VIII T-103  は、T-35重戦車の後継車輌として1937年に開発がスタートしたT-100重戦車の姉妹車輌として計画された派生車輌の一つです。SU-100Yも、T-100重戦車から派生した計画の一つです。本車輌はT-100重戦車の車体を流用し、沿岸警備や、要塞化された砲座を無力化するための車輌として設計されました。駆逐戦車としては珍しい全周砲塔を搭載した本車輌の性能を、詳しく見ていきましょう!

特徴

装甲
砲塔が非常に固く車体が薄い、極端な装甲配分です。まず砲塔装甲について見ていきましょう。砲塔正面は装甲厚自体が220mmもあり、さらに傾斜がかかっています。一部分だけ220mmの小さな垂直エリアがあるものの、砲塔正面の大部分が実装甲厚260mmに達します。同Tier帯の通常砲弾程度の貫通力であれば、砲塔を貫通される心配はほとんどありません。砲塔側面の装甲も優秀で、35度横から見た状態でも大部分が実装甲厚220mmを超えます。俯角を最大限活かす地形で戦えれば、大部分の実装甲厚が300mmを超え、TierX車輌すら貫通が困難になります。優秀な砲塔装甲と言えるでしょう。ただし、高い貫通力のプレミアム砲弾や、上位Tierの駆逐車輌の砲弾が直撃すれば貫通されてしまいます。さらに、砲塔上部についている機銃砲塔も弱点です。下位Tierにすら簡単に貫通されるほどに薄い装甲厚なため、過信は禁物です。
車体装甲はほとんど無いものと考えてください。たとえ下位Tierの攻撃であっても、直撃すれば被ダメージは免れません。しかしながら車体側面の装甲厚は100mmあり、豚飯(サイドスクレーピング)が意味を成さない訳ではありません。敵の攻撃が豚飯中の側面装甲にそれれば跳弾できる可能性もあります。
どんな攻撃姿勢であったとしても、ほぼ必ず貫通されうる部分が露出してしまいます。とはいえ、攻撃時は可能な限りハルダウンや豚飯を行い、被ダメージエリアの露出を減らすようにしましょう。また、駆逐戦車としてはHPが多めであるため、装甲と合わせて粘りある戦いも可能です。

機動性
旋回性能や加速性がやや悪く、重戦車のような走行性能です。劣悪とまではいかないものの、鈍重な印象を受けてしまうでしょう。最低限の最高速度は持っているものの、陣地転換や移動の判断は早めに行いましょう。

攻撃性能
440ダメージの良好な単発ダメージと、優れた貫通力、広い砲俯仰角を持っています。俯角を最大限活かしてハルダウンできれば、砲塔の実装甲厚を更に増やすことができます。珍しい特徴として、プレミアム砲弾が307mmもの高貫通AP弾であることが挙げられます。AP弾は他の砲弾と比べて、貫通システムの計算において重要となる標準化角度が有利であり、貫通力307mmの数値以上の貫通性能を期待できます

隠蔽率と視認範囲
駆逐戦車としては非常に低い隠蔽率ですが、視認範囲は平均以上です。優秀な砲塔装甲とあわせて活用できれば、ハルダウン姿勢で強固な部分だけ露出させスポットできることもあります。

マッチングしたマップやTier帯によって立ち回りが極端に異なる車輌です。重戦車のように立ち回ることもできますが、HPや車体装甲が脆弱な点に気をつけましょう。基本的には、最前線から少し引いた位置での前線支援がおすすめです。隠蔽率が悪いため、他の駆逐戦車と同じ運用は向いていません。もし狙撃運用を行うのであれば、しっかりと距離をとった位置で茂みに身を隠しましょう。

ストロングポイント:

  • 砲塔装甲が非常に優秀:ハルダウンが得意
  • 駆逐戦車としてはHP量が多い
  • 駆逐戦車としては珍しい全周砲塔
  • 貫通性能に優れたプレミアムAP弾
  • 良好な単発ダメージ
  • 駆逐戦車としては比較的に視認範囲が優れている

ウィークポイント:

  • 車体の装甲が薄い
  • 砲塔上部の機銃砲塔が弱点
  • 弾速と砲精度が悪い:遠距離狙撃が苦手
  • 後退速度が遅い

 

搭乗員スキル

車長(無線手兼任)
砲手
操縦手
装填手
装填手

元の隠蔽率が悪いため、強化してもそこまで成長させることができません。本車輌では、「カモフラージュ」スキルより優先すべきものは「修理」です。「修理」で行動不能にさせられる可能性を減らしましょう。2つ目では、砲手に照準性能を向上させる「速射」を修得させ、操縦手には機動性を向上させる「クラッチの名手」を修得させて機動性を更に向上させています。2人の装填手には、「アドレナリンラッシュ」「弾薬庫保護」を修得させましょう。

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修理

戦闘中に大破したモジュールの修理時間を短縮します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

カモフラージュ

自車輌の隠蔽率を向上させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

消火能力

火災によるダメージを低減させます。火災発生時間を短縮します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

戦友

搭乗員たちの職能レベルを5%上昇させます。

「戦友」はパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

Band of Brothers

搭乗員たちの職能レベルを5%上昇させます。

「戦友」はパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

他の搭乗員が「戦友」スキルを習得している場合でも有効です。

第六感

自車輌が発見されてから3秒後に発見アイコンが表示されます。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

偵察

自車輌の視認範囲を拡張します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

教官

車長以外の搭乗員EXPの取得量を上げます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

鋭い視力

数秒間マウスオーバーすることで、敵車輌の破損/破壊したモジュールと負傷した搭乗員を特定します。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

なんでも屋

負傷した搭乗員の代わりを務めることができます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

速射

砲塔旋回中の照準拡散を縮小します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

指定された目標

目標車輌の可視状態を2秒間延長します。

「指定された目標」はパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

射撃の名手

重大な損傷を与える確率があがります。

「射撃の名手」はパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

スムーズな運転

走行中の照準拡散を縮小します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

オフロード走行

軟地盤および通常地盤での走行抵抗を減少させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

クラッチの名手

自車輌の旋回速度を上昇させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

こまめな手入れ

火災発生率を低下させます。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

衝突の制御

体当たりによる与ダメージが高くなり、体当たりによる被ダメージが低くなります。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

状況判断力

自車輌の視認範囲を拡張します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

報復要請

自車輌が大破したあとに敵車輌の位置を知らせます。

「報復要請」はパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

信号の増強

自車輌の通信範囲を拡大します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

通信中継

自車輌の通信範囲内の味方車輌の通信範囲を拡大します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

弾薬庫保護

自車輌の弾薬庫の耐久性を上げます。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

アドレナリンラッシュ

自車輌のHPが10%未満になると、装填時間を10%短縮します。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

直感

装填時間ゼロで弾種を変更できる可能性があります。

自動装填装置搭載車輌では効果がありません。装填中も効果を発揮します。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

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