【オンスロート2022】ランクシステムと報酬

戦車長の諸君!

先ごろ公開した「オンスロート」モードの紹介記事はすでにご覧になったかな?あちらの記事では戦闘メカニズムやマップについてご紹介した。今回は新モードのコンペティティブ・モードとしての側面にスポットライトを当てよう。新モードの第1シーズンにあたる「シーズン・グリフォン」は、日本時間10月11日08:00から11月21日02:00にかけて開催される。戦闘を重ねて「レーティング・ポイント」を集めるとランクが上がり、見事ランキング入りを果たしてランク「レジェンド」に名を連ねれば、貴重な報酬が手に入る。

【注意】アップデート1.18.1の公開テストでプレイできる「オンスロート」モードはあくまでテスト版だ。具体的な数値や新用語の日本語訳は正式リリースまでに変更される可能性があることをご了承いただきたい。

 
 

ランクシステムの基礎

展開
  • 戦闘は7対7形式で行われ、レーティングの近いプレイヤー同士がマッチするように調整される。
  • 戦闘に勝利すると「レーティング・ポイント」を取得でき、引き分けたり敗北すると喪失する。
  • モード内進捗は、それぞれ4つの「ディビジョン」からなる5種類の「基礎ランク」と2種類の「上級ランク」で構成される。
  • 各「ディビジョン」を突破するには「レーティング・ポイント」を50ポイント集めねばならず、次の「基礎ランク」に進むには合計200ポイントが必要になる。
  • 「上級ランク」のひとつ、「チャンプ」に名を連ねるには「レーティング・ポイント」を最低でも1,000ポイント集める必要がある。
  • 「レーティング・ポイント」で上位10%入りを果たすと「最上級ランク」にあたる「レジェンド」に名を連ねることができる。
  • 長期間に渡ってモードをプレイしないと「レーティング・ポイント」を喪失する。
たたむ

ランクシステムとマッチングシステム

「オンスロート」は『World of Tanks』の新たなコンペティティブ・モードだ。Tierと車輌タイプをマッチングの基礎に据える「ランダム戦」モードとは異なり、「オンスロート」モードではTier X車輌しか使用できず、実力の近いプレイヤーとしかマッチしないように調整される。

実力を測る指標となるのがモード専用のレーティングをベースにした独自のランクシステムだ。チーム編成の際には「レーティング・ポイント」にあわせて所属する「ディビジョン」と「ランク」も考慮される。真の実力を確かめることができるはずだ。

  • なお、「ディビジョン」が10段階以上離れているプレイヤーとはマッチしない。
  • ソロや2名小隊で出撃した場合は、同じくソロや2名小隊で戦闘待機しているプレイヤーとマッチする可能性が上昇する。
  • 2名小隊は原則として各チーム1個までに制限されるが、7名編成の「スーパー小隊」とマッチした場合はこの限りではない。
  • 「スーパー小隊」は原則として「スーパー小隊」とマッチするように調整される。
  • ただし、例外的にソロや2名小隊で戦闘待機しているプレイヤーとマッチする可能性もある。その場合はソロプレイヤーや2名小隊プレイヤーに優遇措置が設けられ、勝利した場合は「レーティング・ポイント」を通常よりも多く取得でき、敗北したり引き分けても喪失する「レーティング・ポイント」が減少する。
  • なお、ソロや2名小隊で戦闘待機しているプレイヤーが「スーパー小隊」とマッチする場合、前者の方が平均レーティングが高くなるように調整される。
  • 敵チームが同じく「スーパー小隊」か否かにかかわらず、「スーパー小隊」が取得または喪失する「レーティング・ポイント」に優遇措置等は存在しない。

レーティング・ポイントの計算方法

戦闘終了時に「レーティング・ポイント」がどれだけ変動するかは、戦闘結果と戦闘中のパフォーマンスによって左右される。具体的な変動量は、まず各プレイヤーが戦闘で取得した「プレステージ・ポイント」を算出したうえで、これをチームの平均値と比較して決定される。「プレステージ・ポイント」は戦闘中にできるだけ長く生存し、チームに貢献する行動をとると徐々に蓄積していく。

勝利時の計算方法

  • チーム内における「プレステージ・ポイント」の平均取得量を取得量を算出する
  • 平均値を基準に取得できる「レーティング・ポイント」の基準値を算出する
  • 「プレステージ・ポイント」の取得量が平均値を上回っているプレイヤーは取得できる「レーティング・ポイント」が増加する
  • 「プレステージ・ポイント」の取得量が平均値を下回っているプレイヤーは取得できる「レーティング・ポイント」が減少する

引き分けまたは敗北時の計算方法

  • チーム内における「プレステージ・ポイント」の平均取得量を取得量を算出する
  • 平均値を基準に喪失する「レーティング・ポイント」基準値を算出する
  • 「プレステージ・ポイント」の取得量が平均値を上回っているプレイヤーは「レーティング・ポイント」の喪失量が減少する
  • 「プレステージ・ポイント」の取得量が平均値を上回っているプレイヤーは「レーティング・ポイント」の喪失量が増加する

なお、放置行為や戦闘放棄が確認されたプレイヤーは戦闘結果にかかわらず「レーティング・ポイント」を大量に喪失する。 

小隊とチーム内コミュニケーション

「オンスロート」モードには大きく3通りの出撃方法が用意されている。

  • ソロ
  • 2名小隊
  • スーパー小隊 

「スーパー小隊」は7名で編成され、1チーム全体を構成する。

2名小隊を作成するには、プレイヤー同士の「レーティング・ポイント」の差が350ポイント以下でなければならない。

「スーパー小隊」を作成するには、「レーティング・ポイント」が最も高いプレイヤーと最も低いプレイヤーの差が500ポイント以内でなければならない。

モードと互換性があれば使用できる車輌に制限はなく、複数の小隊メンバーが同じ車輌を選択しても構わない。

音声チャット

「オンスロート」モードで好成績を収めるには「ランダム戦」モード以上に味方との連携がカギになる。

音声チャットはデフォルトでは無効化されているものの、「H」キー(※設定メニューで変更可能)を押すか、モードのインターフェースで対応するボタンをクリックすると有効化できる。音声チャットを有効化すると、チームパネル上に特殊アイコンが表示される。

戦闘開始前のカウントダウン中に車輌選択画面が表示されると、小隊の音声チャットがチーム全体の音声チャットに自動的に接続される。チーム全体の音声チャットに自動的に接続されたくない場合は、小隊の音声チャットを無効化しておく必要がある。

ランクシステム

「オンスロート」モードには以下7種類の「ランク」が登場する。

  1. ルーキー
  2. アイアン
  3. ブロンズ
  4. シルバー
  5. ゴールド
  6. チャンプ
  7. レジェンド

「ルーキー」から「ゴールド」までの5つを「基礎ランク」と呼び、それぞれ「A」から「D」までの4つの「ディビジョン」で構成される。どのプレイヤーもシーズン開幕時にはランク「ルーキー」の「ディビジョンD」に配属される。戦闘を重ねて「レーティング・ポイント」を集めると次の「ディビジョン」に昇格することができ、これを繰り返して新たな「ランク」を目指すことになる。各「ディビジョン」を突破するには50ポイントを集めねばならず、「上級ランク」入りを果たすには合計1,000ポイントが必要になる。戦闘に勝利すると「レーティング・ポイント」を取得でき、引き分けたり敗北すると喪失する。

上級ランク

「上級ランク」にあたる「チャンプ」と「レジェンド」には「ディビジョン」が存在せず、昇格には別の条件が設けられている。具体的にはランク「チャンプ」に到達したプレイヤーのうち上位10%が自動的に「レジェンド」に認定される。

したがって「レジェンド」を名乗れるプレイヤーの人数はランク「チャンプ」に所属するプレイヤーの人数によって左右されることになる。「上級ランク」には専用のランキングが存在し、15分毎に更新される。

チャンプ

レーティング・ポイントが1,000以上

レジェンド

ランキングの上位10%

ランキング

「上級ランク」でのプレイヤーの動向はクライアントに追加される「オンスロート」モード専用の動的なランキングでいつでも確認できる。

順位は各プレイヤーが集めた「レーティング・ポイント」に基づいて決定され、「レーティング・ポイント」が同じプレイヤーが複数いる場合は「オンスロート」モードでの戦闘数が多いプレイヤーがより上位にランクインする。ランキングは15分毎に更新される。

不参加期間とペナルティー

ランク「シルバー」に到達したにもかかわらず一定の期間を越えてプレイが確認できないプレイヤーは、「レーティング・ポイント」を喪失する。ランク「シルバー」以上で戦闘を行うとその度に「アクティビティー・チャージ」を取得できるようになっている。「アクティビティー・チャージ」は車輌放置や戦闘放棄を行わない限り戦闘結果にかかわらず必ず取得できる専用リソースで、1日につき1つずつ減少していく。

同時に最大で14個まで専用バーに貯めることができ、「アクティビティー・チャージ」が残っている限りは「レーティング・ポイント」を喪失することはない。逆に、「アクティビティー・チャージ」がひとつもない状態で日本時間02:00を迎えてしまうと「レーティング・ポイント」を喪失することになる。

取得できるチャージ

1日の終了時に喪失するポイント

  • シルバー:  チャージ5個
  • ゴールド:  チャージ5個
  • チャンプ:  チャージ1個
  • レジェンド:  チャージ1個
  • シルバー: −3ポイント
  • ゴールド: −5ポイント
  • チャンプ: −25ポイント
  • レジェンド: −50ポイント

要するに、専用バーを最大まで満たせば14日が経過するまで「オンスロート」モードを全くプレイせずとも「レーティング・ポイント」を喪失することはない。一方で、「レーティング・ポイント」を喪失するとランク「ブロンズ」の「ディビジョンA」に降格することになる。

「アクティビティー・チャージ」のおかげで、競技性を維持しつつ必要に応じて休憩もできるようになっているわけだ。とはいえ最上位ランクを目指すならば積極的なプレイが必要になるのは言うまでもない。

報酬

「オンスロート」モードには2種類の報酬ルートが用意されている。

進捗報酬

第1シーズンにあたる「シーズン・グリフォン」は日本時間10月11日から11月21日にかけて開催される。

  • ルーキー
  • アイアン
  • ブロンズ
  • シルバー
  • ゴールド
  • チャンプ
  • レジェンド
スタイル「グリフォン」用のルーキー迷彩
2Dスタイル「グリフォン」
FV217 Badger
M48A5 Patton
IS-4
スタイル「グリフォン」用のアイアン迷彩
ドッグタグ彫刻「プレスティージ・ポイント」
ドッグタグ背景「アイアン」
スタイル「グリフォン」用のブロンズ迷彩
ドッグタグ背景「ブロンズ」
2Dスタイル「グリフォン」をもうひとつ
スタイル「グリフォン」用のシルバー迷彩
ドッグタグ彫刻「オンスロートでの勝利数」
ドッグタグ背景「シルバー」
スタイル「グリフォン」用のゴールド迷彩
ドッグタグ背景「ゴールド」
2Dスタイル「グリフォン」をもうひとつ
スタイル「グリフォン」用のチャンプ迷彩
勲章「オンスロート・チャンプ」
ドッグタグ背景「チャンプ」
ランキング順位を1日維持する度に50ボンズ
2Dスタイル「グリフォン」をもうひとつ
スタイル「グリフォン」用のレジェンド迷彩
勲章「オンスロート・レジェンド」
IGNストライプ「グリフォンの王
ドッグタグ背景「レジェンド」
ランキング順位を1日維持する度に50ボンズ
2Dスタイル「グリフォン」をもうひとつ

「オンスロート」モード限定のプログレッシブ2Dスタイル

ひとつ目の報酬ルートには新モード限定のプログレッシブ2Dスタイルが登場する。そのほかにも新登場の徽章、銘刻、ドッグタグの要素などが用意されている。入手するにはモードで戦闘を重ねて新たな「ランク」に到達するか、戦闘中に特定の条件を満たせばいい。

新登場のプログレッシブ2Dスタイル「グリフォン」は「ランク」が上昇するにつれて見た目が変わっていく限定仕様となっている。迷彩パターン、銘刻、そして徽章で構成され、Tier Xであれば原則としてどの車輌にも適用できる。

スタイルそのものを入手するには「オンスロート」モードで1回プレイするだけで構わない。さらに戦闘を重ねて「ランク」を上げると、見た目が変わるのはもちろん、同じスタイルを最大で4つまで受け取ることができる。

新たな「ランク」に到達すると、迷彩パターンが変化する。

徽章は5種類銘刻は9種類のバリエーションが用意されており、「オンスロート」モードで特定の条件を達成するとアンロックされていく。「スーパー小隊」で15回勝利したり、通算25,000HPのダメージを与えるなどが達成条件の一例だ。こちらの徽章と銘刻は「オンスロート」モードの報酬2Dスタイルにしか適用できない。

  • 徽章
  • 銘刻

ダメージ・デバステート
条件
「オンスロート」モードで25,000HP、225,000HP、550,000HPのダメージを与える
 
報酬
徽章「ダメージ・デバステート1」x1
徽章「ダメージ・デバステート2」x1
徽章「ダメージ・デバステート3」x1
スタイル・エキシビション
条件
「オンスロート」モードで車輌にスタイル「グリフォン」を適用して10回、25回、50回の戦闘を行う
 
報酬
徽章「スタイル・エキシビション1」x1
徽章「スタイル・エキシビション2」x1
徽章「スタイル・エキシビション3」x1
キャプチャー・マスター
条件
「オンスロート」モードで陣地の占領または防衛により250ポイント、500ポイント、750ポイントを取得する
 
報酬
徽章「キャプチャー・マスター1」x1
徽章「キャプチャー・マスター2」x1
徽章「キャプチャー・マスター3」x1
タクティカル・アド
条件
「オンスロート」モードで15か所、150か所、375か所の「アビリティー・サークル」を占領する
 
報酬
徽章「タクティカル・アド1」x1
徽章「タクティカル・アド2」x1
徽章「タクティカル・アド3」x1
グッバイ・エネミー
条件
「オンスロート」モードで15輌、150輌、300輌の敵車輌を撃破する
 
報酬
徽章「グッバイ・エネミー1」x1
徽章「グッバイ・エネミー2」x1
徽章「グッバイ・エネミー3」x1
 
 
 
 
 

Shoulder to Shoulder
条件
「オンスロート」モードで2名小隊の一員として25回勝利する
 
報酬
銘刻「Shoulder to Shoulder」x1
Old School Cool
条件
「オンスロート」モードで同じクランのプレイヤー同士で編成したスーパー小隊の一員として5回勝利する
 
報酬
銘刻「Old School Cool」x1
Initiator
条件
「オンスロート」モードでの10回の戦闘で誰よりも早く敵車輌を撃破する
 
報酬
銘刻「Initiator」x1
7v7
条件
「オンスロート」モードでスーパー小隊の一員として15回勝利する
 
報酬
銘刻「7v7」x1
Hard Boiled
条件
「オンスロート」モードで3輌以上の敵車輌を相手に単独で勝利する
 
報酬
銘刻「Hard Boiled」x1
Seek and Destroy
条件
「オンスロート」モードで通算750輌の敵車輌を発見または撃破する。
 
報酬
銘刻「Seek and Destroy」x1
Prestige
条件
「オンスロート」モードで取得プレスティージ・ポイントでチーム内TOPを50回達成する
 
報酬
銘刻「Prestige」x1
Lost Count
条件
「オンスロート」モードで1戦中に4輌の敵車輌を撃破する
 
報酬
銘刻「Lost Count」x1
Veni Vidi Vici
条件
「オンスロート」モードで180秒が経過する前に敵車輌を殲滅して勝利する
 
報酬
銘刻「Veni Vidi Vici」x1
 
 
 
 
 
 
 
 
 

レンタル車輌

「オンスロート」モードでの最初の戦闘を終えると以下3輌の車輌をレンタルできるようになる。

どのレンタル車輌も既存車輌と同じ性能を備えている。レンタルすればシーズンが終了する日本時間11月20日02:00まで使用することができ、レンタル期限の到来と同時にアカウントから削除される。

ドッグタグの要素

「アイアン」以上のランクに昇格すると、その度にモード限定のドッグタグの要素がアンロックされる。ランク「アイアン」に昇格すると彫刻「プレステージ・ポイント」、ランク「シルバー」に昇格すると彫刻「オンスロートでの勝ち星」がアンロックされるといった具合だ。

彫刻「プレステージ・ポイント」

彫刻「オンスロートでの勝ち星」

勲章とIGNストライプ

「上級ランク」入りを果たしたプレイヤーは、さらに限定の勲章ストライプを受け取ることができる。加えてランキング内での順位を1日維持する度に、ランク「チャンプ」のプレイヤーには25ボンズ、ランク「レジェンド」のプレイヤーには50ボンズが贈呈される。

勲章「オンスロート・チャンプ」

勲章「オンスロート・レジェンド」

IGNストライプ

勝ち星報酬

ふたつ目の報酬ルートには、ボンズ、クレジット、拡張パーツ、パーソナルリザーブ、消耗品といったお馴染みのアイテムやリソースが用意されている。こちらのルートでは既定数の勝ち星をあげるとステージが進み、対応する報酬を受け取れるようになっている。

「オンスロート」モードでは「バトルパス進捗ポイント」を取得することもできる。

違反行為と制裁

戦闘中に車輌を操縦せずに放置したり、自車輌が大破する前に戦闘を離脱するのは、味方チームへの迷惑行為とみなされる。迷惑行為が確認された場合、該当したプレイヤーには制裁が科される。具体的には「レーティング・ポイント」が大幅に剥奪され、一定期間が経過するまでモードでプレイすることができなくなる。

主として以下の行為が制裁の対象となる。

  • 車輌選択画面が表示されてからガレージに戻る行為
  • 戦闘中に車輌を操縦せずに放置する行為
  • 自車輌が大破していないにもかかわらず戦闘を離脱する行為

迷惑行為に対する制裁が科された場合、戦闘に敗北するよりもずっと多くの「レーティング・ポイント」を失うことになる点にくれぐれも気を付けてほしい。制裁を科されたにもかかわらず迷惑行為を繰り返すと、二度と「オンスロート」モードでプレイできなくなる可能性もある。

新たなコンペティティブ・モードとしての「オンスロート」の概要は以上の通りだ。戦闘メカニズムやマップについて取り上げた前回の記事をまだ確認していない場合は、モードの正規実装に先駆けて目を通しておくのがいいだろう。 

「オンスロート」モードの正規実装は10月11日を予定している。準備を怠るな。 

Roll Out! 

閉じる