KaRathのクランウォーズ日記 -「鋼の時代」その1

KaRathのクランウォーズ日記が帰ってきたぞ。とはいっても今までは英語版しか公開されなかったのが今回は日本語版も用意された。「決戦の刻」以来の日記で、今回はグローバルマップの新イベント「鋼の時代」についての投稿となる。

前回の記事を読んでない戦車長のために簡単におさらいすると、「決戦の刻」では僕の目標であった600位以内になんとか入ることができたんだ。その後僕は牢屋に閉じ込められたが、なんとか「鋼の時代」での戦いに間に合うように脱出することができた。

今回初めてクランウォーズに参加するならぜひ僕の過去の日記を読んでみてほしい。過去の記事には英語版しかないが、クランウォーズについてできるだけ詳しく書いているのでぜひ参考にしてくれ。Tier X集団戦で使われるオススメの技術ツリー車輌拡張パーツ構成などの情報がお目当てなら、前回のクランウォーズ日記にガイドを書いているのでぜひ読んでみてくれ。

ほかにも敵車輌のHPを削った後に詰め寄る「ブリード」(bleed)戦法や、複数の車輌同士で戦闘する「ブロウル」(brawl)戦法などについても説明しているぞ。

過去に書いた記事の紹介もここまでにしておこう。今回のクランウォーズイベントの目標について話していくぞ!

目標

X T95/FV4201 Chieftain X Object 907 という2輌のメタ車輌を手に入れることが出来たわけだが、今回のクランウォーズでは何を目標にしよう?

クランウォーズはシャープ競争力が試される特別なモードだ。チームと一緒に戦闘に参加して仲間意識を培うこともできる。特にコミュニティマネージャーである身としてはこのソーシャルな部分が非常に重要だ。プレイヤーたちがこのモードについてどう感じているかを知るために、このモードをプレイすること以上に適した方法はないだろう。

ほかにも、僕はモード内で他のプレイヤーを助けたり、僕なりに得た知識経験をクランにもたらすことに焦点を当てている。今回のクランウォーズではFlying Squirrelsの一員として参加するつもりだ。

今回のクランウォーズでは主に3つのテーマを掲げたいと思う。

  • マップ戦略と行動に対する根拠を示す
  • 特定の車輌にどう対処するか
  • 状況に応じた車輌の使用、使用される理由とその対処法

また、僕の同僚でもあるBananaWeewaが、さらに具体的な戦略について解説していくぞ。

  • クランウォーズ初心者のための準備心構え
  • ウルフパック戦法や集中砲火、HPのやりくりなど基本的な戦略の解説

その辺の情報に興味がある戦車長はぜひ彼の日記を読んでくれ。

BananaWeewaのクランウォーズ日記

前置きが長くなってしまったがここからが本題だ。まずは「Chieftain」の対処法や、状況に応じた車輌について見ていこう。

T95/FV4201 Chieftainの対処法

X T95/FV4201 Chieftain は様々な理由からメタ車輌扱いとなり、最も需要のあるホットな車輌と言っても過言ではない。機動力ハルダウンに適した砲俯角、Tier X重戦車としては良好な分間ダメージを持っており、この戦車を多く見かけるのも不思議じゃない。 X Object 277 のような戦車を使用している場合、「Chieftain」にどのようにダメージを与えるかイライラさせられる事も多いはずだ。そこで今回は「Chieftain」の弱点を見ていこうと思う。

この記事では「Object 277」を例として使っている。この車輌はAP弾を標準弾として、HEAT弾をプレミアム弾として使用しており、APまたはAPCR弾が標準化されていることと、HEAT弾では空間装甲を貫通できない点が理由として挙げられる。特定の箇所ではHEAT弾は有効で、逆にAP弾が無効にある。以下のシナリオに注目してほしい。

ご存知の方も多いかもしれないが、「Chieftain」のキューポラ部分は貫通できる。もし敵の「Chieftain」のキューポラが見えたら、狙ってみる価値は大いにあるぞ。

『World of Tanks』ではキューポラを狙うのは基本中の基本だ。キューポラの装甲が200mmにも満たないChieftain相手にもこの教えは例外ではない。

車体下部は、どの車輌にとっても弱点なので深く触れないが、それ以外では前面上板も脆い部分の1つだ。通常弾では安定して貫通するほどの威力はないので、HEAT弾を使用して必ず貫通できるように攻撃しよう。また、車輌が自分に対して直面していることを確認しよう。上板を狙っている際に角度がついていると特に貫通しにくくなるので注意が必要だ。

より近い角度で見ると、車体上部の弱点がより分かりやすくなっている。何が効いて何が効かないか自分で確かめるのも大事だ。AP弾ではどう頑張っても貫通しないので注意!

Chiftain愛好者の怒りの種でもある砲塔リングは砲塔の真下にある部分で、ここを上手く貫通すれば「Chieftain」の砲塔を損傷させ、ハルダウンを妨害することもできる。

車体上部とは違って砲塔リングは砲塔が車体に溶接されている部分のすぐ下にあり、貫通力が高い砲弾でないと貫通できない。最低340mmが理想だ。

貫通力は必要だが、相手がハルダウン中でも十分狙える部分だ。

HEAT弾やオートエイムを使って「Cheiftain」を真横から狙う時、中心部分は狙わないようにしよう。「Object 277」をはじめとする特定の車輌にはサイドスカートがあるのも忘れずに!貫通するには正しい砲弾を使って手動で車体の下部を狙い撃ちしよう。特に「ブロウル」時には戦況を大きく有利に持ち運べるぞ!

撃たないショットは100%外れる。RNGにかけて粘り強く打ち続けるんだ!

AMX 50 Bの運用方法と対処法

車輌
推奨拡張パーツ
理由

AMX 50B

  • 改良型換気装置 - 機動力や砲精度など、車輌全体の特性を向上させる
  • ターボチャージャー - 必要な場所に素早く移動し敵にダメージを与える
  • 改良型装甲材 - 絶対必要!重戦車の中ではHPが低く、ダメージトレードで優位に立つには生存性を上げる必要がある
  • 代替案として、改良型換気装置の代わりに砲垂直安定装置を搭載して砲精度向上を優先するのも手だ。

X AMX 50 B が特定のマップやゲームで走り回るのを見ることがあるが、それはチームが何を達成しようとしているかによる。しかし、全てのチームが「AMX 50 B」を使用しているわけではなく、それには理由がある。

この車輌は複数使用することでその威力を遺憾なく発揮することができる。8秒以内に1600HPものダメージを削ることができるため、孤立した敵車輌や側面が露出している車輌には致命的な威力を発揮する。

しかし、その威力にもかかわらず、市街地マップでしか見ることができない。開けたマップでもごく稀にしか見ることができない。この車輌を使う際に覚えておいてほしい弱点が幾つかある。

  • HP - 「ブロウル」に参加する重戦車と同量のHPを持たないため、長期的に見ると体力的に不利に陥る可能性が高くなる。
  • 装甲 - 角度をつければ跳弾はできるものの、「AMX 50 B」の装甲は紙くずに等しい。この車輌で「ブロウル」に参加すれば瞬く間に集中砲火を喰らう羽目になるだろう。
  • 存在感 - クリップの再装填が必要なため、全ての弾を撃ちきったあと、少なくとも26秒間の装填時間が必要になる。そのため持続的にダメージを与え続けることができない。チームはその間、実質には1輌いない状態で戦う羽目になってしまう。
  • 難易度の高さ - 立ち回りはもちろん、フォーカスを合わせたりダメージトレードなど、勝利に必要な戦略性が求められる中、一癖も二癖もあるこの車輌を使いこなすのには相当な技量が備わっている必要がある。

AMX 50 Bの対処法

「AMX 50 B」の長所と弱点が分かったところでその対処法にも触れていこうと思う。特に戦場の霧が有効で相手チームが「AMX 50 B」を使っているか分からない中、どうやって対処するか詳しく説明しよう。

ズバリ経験がものを言う。特にヒメルズドルフ、エンスク、ルインベルクなど、市街地のマップでの集団戦経験が重要だ。また、戦闘中もHP差や車輌枚数差を気にし続けたり、敵チームが過去にどんなポジションを取っているか、罠の可能性など、考えることは多岐に渡る。これは特にウィングプレイヤーにとっては必要な知識で、敵チームが占領していないポジションを確認したり、複数の「AMX 50 B」によって迎撃態勢が整えられているのか、相手の戦略を見極めるのが重要だ。

「ブロウル」になると、側面から「AMX 50 B」がやってくる可能性があるので注意が必要だ。もし「AMX 50 B」が突っ込んできたら、クロスファイアから身を守り、人数不利を作らないように工夫しよう。どこから攻撃でき、またどこから攻撃されるか射線管理も大事だ。特に大きい砲塔を持つ「AMX 50 B」の射線を把握するには数多く戦闘をこなす必要があるだろう。

今回の日記はここまでだ。次回は実際の戦闘について書こうと思う。お楽しみに!

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