KV 重戦車をベースとした KV-220の開発は1940 年の夏に開始され、12 月 5 日に試作車輌が製造されました。他の派生型KVシリーズとは異なり、本車では車体の延長や上部支持転輪の追加、さらに装甲の強化 (100 mm)や85 mm F-30 砲を搭載する新型砲塔が計画されていました。しかし、第二次世界大戦の激化における供給不足や、他にも十分な性能を持つ戦車の開発が進んでいたことからKV-220の開発は中止され、開発途中の車輌は余剰パーツを搭載し戦場へ送られる結果になりました。本車輌 V KV-220-2  は、KV-220シリーズ車体に量産型のKV砲塔を搭載したモデルです。どの様な性能を持っているのか、詳しい車輌性能を見ていきましょう。

本車輌はマッチング優遇車輌であり、TierVIIとはマッチングしません。

特徴

装甲
非常に優秀な防御性能を発揮します。マッチング優遇車輌である事も効果し、敵対する車輌の多くから驚異になることでしょう。車体後部ですら80mmの装甲厚を誇り、特に側面と車体正面下部装甲は100mmもの装甲厚であるため、たとえ背後に回り込まれてしまったとしても下位Tierからの攻撃を跳弾することすら可能です。車体角度35度で防御姿勢を行った場合は、車体下部ですら実装甲厚130mmを超え、それ以外の車体部分は160mmに達する耐弾性能を発揮できます。もし障害物で車体正面部分を隠せる場合、豚めし(サイドスクレーピング)を行って角度をつけた側面装甲を敵に露出することで、車体部分は200mmを超える実装甲厚になります。
反面、砲塔装甲はやや脆弱です。垂直部分に配置された砲塔装甲の多くは、80mm程度の貫通力がある砲弾なら貫通できてしまうことに気をつけてください。

機動性
ここまでの超重戦車となると、ほとんどの方は鈍足な足回りを想像するかもしれません。ところが本車輌は重戦車として平均的な走行性能を持っており、最高速度は重戦車としては良好と言ってもよいでしょう。ただし、加速力が低いために最高速度に達するのには時間がかかることと、旋回性能はが悪いことに注意して下さい。

攻撃性能
防御性能と走行性能は非常に良い評価ではありましたが、砲性能では他のTierV車輌にやや引けを取ってしまいます。単発ダメージは平均的ですが、標準弾・プレミアム弾共に貫通力が低いため側面攻撃を行ったり、相手の弱点を的確に狙う必要があります。しかし射撃精度が悪く、あまり距離が離れすぎていると敵の弱点に命中させることができません。弱点を狙う必要のない軽装甲車輌であれば関係ありませんが、敵対した相手が重装甲の車輌だった場合は注意しましょう。

隠蔽率と視認範囲
重戦車カテゴリであるため隠蔽率は劣悪です。そしてソ連車輌の悪い特徴である狭い視認範囲も引き継いでしまっています。オープンエリアで孤立してまうと、一方的に発見される可能性が高いため、十分に用心して運用しましょう。

敵車輌との距離が重要となります。遠い場所で構えれば、弱点である砲塔装甲を狙撃させにくいようにすることもできますが、射撃精度の悪さが災いしてこちらの攻撃を命中させることができません。逆に近すぎる位置では、弱点である砲塔装甲に被弾しやすくなってしまいます。近すぎず遠すぎず、100~150m程の距離感を維持しながら戦うことができれば活躍しやすくなるでしょう。

他車輌でも言えることですが、本車輌では特にどのようなマッチングになったかも非常に重要です。トップTierとしてマッチングした場合は、前線で強気に立ち回り大暴れしましょう。

ストロングポイント

  • 非常に分厚い車体装甲厚
  • 下位Tierを相手にした時は車体後部ですら跳弾できる
  • 豚めし(サイドスクレーピング)に適した車体形状
  • 重装甲車輌の割には良好な走行性能
  • マッチング優遇車輌である

ウィークポイント

  • 砲塔装甲がやや脆弱
  • 貫通力が低い
  • 射撃精度が悪い
  • 視認範囲が狭い

搭乗員スキル

車長
砲手
操縦手
無選手
装填手

機動性が低いため、一度履帯を破壊されると、それ以降ずっと行動不能にされてしまうリスクがあります。まず「修理」スキルを修得しておきましょう。2つ目には、砲手には照準性能を向上させる「速射」を、操縦手には運動性を向上させる「オフロード走行」を、無選手には視認範囲を拡張する「状況判断能力」を修得させましょう。装填手には、弾薬庫が損傷するリスクを軽減する「弾薬庫保護」を修得させるのがお勧めです。

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修理

戦闘中に大破したモジュールの修理時間を短縮します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

カモフラージュ

自車輌の隠蔽率を向上させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

消火能力

火災によるダメージを低減させます。火災発生時間を短縮します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

戦友

搭乗員たちの職能レベルを5%上昇させます。

「戦友」はパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

Band of Brothers

搭乗員たちの職能レベルを5%上昇させます。

「戦友」はパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

他の搭乗員が「戦友」スキルを習得している場合でも有効です。

第六感

自車輌が発見されてから3秒後に発見アイコンが表示されます。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

偵察

自車輌の視認範囲を拡張します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

教官

車長以外の搭乗員EXPの取得量を上げます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

鋭い視力

数秒間マウスオーバーすることで、敵車輌の破損/破壊したモジュールと負傷した搭乗員を特定します。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

なんでも屋

負傷した搭乗員の代わりを務めることができます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

速射

砲塔旋回中の照準拡散を縮小します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

指定された目標

目標車輌の可視状態を2秒間延長します。

「指定された目標」はパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

射撃の名手

重大な損傷を与える確率があがります。

「射撃の名手」はパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

スムーズな運転

走行中の照準拡散を縮小します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

オフロード走行

軟地盤および通常地盤での走行抵抗を減少させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

クラッチの名手

自車輌の旋回速度を上昇させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

こまめな手入れ

火災発生率を低下させます。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

衝突の制御

体当たりによる与ダメージが高くなり、体当たりによる被ダメージが低くなります。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

状況判断力

自車輌の視認範囲を拡張します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

報復要請

自車輌が大破したあとに敵車輌の位置を知らせます。

「報復要請」はパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

信号の増強

自車輌の通信範囲を拡大します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

通信中継

自車輌の通信範囲内の味方車輌の通信範囲を拡大します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

弾薬庫保護

自車輌の弾薬庫の耐久性を上げます。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

アドレナリンラッシュ

自車輌のHPが10%未満になると、装填時間を10%短縮します。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

直感

装填時間ゼロで弾種を変更できる可能性があります。

自動装填装置搭載車輌では効果がありません。装填中も効果を発揮します。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

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