独特な形状をした
VII
Krupp-Steyr Waffenträger
は、ステアー社が砲輸送車輌として計画した車輌です。単に砲を輸送するだけでなく、砲を車体に搭載したまま射撃できるように設計されていました。また、コストを下げるために設計を単純化し、多数のコンポーネントを装軌式の砲牽引用 RSO トラクター (Raupenschlepper Ost) から流用する設計となっていました。砲塔および砲は既製のクルップ社製のものが使用されており、駆逐戦車としては珍しい全周砲塔を持つ車輌です。詳しい車輌性能を見ていきましょう！
特徴
装甲
装甲は全くあてになりません。車体・砲塔共に装甲厚が非常に薄く、最も厚い場所でも20mmに留まります。榴弾を含むありとあらゆる攻撃が簡単に貫通しダメージを受けてしまうだけでなく、体当たりされても大ダメージを負ってしまいます。HPも非常に少ないため、可能な限り被弾をしない立ち回りが求められます。
機動性
車体重量は軽いもののエンジン出力が非常に低く、全体的な走行性能はあまり良くありません。加速と最高速度がやや悪いため、戦況を一手二手先まで予測した立ち回りが必要となります。
しかしながら旋回能力は高いため、至近距離で機動戦を挑まれても比較的対応しやすい長所を持っています。
攻撃性能
駆逐戦車としては珍しい全周砲塔を搭載しているだけでなく、全周砲塔を持つ駆逐戦車としては非常に早い砲当選回速度です。車体を停止させたまま砲塔だけ旋回させて攻撃したり、砲塔を真横に向けることで飛び出し撃ちが行いやすい特徴を持ちます。さらに砲俯仰角が広く、射撃精度と照準速度が優秀で、様々な地形で柔軟に位置取りしやすい狙撃運用に向いた砲性能と言えます。移動時の照準拡散が大きいため、しっかり照準を行わないと命中させることができない点に注意しましょう。
隠蔽率と視認範囲
非常に高い隠蔽率を持っていおり狙撃運用が得意ですが、視認範囲は平均的です。
静止射撃時隠蔽率は一般的な軽戦車を凌ぐほど高い数値を持っています。狙撃に向いた砲性能と合わせ、後方での狙撃支援を得意としています。ただし、防御性能と走行性能が低いため立ち位置に気をつけたり、戦況を先読みしてあらかじめ行動しておく必要があります。
砲俯角が優秀ではありますが前方左右に砲俯角制限がある場所が存在する上に、後部砲塔であるため、砲塔を後ろに向けて構えることでスムーズな照準かできます。
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ストロングポイント:
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ウィークポイント:
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