【先行偵察ミッション2022】結果発表

戦車長の諸君!

「先行偵察ミッション」はお楽しみいただけただろうか?今回はアジアだけでも総勢17,792名のプレイヤーがイベントに参加し、そのうち合計10,236名がアンケートに回答してくれた。イベント期間中、アジアサーバーでの本モードにおける総戦闘数はなんと322,080にものぼる。貴重なフィードバックは言うに及ばず、さらなる分析を行う上で必要不可欠な統計データも大量に集まった。集計の結果、最も好評を博したのは「アクイラ」と「エニーキープレスカ」の2マップだ。イベントに参加してくれたすべてのプレイヤーに対して改めて感謝の意を表したい。

「先行偵察ミッション」の概要

展開

イベント期間中は合計6種類のマップ候補を細部まで体験できるようになっていた。今回登場した6種類のマップ候補のうちの3つは前回の先行偵察ミッションで登場したマップで、残る3種類のマップは今回が初登場となる。6種類のマップのいずれかで取得EXPでチーム内TOP12を6回達成すると、該当するマップに関するアンケートに回答できた。

たたむ

マップ候補

今回の「先行偵察ミッション」に登場したマップ候補は以下の6種類だ。

  • 飛行船工場
  • エニイキープレスカ
  • アクイラ
  • キャニオン
  • 極東管区
  • クロースタータール

各マップ候補の概要を知りたい場合はイベントの告知記事をご覧いただきたい。

最終調整に進むマップ候補

正規実装に向けてさらなる改良を加えるマップ候補を決定するにあたり、考慮したのは主に以下の2点だ。

  • プレイヤーから寄せられたアンケート結果とフィードバック
  • マップのバランスや多様性を示す統計データ
 軽戦車  中戦車  重戦車  駆逐戦車  自走砲

アクイラ

今回の「先行偵察ミッション」で圧倒的な人気を博したのは「アクイラ」だ。どの車輌にも活躍できるポジションや場面が用意されているだけでなく、様々な戦術を取り得る点が最大の理由のようだ。サイズが1,200 m × 1,200 mと、従来のマップよりも大きい点も好評だった。特筆すべきは、チームが劣勢に陥っても生き残った味方が正しく立ち回って最終防衛線で粘れば逆転勝利も不可能ではない点を好意的に評価しているプレイヤーが相当数いた点だろう。平均戦闘時間は7分40秒、引き分けは極めて稀だ。アンケートや統計データから導き出される人気の理由は大まかに以上のようになる。

もちろん改善の余地もないわけではない。一例を挙げれば、全体的に北側スタートのチームの方がやや勝率が良い。主たる原因は以下の2点だと考えられる。

1. 南側チームが使う以下のポジションが北側チームの対応するポジションに比べてやや弱い。

2. 北側チームが丘上の掌握に成功してさらに進軍を続けた場合、南側チームには迎撃に適したポジションがほとんど存在しない。

「アクイラ」の正規実装は来年中を予定している。「オイスター・ベイ」の実装が完了し次第、最終調整に移行する見通しだ。

エニイキープレスカ

「アクイラ」と並んで好評を博したのが「エニーキープレスカ」だ。人気の主たる理由はやはり様々な戦術を取り得る点にあると見受けられる。事実、戦術の多様性に関しては、全6種類のマップ候補の中で最高評価を獲得している。バランス面では、「アクイラ」と比べると引き分けが多かったもののチーム間での勝率の差は小さい。当然、こちらのマップにも改善すべき点が存在する。特に、以下の理由から南側チームの方がやや有利だと考えられるためだ。

1. 南側チームが使えるこのポジションは、北側チームの対応するポジションに比べて、進軍してくる敵重戦車を迎撃しやすい。

2. 南側チームにとって重要度の高い射撃ポジションのひとつが、北側チームの対応するポジションよりも射線を通しやすい。

3. 南側チームの方が丘上に先着しやすい。

「エニーキープレスカ」は「アクイラ」に続いて実装する予定となっている。実装に向けて以上の点を含めた様々な最終調整を加えていくぞ。

インタラクティブ画像 — ミニマップ上に表示された数字にマウスをかざすと簡単な情報が表示されます。
エニイキープレスカ
アクイラ

重装甲車輌が撃ち合いを繰り広げるエリア。高さや傾斜の異なる戦線構築に適したポジションが各所に存在する。

ここに陣取れば周辺一帯の敵車輌をその位置に釘付けにできる。敵戦線の側面を突く立ち回りも不可能ではない。

快速車輌で抑えることができればマップの大部分を掌握できるハイリスク・ハイリターンなエリア。

この一帯の狙撃ポジションに陣取れば、敵チームの可動範囲を大きく制限することができる。

この一帯の狙撃ポジションに陣取れば、敵チームの可動範囲を大きく制限することができる。

砲塔や車体側面が頑丈で積極的に撃ち合える中戦車に適したエリアだ。

機動性に秀でた軽戦車や中戦車で積極的に動き回りたいプレイヤーにおススメの一角。遮蔽物を切る手段は少ないながら攻撃に適したポジションが数多く存在する。

戦線構築に適したポジションが多く、重装甲の車輌が向かうべきエリアのひとつ。この一帯を確保すれば側背面を突こうとする敵の動きを牽制できる。

特に戦闘序盤で重要になる偵察ポジション。敵の初動や布陣を把握するのに適している。マップ中央部を掌握するのに適した射撃ポジションが数多く存在するエリアだ。

特に戦闘序盤で重要になる偵察ポジション。敵の初動や布陣を把握するのに適している。マップ中央部を掌握するのに適した射撃ポジションが数多く存在するエリアだ。

中戦車で向かうべきエリアのひとつ。ここを確保すれば敵を視認して攻撃しながらマップ中央方面を掌握できる。敵の反撃が予想されるため遮蔽物をうまく活用するのが重要だ。

中戦車で向かうべきエリアのひとつ。このエリアを確保すればマップ全体を掌握でき、戦闘を有利に進められる。

軽装甲車輌に適した狙撃ポジション。

軽装甲車輌に適した狙撃ポジション。

軽装甲車輌に適した狙撃ポジション。

軽装甲車輌に適した狙撃ポジション。

軽装甲車輌に適した狙撃ポジション。

軽装甲車輌に適した狙撃ポジション。

軽装甲車輌に適した狙撃ポジション。

軽装甲車輌に適した狙撃ポジション。

ヒートマップ

統計データを基に作成されたヒートマップも紹介しておこう。「アクイラ」と「エニーキープレスカ」の両方に共通するのが、車輌タイプ毎に定番のルートやポジションがはっきりと見いだせる一方で、色が混ざり合ったエリアも多く、要するにチーム編成や戦局に応じた柔軟な立ち回りが求められるという点だ。どの車輌でも活躍でき、様々な戦術を取り得る多様性がプレイヤーにとってどれだけ重要かがよく分かるデータだと言えよう。

  • 車輌タイプ別
  • チーム別
  • 射撃ポジション
  • アンケートに基づいた要調整箇所
  • 進軍ルート

今回の「先行偵察ミッション」の結果報告は以上だ。正規実装が近づいたら改めて詳細をお伝えする。もちろん、可能な限り早期の実装を目指しているが、マップのバランス調整には慎重さと時間が必要になることをどうかご理解いただきたい。なお、本記事で紹介した2種類のマップに先駆けて、今年の9月には「前哨地(※名称変更の可能性あり)」を、来年の上旬には「オイスター・ベイ(※名称変更の可能性あり)」を正規実装する予定となっている。

ぜひ楽しみにしていてほしい。改めて諸君らの協力に感謝する!

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