徴: VIII T34 VIII M6A2E1 などのプレミアム車輌と同じように、搭乗員を他のアメリカ重戦車に再訓練なしに乗せ換えることが可能です。

さらに本車輌には備え付けの修理キット(大)が装備されています。従来の修理キット(大)を装備すると、モジュール修理スピードが10%アップしますが、この備え付けの修理キットだと15%アップします。この5%の違いがピンチの時にこそ救世主になるかもしれません。

この備え付けの修理キット(大)は、いずれかの消耗品スロットに装備できますが、取り外すことはできません。

装甲

アメリカの重戦車をプレイするプレイヤーであれば、 IX M103 / X T110E5 と本車輌に、装甲面で多くの共通点があることにお気づきでしょう。砲へ向けて細くなっていく形状は、高Tierのアメリカ重戦車に多く見られる形状であり、正面からの攻撃を効率良く跳弾させることができます。そして、本車輌はアメリカ車輌共通の弱点である車長キューポラが比較的小さいことも特徴です。スペック上の砲塔の前面装甲厚は驚異的な292ミリですが、実際は292ミリの範囲は非常に狭く、正面からの攻撃のほとんどは53度の角度がついた215ミリ装甲部分で受け止めます。実装甲厚は320ミリを超え、素晴らしい防御力を発揮します。

さらに本車輌の砲俯仰角は(-10°/15°)と非常に優秀です。この砲俯角を活かした戦い方は、もうお分かりですね。 

起伏に富んだ地形で、この砲俯角を活かしたハルダウン戦法で戦いましょう。

ただし、車体側面から後部にかけての装甲厚は101ミリ以下と薄く、さらに砲塔先端にむけて "すぼまる" 形状であることも相まって、砲塔側面の防御力はあまり期待できません。敵の射線に側面を晒さないように気をつけましょう。しかし、AE Phase Iにはこの弱点をカバーできる長所があります。Tier IX重戦車中で最速の砲塔旋回スピードです! 「AE Phase I」は32度/秒で砲塔旋回が可能です。

車体前面装甲は120ミリしかありませんが、優秀な傾斜形状をしているため適切な角度を付けることで跳弾することが可能です。ただ問題なのは側面装甲です。車体側面の装甲厚は重戦車としては心もとない88ミリです。

戦闘が開始したらまずは車体を隠せる安全な場所に陣取るか、第2戦線で味方重装甲車輌の後ろから狙撃を狙いましょう。「AE Phase I」のHPはそこまで多くありませんので、格上のTier X車輌と対峙する際はこの点が特に重要になって来ます。

火力

AE Phase Iの火力を詳しく見てみましょう。本車輌に搭載の120ミリM58A砲と各弾薬の貫通力は次の通りです。AP弾:258mm、HEAT弾:340mm、HE弾:60mm単発ダメージも400/400/515HPと良好です。

「AE Phase I」の砲性能は100%搭乗員を使用時には、発射速度は5.69発、100mからの着弾分布は0.36m、照準時間は2.4秒、移動時の照準拡散も非常に少なく、中戦車並みの扱いやすさを持っています。さらにDPMは2,275と、DPMと扱いやすさが長所の砲となっています。

機動性

繰り返しになりますが、「AE Phase I」の最大の弱点は脆弱な車体側面装甲です。敵に囲まれそうになったときの退路を予め確保しておき、少しでも危険を察知したら即退却しましょう。強力な主砲を活かすことなく、薄い装甲を貫かれて戦闘終了となってしまったら、まさに宝の持ち腐れになってしまいます。

本車輌のエンジン出力は900馬力。最高速度は時速35キロに達します。ただ後退速度は時速12キロと、それほど速くはありません。この機動性を念頭に置いて、退路を計画しましょう。出力重量比は16.07馬力/tですので、急な旋回や方向転換は難しいと考えておいた方が無難です。視認範囲:このTier帯の重戦車としては平均的な390mです。

主要特性
火力
生存性
機動性
AE Phase I
IX
平均ダメージ
400/400/515 HP
平均貫通力
258/340/60 mm
HP
1,800 HP
最高速度 / 後退速度
35/12 km/h
車長(無線手)
砲手
操縦手
装填手
火力
平均ダメージ
400/400/515 HP
弾薬
40発
平均貫通力
258/340/60 mm
主砲装填時間(モジュールスペック値)
11秒
100mでの着弾分布(モジュールスペック値)
0.38 m
砲塔旋回速度(モジュールスペック値)
32度/秒
照準速度(モジュールスペック値)
2.5秒
主砲俯 / 仰角
-10/15°
弾種
弾速
AP弾
1,067 m/秒
HEAT弾
1,067 m/秒
HE弾
1,067 m/秒
生存率
車輌移動中の隠蔽性
2.62%
HP
1,800 HP
車輌静止中の隠蔽性
5.24%
車体装甲
120/88/38 mm
通信範囲
745m
砲塔装甲
292/101/50 mm
視認範囲
390m
強靭な砲塔装甲とプレートで強化された車体装甲をうまく活かした戦い方をしましょう。格下や同格Tierの敵車輌と対峙するときは、強靭な装甲、特に砲塔装甲、をフルに活用すれば有利に戦闘を進められます。格上Tierの敵車輌を相手にするときは、優秀な砲俯角と堅牢な砲塔装甲を活かしつつ、慎重に戦いましょう。第2戦線からの火力支援もお勧めです。
機動性
エンジン出力
900馬力
旋回速度
30度/秒
出力重量比
16.07馬力/t
最高速度 / 後退速度
35/12 km/h
重量 / 最大積載量
56/60t
最高速度は時速35キロと平凡ですが、加速力が速いため迅速に最高速度に達し、最高速度を保ったまま走行し続けることが可能です。
   

他のTier VIII車輌との戦闘では圧倒的な優位に立てるでしょう。Tier IXやXとの戦闘では注意を怠ってはいけません。まずは、ポジションを慎重に決めましょう。そして細心の注意を払いながら地形をうまく利用して射撃しましょう。もしくは、前線ではなく、第2戦線で火力支援役に回りましょう。さらに「AE Phase I」の天敵には常に気を付けてください。特に、「Object 277」と「STB-1」の装甲は本車輌の火力では抜きにくく、「Jagdpanzer E 100」などの大口径HEAT弾を持っている車輌からは貫通されやすいことを覚えておいてください。

どの車輌にも言えることですが、常に長所を活かした戦い方をしましょう。高いDPMを叩き出せる堅牢な砲。頑丈な砲塔前面装甲。非常に優秀な砲俯角。これらの長所を活かすことができれば、このフロントトライン限定報酬車輌を最大限に活かすことができます。

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