当時KV-1を開発中だったソ連は、より頑丈かつ砲威力の高い戦車の開発を 目指して VIII KV-5  の計画案が生まれました。様々な部品がKV-1から流用とする計画で開発が進みましたが、多きすぎる車体と装甲が起因する重量増加で、設計上だけでなく運用面においても大きな問題が生た上、ここまで強固な車輌の必要性が無くなりつつあったため、開発は中止されました。車体前方についている副砲が、とあるマスコットに見えてしまう可愛らしい印象の本車輌、World of Tanks内での性能はどうなのでしょうか?詳しく見ていきましょう!

本車輌はマッチング優遇車輌であり、TierXとはマッチングしません。ただし小隊を組んでプレイする際、他の小隊メンバーがマッチング優遇車輌を選択しない場合は、本来マッチングされないTierともマッチングすることがあります。

特徴

装甲
車体前面と側面、そして砲塔全周が強固な装甲厚で覆われており、優秀な防御性能を発揮します。ただし、装甲のほとんどが垂直に配置されているため、一定以上の貫通力を持った車輌からは簡単に貫通されてしまいまうだけでなく、車体前方についている大きな副砲とドライバー用キューポラ、そして砲塔上にある車長用キューポラなどの明確な弱点が多く存在します。これらの弱点も対下位Tier車輌であればなかなか貫通されることは少ないとはいえ、同Tier以上を相手にすると簡単に貫通されてしまいます。
もちろん、トップTierとしてマッチングした場合は最前線で強気にプレイできますが、前述した弱点によって貫通されてしまうシーンも多く存在します。近すぎる距離で戦ってしまうと弱点を簡単に狙われてしまうため、ある程度の距離をとった戦闘をおすすめします。
HPが非常に多いことも特徴で、1対1の勝負であればHPを有効的に使用できる本車輌は活躍できることでしょう。

機動性
ここまでの超重戦車となると、ほとんどの方は鈍足な足回りを想像するかもしれません。ところが本車輌の最高速度は非常に優秀で、超重戦車とは思えない速度で移動することができます。ただし、加速力が低いために最高速度に達するのには時間がかかることと、旋回性能はそこまで良くないことに注意して下さい。

攻撃性能
貫通力が低いものの、単発ダメージと装填速度、DPMのバランスが非常に良く、照準性能も比較的良好であり扱いやすい砲を持っています。それだけでなく、車体が大きいため撃ち降ろしができる副次効果があります。これは傾斜装甲による防御効果を狙った的車輌に対して有効で、少ない貫通力でも他車両より相手を貫通しやすい特徴があります。さらに、本車輌にとっては「体当たり攻撃」が想像以上に有効なことも忘れてはいけません。

隠蔽率と視認範囲
大きな車体からも想像できるように、隠蔽率は劣悪です。そしてソ連車輌の悪い特徴である狭い視認範囲も引き継いでしまっています。オープンエリアで孤立してまうと、一方的に発見される可能性が高いため、十分に用心して運用しましょう。

他車輌でも言えることですが、本車輌では特にどのようなマッチングになったかが非常に重要です。もし敵車輌に貫通力が高い車輌が多い場合は、積極的に行動せず受動的に動くか、前線で他の味方の重戦車へ支援を行いましょう。トップTierとしてマッチングし、本車輌の弱点を貫通できない敵車輌が多かった場合は、前線で強気に立ち回り、大暴れしましょう。
どちらの場合であったとしても、装甲を過信せずに車体と砲塔両方に角度をつけて、攻撃を受け流す意識を行うことも重要です。

ストロングポイント

  • 車体砲塔共に分厚い装甲厚
  • 単発ダメージ、装填速度、DPMのバランスが非常に良い
  • 比較的良好な照準性能
  • 超重戦車としては優秀な最高速度
  • 最高速度を活かした体当たり攻撃が非常に優秀
  • マッチング優遇車輌である

ウィークポイント

  • 垂直に配置された装甲が多く、一定以上の貫通力を持った車輌からは貫通されやすい
  • 明確な弱点が存在する:副砲、ドライバー用キューポラ、車長用キューポラ
  • 貫通力が低い
  • 視認範囲が狭い

搭乗員スキル

車長
砲手
操縦手
無選手
装填手
装填手

機動性が低いため、一度履帯を破壊されると、それ以降ずっと行動不能にされてしまうリスクがあります。まず「修理」スキルを修得しておきましょう。2つ目には、砲手には照準性能アップスキルの「速射」を、操縦手には旋回速度アップスキルの「クラッチの名手」を、無選手には視認範囲改善スキルの「状況判断能力」を修得させましょう。装填手には、弾薬庫が損傷するリスクを軽減する「弾薬庫保護」と、HPが少なくなった時に装填速度が短くなる「アドレナリンラッシュ」を修得させておきましょう。

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