1942年5月、「IV号戦車」の名で知られるPz. IVのうち、G型と呼ばれるモデルの生産が開始された。そして翌1943年の4月に入ると、H型の生産が始まる。「IV号戦車」の中で最も生産されることになるモデルである。このH型は、G型と同じ改良型の主砲を搭載する一方で、車体前面には従来の複層式装甲にかえて厚さ80 mmの単層式装甲板を採用していた。新型のトランスミッションを搭載した結果、車輌の移動速度が若干低下したものの、総合的な信頼性は向上している。また、車体や砲塔の側面には厚さ5~8 mmのシュルツェンが取り付けられている。H型だけで合計3,774輌が生産されている。
こちらのパラメーターは全搭乗員の職能レベルが100%の場合の値です。