VIII M-IV-Y  は、T95シリーズの開発が始まった1953年の6月、H.L. Yoh Company社が7種類の車輌設計案を提起した車輌の1つだ。鋳造製の車体と砲塔に105 mm砲を搭載し、搭乗員は4名、総重量は47トンといういかにもアメリカ車輌らしい1輌に仕上がる予定だった。最大の特徴は揺動式砲塔の周囲を装甲で覆い、損傷や不具合が発生する可能性を軽減している点にあった。アイデアとしては極めて現実的だったものの、計画は設計段階で打ち切られ、試作には至っていない。

World of Tanks内ではどのような特徴をもっているのか?詳しく見ていこう!

ページ最終更新: 2022年4月28日

表示されているパラメーターは搭乗員全員の職能レベルが100%に到達している場合の数値です。パラメーターの中には、搭乗員のパーク/スキルや特殊なゲーム内アイテムを使用することでさらに上昇させられるものも存在します。
主要諸元
火力
生存性
機動性
M-IV-Y
VIII
平均ダメージ
360/360/440
 HP
平均貫通力
220/250/53
 mm
車輌HP
1,500
 HP
最大速度 / 後退速度
45/18
 km/h
車長(無線手)
砲手
操縦手
装填手
火力
平均ダメージ
360/360/440
 HP
砲弾
45
 発
平均貫通力
220/250/53
 mm
主砲の装填時間
11.3
 秒
100 mでの散布界
0.4
 m
主砲俯 / 仰角
−10/20
 度
照準時間
2.5
 秒
弾種
弾速
AP
1,000
 m/s
APCR
1,200
 m/s
HE
800
 m/s
生存性
移動中の隠蔽率
1.65/0.33
%
車輌HP
1,500
 HP
静止中の隠蔽率
3.31/0.65
%
車体装甲
178/76/51
 mm
通信範囲
745
 m
砲塔装甲
279/241/38
 mm
視認範囲
380
 m
砲塔の旋回速度
35
 度/秒
機動性
エンジン出力
850
 馬力
出力重量比
18.1
 馬力/t
旋回速度
35
 度/秒
最大速度 / 後退速度
45/18
 km/h
   

本車輌の特徴

史実上で実際に計画されていた通り、World of Tanksでも「予備履帯メカニズム」を搭載している。通常は履帯を破壊されると行動不能になり、再び行動できるようになるまで修理時間の経過を待たなければならない。「予備履帯メカニズム」を搭載した本車輌は、なんと履帯を破壊されても動き続けることができるのだ。

例えば、障害物から飛び出した際に履帯を狙い撃ちされたとしよう。通常の車輌であれば履帯を破壊された時点で行動不能になってしまうが、「予備履帯メカニズム」を搭載した本車輌は、「修理キット」を使用しなかったとしても行動し続けることができる。ただし、「主要履帯」と「予備履帯」を両方破壊されると行動不能になる。「予備履帯」は車体後部に搭載されており、両方の履帯が同時に破壊されることは稀だ。つまり、「履帯ハメ」を受ける可能性が非常に少ない。「予備履帯」での移動時は移動速度が低下するものの、即座に退避できる点は大きな長所だ。

続いて、防御性能について見ていこう。まず気になるのは、大きな揺動砲塔だろう。この揺動砲塔の基部は280mm以上の実装甲厚を誇る。格上Tierのプレミアム弾や、駆逐戦車などの高貫通車輌を除き、同格Tierの車輌からは簡単に貫通されることはない。しかし、砲塔上部に大きく目立つ車長用キューポラは、135mm程度の貫通力があれば容易く貫通されてしまう。砲塔に大きな弱点がある上に、車体装甲も決して頑丈とは言えない。他の車輌と同様に車体下部が弱点であり、実装甲厚は180mm程度だ。さらに、車体前部の湾曲した形状のせいで、豚飯姿勢(サイドスクレーピング)を行っても、車体前部の弱点が露出してしまう点にも注意する必要がある。

大きな車長用キューポラはもちろんだが、豚飯姿勢を行っても弱点が露出してしまう。距離が近ければ簡単に狙い撃ちされてしまうため、至近距離での戦闘は不利だ。少し距離をとった中距離での撃ち合いを心がけよう。「予備履帯メカニズム」の真価は、戦闘の中盤以降で戦線を強引に突破する際に発揮される。それまでは中距離で支援運用を心がけ、状況を見極めてHPを使って前進しよう。

ストロングポイント:

  • 予備履帯メカニズムを搭載しており、履帯大破による行動不能を避けやすい
  • 優秀な砲塔装甲
  • 良好な単発ダメージ
  • 幅広い砲俯仰角
  • 性能バランスが整った万能車輌

ウィークポイント:

  • 砲塔上部の大きな弱点
  • 移動/旋回時の散布界の拡大がやや大きい
  • 散布界がやや悪い
  • 突出した性能が無いため、器用貧乏とも言える

 

推奨セットアップ

野戦改修 二次的改修案



拡張パーツ


 or 

各画像にマウスカーソルを重ねると、詳細な情報をチェックできます

あらゆる状況下で砲塔上部の大きな弱点である車長用キューポラの存在が痛手になるため、敵車輌からキューポラを狙わせにくく、かつ、耐久性を向上させるセットアップを行った。

本セットアップの肝となるのは、野戦改修レベルVIIIで開放される拡張パーツ第2スロットのカテゴリーに「火力」選択し、そこに散布界の拡大を抑える「砲垂直安定装置」を割り当て、第3スロットに加速性能と後退速度を向上させる「ターボチャージャー」を搭載する点だ。この2つの組み合わせにより、飛び出し撃ち行った際の射撃精度と、射撃後の退避性能を改善できる。もし、より攻撃的に運用する場合は「ターボチャージャー」の代わりに、装填速度を短縮する「装填棒」を搭載しても良いだろう。

また、野戦改修の二次的改修案では、レベルIIで加速性能を向上させる「全地盤対応型サスペンション」を、レベルIVでは散布界の拡大を抑える「視差自動補正装置」を適用し、それぞれの拡張パーツの効果をさらに増大させる。レベルVでは、視認範囲拡大とスタン時間短縮を天秤にかけることになるが、戦闘の序盤から中盤にかけて支援寄りの運用がメインとなる本車輌は、重戦車とはいえ視認範囲も重要な性能の一つであるため、どちらも選択しなかった。

スロットカテゴリ:生存性

生存性カテゴリーの拡張パーツを搭載した際、通常搭載する場合より高い効果を得られます

スロットカテゴリ:機動性

機動性カテゴリーの拡張パーツを搭載した際、通常搭載する場合より高い効果を得られます

スロットカテゴリ:火力

火力カテゴリーの拡張パーツを搭載した際、通常搭載する場合より高い効果を得られます

スロットカテゴリ:偵察性能

偵察性能カテゴリーの拡張パーツを搭載した際、通常搭載する場合より高い効果を得られます

改良型換気装置

・全搭乗員のスキル:+5% / +6%


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

装填棒

・装填時間:-10% / -11.5%


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

改良型射撃装置

・照準速度:+10% / -11.5%


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

砲垂直安定装置

・移動および砲塔/車体旋回に伴う散布界の拡大:-20% / -23%


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

改良型照準器

・照準サークルのサイズ:-5% / -7%


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

改良型旋回機構

・移動および砲塔/車体旋回に伴う散布界の拡大:-10% / -12.5%

・車体および砲塔の旋回速度:+10% / +12.5%


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

内張り装甲

・衝突および爆発に対する装甲保護:+50% / +60%

・搭乗員保護:+50% / +60%

・スタン時間:-10% / -15%

・追加スタン時間:-20% / -25%


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

改良型装甲材

・修理時にサスペンションの耐久性を最大値まで修復する

・車輌の耐久力:+8% / +10%

・サスペンションの耐久性:+50% / +65%

・衝撃によりサスペンションが損傷した際に車体が受けるダメージ:-50% / -65%

・サスペンションの修理速度:+15% / +20%


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

改良型モジュール装甲

・1戦につき1度、弾薬庫の誘爆、燃料タンクの発火、またはエンジンの大破を防ぐ

・弾薬庫、燃料タンク、エンジンの耐久性:+100% / +150%

・弾薬庫損傷時の装填時間に対するペナルティ、およびエンジン損傷時の移動または旋回速度に対するペナルティ:-50% / -65%

・エンジンの火災発生率:-50% / -65%

・修理速度:+25% / +35%


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

追加グローサー

・車体旋回速度:+15% / +20%

・速度維持:+10% / +15%


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

ターボチャージャー

・エンジン出力:+7.5% / +10%

・最大速度:+4km/h / +5km/h

・後退速度:+2km/h / +3km/h


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

双眼鏡

・静止中の視認範囲:+25% / +27.5%


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

レンズ皮膜

・視認範囲:+10% / +11.5%


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

迷彩ネット

・静止中の隠蔽率を向上させる

重戦車/自走砲:+5% / +7.5%

軽戦車/中戦車:+10% / +12.5%

駆逐戦車:+15% / +17.5%


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

消音排気システム

・静止中の隠蔽率を向上させる

重戦車/自走砲:+3% / +4%

軽戦車/中戦車:+6% / +8%

駆逐戦車:+5% / +6%


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

改良型無線機

・敵車輌の発見状態継続時間:+1.5秒 / +2秒

・自車輌の発見状態継続時間:-1.5秒 / -2秒


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

車長用視覚システム

・移動中の敵車輌の隠蔽率:-10% / -12.5%

・樹木の影や茂みに隠れた敵車輌の隠蔽率:-15% / -20%


※効果量の左側はカテゴリ未適合時を、右側はカテゴリ適合時を表しています。

未選択

全地盤対応型サスペンション

・全地盤タイプでの速度維持性能:+7%

・車体の旋回速度:-5%

・サスペンションの耐久性:-10%

軽量型サスペンション

・全地盤タイプでの速度維持性能:-7%

・車体の旋回速度:+5%

・サスペンションの耐久性:+10%

視差自動補正装置

・照準サークルのサイズ:-3%

・照準速度:-5%

超高強度照準ギア

・照準速度:+5%

・照準サークルのサイズ:+3%

試作型緩衝材

・スタン時間:-10%

・追加スタン時間:-15%

・視認範囲:-3%

電子式潜望鏡

・視認範囲:+3%

・スタン時間:+10%

・追加スタン時間:+15%

耐衝撃装甲剤

・爆風や体当たりによるダメージ:-15%

・スタン時間:-8%

・搭乗員の保護:+20%

・車体の旋回速度:-5%

・最大前進速度:-2km/h

軽量型装甲剤

・車体の旋回速度:+5%

・最大前進速度:+2km/h

・爆風や体当たりによるダメージ:+15%

・スタン時間:+8%

・搭乗員の保護:-20%

取付式緩衝装置

・内部モジュールの耐久性:+30%

・修理速度:+5%

・主砲または砲塔の旋回速度:-5%

・主砲旋回中の散布界:+5%

軽量型試作砲架

・主砲または砲塔の旋回速度:+5%

・主砲旋回中の散布界:-5%

・内部モジュールの耐久性:-30%

・修理速度:-5%

搭乗員パーク/スキル

搭乗員 1st 2nd 3rd
車長(無線手兼任)
砲手
操縦手
装填手

各画像にマウスカーソルを重ねると、詳細な情報をチェックできます

まず最初に、車長へのパーク「第六感」修得は必須だ。次に、全搭乗員の共通スキルである「修理」を修得させよう。「予備履帯メカニズム」を搭載しているとはいえ、主要履帯が破壊されると移動速度が低下してしまう。「修理」スキルを修得し、可能な限り性能が低下する時間を減らしておこう。2つ目のパーク/スキルには、射撃の命中率を最大まで向上させるため、散布界の拡大を抑える選択を行う。砲手には「速射」を、操縦手には「スムーズな運転」を修得させよう。装填手には、弾種の切替速度が早くなる「直感」を修得させ、軽装甲車輌への対応力を向上させよう。

修理

戦闘中に大破したモジュールの修理時間を短縮します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

カモフラージュ

自車輌の隠蔽率を向上させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

消火能力

消火能力を向上させて火災発生時間を短縮し、火災によるダメージを低減させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

戦友

全搭乗員の職能レベルとパーク/スキルの効果を向上させます。

「戦友」はパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

Band of Brothers

全搭乗員の職能レベルとパーク/スキルの効果を向上させます。

「戦友」はパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

他の搭乗員が「戦友」スキルを習得している場合でも有効です。

第六感

自車輌が発見されてから3秒後に発見アイコンが表示されます。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

偵察

自車輌の視認範囲を拡大させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

教官

車長以外の搭乗員EXPの取得量を増加させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

鋭い視力

敵車輌に照準を合わせた際に、重大な損傷が発生しているモジュールを識別できるようになります。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

なんでも屋

車長以外の搭乗員が負傷した際に車長が代役を務めることで、性能低下を少なくします。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

速射

砲塔旋回中の射撃精度を向上させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

指定された目標

照準中の敵車輌を視認できる時間を2秒間延長します。

「指定された目標」はパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

射撃の名手

敵車輌のモジュールや搭乗員への重大な損傷の誘発率を向上させます。

「射撃の名手」はパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

スムーズな運転

移動中の射撃精度を向上させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

オフロード走行

軟地盤および通常地盤での走行抵抗を減少させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

クラッチの名手

自車輌の旋回速度を上昇させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

こまめな手入れ

エンジンの火災発生率を低下させます。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

衝突の制御

体当たりによる与ダメージが高くなり、被ダメージが低くなります。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

状況判断力

自車輌の視認範囲を拡大させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

報復要請

自車輌が大破したあとに敵車輌の位置を知らせます。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

信号の増強

自車輌の通信範囲を拡大します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

通信中継

自車輌の通信範囲内の味方車輌の通信範囲を拡大します。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

弾薬庫保護

自車輌の弾薬庫の耐久性を上げます。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

アドレナリンラッシュ

自車輌のHPが10%未満になると、装填時間が短縮します。

このスキルはパークスキルです。スキルレベルが100%に到達して初めてスキル効果を発揮できます。

直感

弾種の切替速度を向上させます。

スキルレベルが上がるほど、効力が大きくなります。

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