皆さんは "改" や "Type R" という言葉はお好きですか?現行製品に "プレミアム" な仕様変更を行い、製品名の最後に文字を追加する。男の子なら誰もが心ときめく魔法の言葉ですよね。文字を追加する意味は販売戦略だけでなく、現行製品を強化する意味もあります。中には欠陥品となってしまった物もありますが、こちらは成功事例と言えるでしょう。その名も VIII IS-3A  。詳しい性能を見ていきましょう!

特徴

装甲
通常技術ツリーの VIII IS-3  と比べると砲塔の形がやや違うものの、それ以外はほぼ同じ見た目をしており、防御性能自体も "全く同じ" と言っても差し支えないでしょう。
まず車体装甲です。楔形をした車体正面は、車体上部の実装甲厚が約220mm、車体下部の実装甲厚が約185mmと、下位Tierからなら耐えられるものの、同Tier帯からは比較的簡単に貫通されてしまいます。この楔形装甲は昼飯時に傾斜各を増やして実装甲厚を増厚させられるものの、豚めし(サイドスクレーピング)時には傾斜が少なくなって貫通されやすくなります。しかしながら、豚めしによる防御姿勢を行うことで貫通される露出部分を少なくできるメリットもあるので、豚めし姿勢も状況に合わせて活用しましょう。
砲塔装甲は非常に頑丈です。傾斜角度がほとんどついていない砲の真横の部分は、貫通力が250mmあれば貫通されてしまいますが、面積は非常に小さい弱点です。それ以外は実装甲厚300mmを超える場所ばかりで、TierX車輌でさえもプレミアム砲弾を使用しなければ貫通されることはないでしょう。ただし、砲塔天板だけは注意しましょう。こちらも面積は非常に小さいものの装甲厚が20mmしかなく、3倍ルールによってAP弾とAPCR弾の強制跳弾角度が無視されてしまうため、もし命中すればマッチングするほぼ全ての車輌から容易く貫通されてしまいます。ハルダウン中でも慢心して静止し続けることが無いように気をつけましょう。

機動性
重戦車としては十分な走行性能を持っていますが、 VIII IS-3  ほどの快速重戦車ではありません。スペック上では IS-3 より早い最高速度ですが、この速度が出るのは坂道のみです。出力重量比がやや低く加速が鈍いため、IS-3 と比べてしまうとどうしても "もっさり" とした操作感覚になってしまいます。しかしながら、重戦車としては平均よりやや良好な走行性能と言えます。

攻撃性能
高い単発ダメージと貫通力自動再装填装置による非常に高い瞬間火力を持っています。そして、自動再装填装置であることだけが利点ではありません。本車輌の自動再装填装置は、弾倉内の砲弾が無くなるほど装填速度が早くなるというイタリア車輌の自動再装填装置とは真逆の特徴を持っています。イタリア車輌のように「連続攻撃するべきか」「DPMを活かすべきか」を迷う必要はありません。ただし、射撃精度と照準性能が非常に低いデメリットがあることに気をつけてください。たとえ50m以内の至近距離であったとしても、移動直後の射撃では思いも寄らぬ方向へ飛んでいく可能性があります。余裕があれば、可能な限り照準を行うようにしましょう。
また通常弾がAPCRであり、1400m/sもの非常に早い弾速を持っていることもメリットの一つです。

隠蔽率と視認範囲
ソ連車輌に共通するデメリットである視認範囲の短さは、本車輌も引き継いでしまっています。しかしながら重戦車としてはやや優秀な隠蔽率を持っているため、中盤・終盤での待ち伏せが行いやすい利点もあります。とは言え、全体として見れば隠蔽率が低い部類に入るため注意しましょう。

自動再装填装置による非常に高い瞬間火力が活かせる最前線での攻撃的な運用が向いています。IS-3と比べると、機動性の低さや射撃精度、照準性能の低さが目立ってしまいますが、敵との距離を縮めることで補いましょう。

ストロングポイント:

  • 頑丈な砲塔装甲
  • 自動再装填装置による非常に高い瞬間火力
  • 弾倉内の砲弾が無い状態が最も装填速度が早い
  • 高い単発ダメージ
  • 優秀な貫通力
  • 通常弾の弾速が非常に早い

ウィークポイント:

  • 加速がやや鈍い
  • 劣悪な射撃精度と照準性能
  • 砲俯仰角が狭い
  • 視認範囲が狭い

搭乗員スキル

車長(無線手・装填手兼任)

砲手(装填手兼任)
操縦手
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本車輌は他のソ連高Tier重戦車と比べると搭乗員が少なくい点に注意しましょう。最前線に近い位置での戦闘が多くなるため、まず「修理」スキルを修得させてモジュールの修理速度を向上させましょう。次に、砲手と操縦手に「速射」と「スムーズな運転」を修得させ、弱点である照準性能の低さを改善しましょう。

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