週刊ヴィクトリヤ日記 Vol.29『小隊を組んでみよう!』

気心知れたフレンドと小隊で息のあった連携プレイ!

連載第29回となる今回は、最大3人のプレイヤーとグループを組んで、同じ戦場でプレイすることができる「小隊」の機能について解説していきたいと思います。

通常のランダム戦では2つのチームに別れて戦うと言っても、それぞれのプレイヤーは一人一人。戦闘中の局面でなかなか思うように味方と連携することが出来ず、悔しい思いをしたことがある方もたくさんいるんじゃないかと思います。「小隊」では気心が知れたお友達のプレイヤーたちと最大3人のグループを組んだ状態で同じチームとして戦場に出ることができるため、連携をして互いを援護し合うようなプレイが可能になります。
個々でバラバラに動く3両と、互いをカバーしあって連携した動きをする3両では相手にした際の手強さの違いは一目瞭然! 同じランダム戦でもソロでプレイするのか小隊を組んでプレイするのかで大分印象が変わってくるんじゃないかと思います。


小隊の組み方って?

「小隊」の種類は2つあります。一つ目は既にフレンド登録している友達と出撃前のガレージ画面で編成する通常の「小隊」。二つ目は戦闘開始後にマッチングした同じチームのメンバーからプレイヤーを選択して小隊を編成する「ダイナミック小隊」です。 まずは一つ目の通常の「小隊」の組み方から見ていきましょう。

◯ ガレージでフレンドとグループを組む「小隊」

ガレージ画面中央上部にある「戦闘開始」ボタンの左にある「小隊」ボタンをクリックすると、小隊編成用のメニューウィンドウが2つ表示されます。

「戦術ユニットへの招待」ウィンドウには現在ゲーム内にログインしているフレンド登録されたプレイヤーが表示されます。緑色のマークの場合はガレージにいる状態、オレンジのマークの場合は、そのプレイヤーは現在戦闘中となります。招待したいプレイヤーの名前をリストから、右側の「ここに連絡先をドラッグ」と書かれた場所にドラッグし、招待ボタンをクリックするとそのプレイヤーに小隊への招待メッセージが送信されます。招待メッセージを受け取ったフレンドが小隊に参加すると、「小隊:ランダム戦」ウィンドウにそのプレイヤーが表示されます。 後は小隊内のそれぞれのプレイヤーが車輌を選択し準備が完了すると戦闘に参加することが出来ます。

小隊を組んでいる場合は、小隊を編成したプレイヤーがリーダーとなり、そのプレイヤーのみが「戦闘開始」のボタンを押すことが出来ます。小隊内のプレイヤー同士は「小隊:ランダム戦」ウィンドウにて専用のチャットチャンネルを使用することができ、チャットで会話することができます。戦闘中はテキストの小隊チャットと、マイクを接続している場合は「Q」キーを押すことでボイスチャットが利用できます。小隊チャットとボイスチャットはどちらも小隊内のプレイヤーにのみ有効となり、敵味方併せて他のプレイヤーには影響を与えません。

フレンドと小隊を組む際の注意事項!

小隊を組んだ場合、その小隊は全員が同じ戦場にマッチングします。なので小隊を組む際は基本的に全員が同じTierの車輌で揃えるようにしましょう。
システム上はTier10戦車とTier1戦車で小隊を組むことも出来ますが、その場合は小隊内の最も高Tierの車輌にあわせたマッチングが行われるため、低Tierの車輌が本来マッチングすることがない高Tier帯の戦場に放り込まれることになってしまいます。味方チームの他のプレイヤーに多大な迷惑をかけるだけでなく、低Tier車輌でプレイしている方も格上すぎる相手に手も足も出ず一方的に撃破されることとなり、良いことは一つもありません…。またTier差が3以上は離れている車輌で小隊を組んで出撃しようとすると警告メッセージが表示され、それでも出撃した場合は取得経験値にペナルティが発生します。

現在のバージョンでは小隊内にTier4以降の軽戦車がいる場合も少し特殊なマッチングが発生する場合があります。詳細は『戦車の特徴を知ろう!軽戦車編』をご参照下さい。なお次回のアップデート 9.18にて軽戦車がTier10まで追加されるため、軽戦車もTier ±2の範囲までしかマッチングしないように修正される他、小隊内での各車両のTier差も±1までに制限されるためTier差が大きい小隊は編成ができなくなります。

参加できるランダム戦のタイプはリーダーとなったプレイヤーの設定が反映されるので、リーダーが「遭遇戦」や「強襲戦」にチェックをしている場合は、他の小隊メンバーがオプションからチェックを外していたとしてもマッチングされるので要注意です。

◯ 戦闘中に出会った戦友とグループを組む「ダイナミック小隊」

「ダイナミック小隊」は戦闘中に組むことができる小隊の機能です。戦闘開始前の30秒のカウントダウン終了後に同じチームのプレイヤーに対して招待を送ることができるようになります。

「ダイナミック小隊」を作成したい場合は、カウントダウン終了後に「Ctrl」キーを長押しして下さい。「Ctrl」キーを押している間はチームリストと招待用のアイコンが表示されます。「+」マークが付いたプレイヤーが招待することが可能です。プレイヤー名を右クリックして表示されるメニューから「小隊に招待」を選択すると招待が送られます。招待を受けたプレイヤーが承諾すると小隊が編成され、参加しているプレイヤー名がオレンジ色に変化します。

「ダイナミック小隊」で組んだプレイヤー同士は、通常の小隊と同じくボイスチャットと小隊チャット機能が利用できます。「ダイナミック小隊」を組んでみて息がピッタリあったプレイができたプレイヤーにはフレンド申請してみるのもアリですね!


小隊を組んでプレイするメリットって?

小隊でのプレイのメリットはなんといっても連携のとりやすさ!ランダム戦でマッチングした見ず知らずのプレイヤーに細かい指示を仰いで統率が取れた動きを行うことは難しいですが、見知ったプレイヤーと同じ小隊で戦う場合はより有機的な動きが可能です。

例えば一人が偵察を行って視界を確保し、もう一人が敵戦車の視認範囲外の後方からの攻撃を行う、1両の強力な敵戦車に対してタイミングを合わせて複数の方向から攻撃を仕掛けることで反撃を受ける可能性を分散する、残HPに余裕がある車輌が敵からの攻撃を盾役として受け、敵戦車がリロードに入ったタイミングで他の車輌が一斉に攻撃を行う、タイミングを合わせて特定の敵戦車に火力を集中し一気に撃破する、といったように戦闘中に取れる戦術の幅が大きく広がります。

『World of Tanks』のゲームシステム上、主砲の発射後には一定時間攻撃が行えないリロード時間が発生します。どんな強力な戦車を使っていても1対3で対峙した場合、攻撃が出来ないリロード中に一気に畳み掛けられると為す術もなくやられてしまう場合も…!
小隊では数の優位を活かして互いに連携しあった戦い方をしていきましょう。

小隊でのプレイ時にしか取得できない勲章も! 

連載第27回の「勲章を獲得してみよう!」でもご紹介した共同戦功章は小隊プレイやチームバトルと言った複数人のチームでプレイした時に獲得できる勲章です。
3種類の共同戦功章のうち、「戦友」と「重大な貢献」は小隊でのプレイ時のみ獲得が可能です。ただし、どちらもその戦闘において小隊で多くの敵戦車を撃破する必要があり、獲得するにはそれなりに難易度が高いと言えます。これらの勲章はしっかり連携が取れたエース戦車兵の小隊の証!小隊でのプレイする際の目標にしてみても良いかもしれません。


今回はフレンドと最大3人のグループを組んで戦闘に参加できる小隊機能について簡単にご紹介させて頂きました。味方同士が連携することが非常に重用な要素であるこのゲームにおいて、意思疎通がしやすく有機的な立ち回りが可能な小隊でのプレイは、単独で戦うことに対して大きなアドバンテージになります。「ダイナミック小隊」機能を使えば、戦闘に入った後も小隊を編成することができるので、上手く活用していきましょう。

ソロプレイを続けて伸び悩みを感じた際は、気心知れたフレンドと小隊を組んでプレイすることで、新たな戦術や連携がとれた立ち回り方などが見えてくるかもしれません。

それでは次回もお楽しみに!良い週末をお過ごしください♪

(コラム記事: ヴィクトリヤ 挿絵イラスト: しばふ)


4コマヴィクトリヤ日記 第29話

「ヴィクトリヤ日記」は毎週金曜日に公開予定です。 次回もお楽しみに!(漫画: kirusu)

 


登場キャラクター

ヴィクトリヤ

Wargaming.net Communityチーム所属の新人社員。ベラルーシ出身。しばしば先輩たちに振り回されている。

ラビ様

ヴィクトリヤが入社したWargaming.net のとあるオフィスの社長(代理)。 見た目は完全にお子ちゃまだが偉い人。

ミズキ

ヴィクトリヤの先輩社員。Community チーム所属。ヴィクトリヤのことは勝手につけた愛称の「ヴィッキー」と呼んで可愛がっている。

クルイロ

Wargaming.net の社員。Quality Assurance チーム所属。 ロシア出身。オフィスの奥にある部屋で黙々とテストプレイをしている。

ツノダ

Wargaming.net の社員。Community チーム所属。 オフィス内のでっかい代表。色々でっかい。重戦車が大好き。


 

4コマヴィクトリヤ日記 作者プロフィール

kirusu

簡単に爆死するへっぽこ駆逐戦車愛好漫画描き。
Web:  http://kirusu.com 
Twitter:  https://twitter.com/kirusu

  • ヴィクトリヤ キャラクターデザイン & 挿絵 : しばふ

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