このフランス車輌は、一度はドイツに奪われてしまった上に改造が施され、その後フランスが奪い返したという奇妙な運命を遂げています。強力なドイツ製7.5cm Pak40/2砲が搭載できるように改造された
III
FCM 36 Pak 40
は、元のFCM 36とはどのような性能差があるのか？ 詳しく見ていきましょう。
特徴
装甲
車体・戦闘室全集が20mmの薄い装甲で覆われているのみで、防御性能はほとんど頼りになりません。たとえ下位Tierの攻撃であったとしても直撃すれば簡単に貫通されてしまいます。ただし、前面装甲の一部に40mm厚の装甲が使用されており、運が良ければこの部分で跳弾できることもありますが、基本的に跳弾は期待しないで下さい。
HP量に関しては同Tier駆逐戦車トップクラスであり、他の駆逐戦車よりは多少粘り強い戦いが可能です。
機動性
他の駆逐戦車と比較して圧倒的に低い走行性能です。出力重量比が低いため加速性も低く、最高速度も非常に遅いことに注意しましょう。
攻撃性能
非常に高いDPMと優秀な照準性能、高い貫通力を持ち合わせた優秀な砲を搭載しています。砲俯仰角も広く、様々な地形で柔軟に活躍することができます。左右砲旋回範囲が狭いことを除けば、駆逐戦車として理想的な砲性能を持っていると言えます。
隠蔽率と視認範囲
高い隠蔽率と、TierIII車輌としては不相応なほど長く優秀な視認範囲を持っています。遠方から敵車輌を一方的に発見し、敵の視界外から一方的に攻撃し続けることができるほどです。
本車輌の最大の強みは圧倒的な視認範囲の広さと優秀な砲性能です。350m以上の距離で位置取りすることができれば、一方的に敵車輌を発見して攻撃し続ける事ができます。
反面、防御性能と走行性能が低いため、近距離での戦闘を苦手とします。たとえ近距離で1対1の戦闘になったとしてもHP量が優秀なため "ゴリ押し" できる事もありますが、これはあくまで最悪のパターンとして考えておき、基本的には中～長距離での立ち回りを行うようにしましょう。
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ストロングポイント:
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ウィークポイント:
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