World of Tanks では、装甲車輌による戦闘のメカニズムをできうる限りリアルに保とうと努めており、各車両の回転割合、加速のスピード、装甲の厚さ等が含まれます。その中で最も重要なのは、砲の照準と発砲です。
プレイヤーはゲーム内で戦車戦を体験するため、2 つのコンセプトが提示されます:
レティクルと着弾分布です。
レティクル: その仕組み
レティクルは、World of Tanks の世界でプレイヤーが最初に目にする物の一つです。十字線をドットのサークルが囲み、ゲーム画面に表示されています。このサークルは、発砲されたすべての砲弾が任意の地点に命中する可能性があるエリアをハイライトしています。
レティクルは戦闘中において、様々な要因 (以降で説明します) から不可避的に拡大/縮小します。レティクルは砲の相対精度を表し、レティクルが大きくなればなるほど、発砲された砲弾は不正確になり、逆もまた同様です。
レティクルによる精度の変化は、「着弾分布」として知られています。
着弾分布を理解する
着弾分布を操る能力は、戦闘で活躍するための最も重要なスキルの一つです。着弾分布を最小限に留めることは、砲弾が敵に命中する可能性を高めます。
着弾分布の効果を軽減させるためには、それが起こる原因を理解しなければなりません。着弾分布は、主に砲塔や車体が動くことによる砲の相対的な位置の変化によって起こります。これは現実の物理学に一致しており、岩の多い地形を弾みながら横断中の砲撃や、砲塔を大急ぎで回転させてからの砲撃は、長距離では命中しません。
反対に、静止した状態の砲は、着弾分布をほぼ一瞬で減少させます。砲手ができる限りターゲットに照準を合わせる時間が与えられるからです。
ヒントとコツ
ここでは、戦闘での精確性および与ダメージについて、基本的な約束事を説明します。
するべからず:
- 動きながら遠距離にいる敵を砲撃すること。着弾分布は劇的に命中率を減少させます。
- 不必要に砲塔を動かすこと。どんな動きもレクティルを増加させます。動いている敵を追う場合、ゆっくりと行いましょう。
するべし:
- 静止と照準をできる限り行うこと。戦いの場では、敵の待ち伏せがあることをお忘れなく。
- 砲手を保護しましょう。砲手が負傷した場合、それ以降の戦闘では常にレティクルサイズが増加します。
救急キットを携帯し、負傷した際には治療しましょう。 - 拡張パーツを搭載しましょう:
- 改良型射撃装置は、照準時間を 10% 減少し、レクティルの縮小も通常より早くなります。
- 砲垂直安定装置は、照準拡散を示す円の拡散を 20% 減少し、レクティルの最小サイズも通常より小さくなります。
- 改良型換気装置は、搭乗員スキルを 5% 増加します。よって、砲手の照準時間を減少させ、砲全体の正確性を通常より向上させます。