[JPL] 準決勝ハイライト

無敗の帝王KRAKENS、王者への道をばく進！

無敗の王者 KRAKENS に対するは、グループステージ終盤で調子を上げ JAPAN PREMIER LEAGUE を通して大きな進化を遂げた FOXES だ。FOXES は3週目以降の猛特訓により躍進ともいえる活躍を見せている。私は当初、チームコンディションが最高の状態にある FOXES にも決勝進出の可能性はあると思っていたが、未だに KRAKENS の実力を見誤っていたことに気付かされた。終わってみれば、セットカウント4－0で KRAKENS ストレート勝ち。全戦で的確な戦略と判断を下した FOXES だったが、それを全て予見していたかのような動きを見せた KRAKENS。一切を後手に回すことなく冷静に対処し、乱れなく落ち着いた完璧な戦いぶりには余裕さえ感じられた。中でも注目なのはラウンド3、ムロヴァンカでの KRAKENS 攻撃・FOXES 防衛の1戦だ。このラウンド、結果的には KRAKENS の勝利であったが、FOXES の対応も全て正解だったと言えるだろう。KRAKENS は、FOXES の動きを全て先読みした上で先手を打ち続け勝利した。

防衛側の FOXES は X AMX 13 105 を採用し、初手で②キャプに近い茂みへ潜らせる。この配置は、50m強制スポット以外で発見することができない②キャプ防衛最強のポジションであり、②キャプ内の車輌を永遠に見続けることができる。攻撃側が対処する方法は、ブラインドショットで茂みを撃ち続けるか、当たりをつけた茂みへ特攻させて50m強制発見を行うかしかない。この防衛配置に対し KRAKENS は、初手で南下させた X IS-7 と、故意に発見されるルートで進出させた（と思われる） X Manticore の両方が発見されたことから、②キャプ周りにLTが潜んでいることを察知。即座に北プッシュへ切り替えた。KRAKENS の素早い切り替えは「流石」の一言だが、FOXES も素晴らしい対応を見せている。KRAKENS の2輌をスポットした直後に X AMX 13 105 Samchai を後退させ、北への索敵に切り替えたのだ。しかし、ここで1枚上手だったのは KRAKENS だった。KRAKENS はほとんどタイムロス無く北攻めへ切り替えていたため、わずかの時間差でポジション有利を作っており、 X AMX 13 105 を捕捉し一撃圏内にまで削った上で追い返すことに成功する。

この後も KRAKENS は攻撃の手を緩めない。北側C4のハルダウンポジションを X Super Conqueror 2輌に掌握させた直後、 X IS-7 2輌と X Manticore を後退させ、中央にいる FOXES X E 100 を牽制させる。ここからが KRAKENS の当意即妙さが確認できるポイントだ。この中央の FOXES X E 100 に対し、マップ南へ配置変換させた X IS-7 と X Manticore で攻撃させたのだ。この攻撃にはHPを削る以上の価値がある。恐らく KRAKENS は、自チームの配置情報を相手に "わざと" 与えている。FOXES が直前まで得ていた「マップ北側に2~5輌」という "あやふやな情報" は、この攻撃と牽制によって「マップ北側2輌、中央1輌、南側2輌」という "明確な情報" へ変わったのだ。

序盤の当たり合いでHP不利になり、オートローダーを2輌採用している FOXES としては正に勝機、動かすなら "今" だ。事実、北の2輌への攻勢が成功する可能性を見せられてしまったのだから、FOXES の判断は間違っていない。しかし KRAKENS は、それを見越した上で攻撃し北攻勢を誘ったのだ。戦闘残り時間3:40、ここから X Manticore Masuzu_Natsukawa の動きに注目して欲しい。中央 X E 100 へ攻撃直後に踵を返し、なんと FOXES の北ラッシュを挟み撃ちで対処できる最適解ポジションの北側1ラインへ、最短で、発見されずに移動している。KRAKENS の読みは見事的中、しかも X Manticore Masuzu_Natsukawa はすぐに攻撃せず、FOXESの車輌を可能な限り誘い出してから、FOXES北ラッシュの肝となる X Bat.-Châtillon 25 t を攻撃、そのまま FOXES の流れを崩しラウンド勝利となった。今一度、このラウンドを見直してみて欲しい。KRAKENS の強さの秘訣が随所に散りばめられていることに気付くはずだ。

敗退が決まったと思われた土壇場、SHARKSが歴史に残る大逆転勝利

まさか！こんなに劇的な逆転劇が過去にあっただろうか！World of Tanks史上に残る試合になったと言っても決して大げさな表現ではないだろう。この試合のポイント、歴史的な瞬間となったのは、セットカウント3－1で CROWS が決勝進出へ王手をかけた5ラウンド目だ。最終盤まで、視聴者や実況解説陣は CROWS の勝利が決定的だと思っていた… その瞬間を詳しく振り返ってみよう。

マップはムロヴァンカ、SHARKS 攻撃・CROWS 防衛のラウンド。CROWS は初動で東と中央に車輌を配置、さらにK9の川際にはWoT中随一の火力を誇る X STB-1 を忍ばせ、東への初動ラッシュに対抗するための完璧ともいえる態勢をとった。しかも SHARKS は、この対東ラッシュ布陣へ突っ込んでくる。CROWS は相手が逃げられないギリギリまで引き込んでから X STB-1 に攻撃を開始させると同時に、中央に配置させていた重戦車2輌をすぐに寄せる。いくら SHARKS 側に瞬間的な枚数有利があるとは言え、伏兵の X STB-1 の火力の前に手も足も出ないことは、誰の目にも容易に想像できた。SHARKS にとっての不運も続いてしまう。南へ突入させた X UDES 15/16 が2度の炎上によって易々と撃破され、 X 113 も弾薬庫が損傷し火力が出ない。この段階で CROWS の勝利は見えたも同然だった。

しかし、ここから運命の歯車が回り始める。残された X T110E5 Requesが真っ先にフォーカス対象となり撃破されるも、CROWS の X IS-4 を可能な限り主戦場から離れた場所まで誘導し、わずかな時間を稼ぐ。続いてフォーカス対象となった X IS-7 syachiは、咄嗟に撃破された残骸を利用して南側 X STB-1 の射線を切る好判断。 X STB-1 は主戦場へ寄らざるを得ない。さらにsyachiは残骸の周りを動き回って防御姿勢を絶やさず、ここから3発（1200HP）の攻撃を弾き時間を稼いだ。最後に残された X Super Conqueror nanoは1対2の枚数不利にも関わらず、 X STB-1 への大ダメージが期待できるHE弾を落ち着いて使用。喉元に切っ先を突き付けられた崖っぷちの状況でありながら、この冷静な判断が反撃への狼煙となった。

他にも、1ラウンド目で SHARKS が見せてくれた研究された防衛タクティクスや、4ラウンド目の CROWS の粘り勝ち、7ラウンド目タイブレークバトルの SHARKS の連携・個人技など、本試合の見どころは尽きない。このハイライト動画以外にも、ぜひ見直してみて欲しい！

プレイオフ3位決定戦：6月17日（金）

次週、6月17日（金曜日）21:00はプレイオフ3位決定戦だ。無敗の KRAKENS に続いてグループステージを2位で通過している CROWS と、3週目以降に大きな進化を遂げ波た FOXES の試合となる。グループステージ2週目に行われた直接対決の結果だけを見れば、4－0で CROWS が完勝しているものの、現在の FOXES は以前とは全く違うチームへと躍進した。覚醒した FOXES は CROWS にどこまで対抗できるのか？注目だ！

さらに、3位決定戦の前には JAPAN PREMIER LEAGUE の各チームから選手が出場する「STEEL HUNTERショーマッチ」も行われる。このショーマッチには、JPLの選手に加え、ANZやKRの選手達が登場するとの噂も！？来週も見逃せない！

次の試合でもTwitch DropsがONに！

プレミアム車輌がゲットできるかもしれないTwitch Dropsにチャレンジしよう！Dropsを1つ受け取るのに必要な視聴時間は45分だ。配信をチェックし、豪華アイテムのゲットを目指そう！

Dropsレベル1 （45分継続視聴）	Dropsレベル2 （Dropsレベル1を受け取り後さらに45分継続視聴）	Dropsレベル3 （Dropsレベルを2受け取り後さらに45分継続視聴）
下記のうちどれか1つ	下記のうちどれか1つ	下記のうちどれか1つ
ミッション「WoTプレミアムアカウント1日分」x1 ミッション「25,000クレジット」x1 ミッション「勝利時の取得EXP5倍」x3	ミッション「WoTプレミアムアカウント1日分」x1 ミッション「WoTプレミアムアカウント3日分」x1 ミッション「25,000クレジット」x1 ミッション「勝利時の取得EXP5倍」x3 or x5 スタイル「ダズル」x1 スタイル「KIMONO」x1 迷彩「ジャパニーズ・スシ」x3（砂漠用、夏季用、冬季用）	ミッション「WoTプレミアムアカウント1日分」x1 ミッション「WoTプレミアムアカウント3日分」x1 ミッション「25,000クレジット」x1 ミッション「勝利時の取得EXP5倍」x5 or x10 or 15 or x20 スタイル「ダズル」x1 スタイル「KIMONO」x1 迷彩「ジャパニーズ・スシ」x3（砂漠用、夏季用、冬季用）ミッション II Tetrarch ミッション III M3 Light ミッション II T7 Combat Car ミッション III M22 Locust ミッション III Pz.Kpfw. T 15 VI Heavy Tank No. VI VI TOG II*