戦車長の皆さん
『World of Tanks』の車輌と実際の車輌を比べてみたことはありますか?このシリーズでは実際の車輌とゲーム内車輌を比較して、その相違点を検証してみたいと思います。
シリーズ第2回目の車輌は駆逐戦車
VI
SU-100
です!
外観の比較: SU-100
車体前面
側面
履帯
背面
※画像のM4A3E8は韓国龍山区の戦争記念館に展示されている車輌です。
車輌特性の比較
SU-100 (韓国龍山区の戦争記念館の車輌) |
比較 | SU-100 (World of Tanks) |
全長: 9.45m / 全幅: 3m / 全高: 2.25 m | サイズ | - |
- | HP | 580HP |
車体: 75 / 45 / 63mm | 装甲 | 車体: 75 / 45 / 63mm |
31.6t | 重量 | 31.55t |
493馬力 | エンジン出力 | 500馬力 |
時速48キロ | 最高速度 | 時速48キロ |
16馬力/t | 出力重量比 | 15.85馬力/t |
4ストロークV型12気筒水冷ディーゼル V-2-34M |
エンジン | V-2-34 |
100mm砲 |
備砲 |
85 MM D-5S |
車長、砲手、装填手、操縦手 | 搭乗員 | 車長、砲手、装填手、操縦手 |
※モデルにより特性が異なる場合があります。
SU-100の歴史
「SU-100」は1944年にソ連によって開発され、第二2世界大戦中は対戦車用の自走砲として運用されました。1945年には2,300輌の「SU-100」が量産され、戦後にその大半がソ連と同盟関係にあった国に輸出されました。「SU-100」は VI T-34-85 中戦車の車体をベースに100mm対戦車砲を搭載して火力を強化して開発されました。この車輌は東部戦線でドイツ重戦車を撃破するために運用され、その当時最強の戦車として知られたドイツ「ティーガーII」重戦車の前面装甲も貫通できる威力を備えていました。
その威力は当時のソ連軍火砲の中では最も対装甲威力のあるものだったといわれています。圧倒的な火力とは反対に、装甲が薄く、防御が弱点でした。そのため、実戦では対戦車ミッションや歩兵支援として運用されました。
1945年1月の東プロセインへの侵攻作戦で初陣を切ると、同年3月のバラトン湖の戦いから順次各方面に投入されました。
また、あまり知られてはいませんが、Wargaming.netは戦車の修復作業にも力を入れています。「SU-100」を修復した際のドキュメンタリービデオもぜひご覧ください。