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週刊ヴィクトリヤ日記 Vol.06 『戦車の矛と盾。砲弾と装甲について』

 

戦車の装甲と砲弾について学んでいきましょう!


連載第06回となる今回は、ゲーム内にてチームの敵戦車を撃破する上で知っておきたい、戦車の装甲と砲弾の基本的なポイントなどをご紹介していきたいと思います。

敵戦車を撃破するには…?

『World of Tanks』で敵を撃破する方法は至ってシンプル。自分の戦車で攻撃し、敵戦車のHPを0にすることで撃破することが可能です。

ですが、『World of Tanks』のゲームシステムでは単純に敵戦車に砲弾が当たれば必ずダメージが入る、というわけではありません。それぞれの戦車ごとに各部の装甲の厚さが細かく設定され、装甲が厚い箇所を攻撃した場合はダメージがほとんど入らなかったり、攻撃が弾かれてしまい全くダメージが入らない、なんとことも…。

敵戦車を攻撃する場合は、自分が使用する砲弾の種類、狙うべき箇所、砲弾が直撃した際の角度など、気をつけなければいけない点がいくつかありますので、一つずつ押さえていきましょう。

 

戦車の盾。装甲とは??

『World of Tanks』には多種多彩な様々な戦車が数多く登場しますが、基本的にどの車輌も装甲と呼ばれる分厚い鉄の壁によって車内が守られています。この戦車の装甲の仕組みを理解し、適切な箇所に攻撃を与えることが敵戦車撃破への第一歩となりますので、しっかり学んでいきましょう。

戦車の装甲配置の参考イメージ。
濃い色の部分ほど装甲が厚く、図の赤い箇所は戦闘中に被弾しやすい部分なので最も分厚くなっています。

一部例外はあれど戦車は基本的に敵戦車からの攻撃を受けやすい車体や砲塔の前面部分の装甲が最も分厚くなっていることがほとんどです。
とは言え、車体全てを分厚い装甲で覆ってしまうと車体がとっても重くなってしまい動きが遅くなってしまうので、車体の側面や背面、上面などの装甲は前面装甲と比較して薄くなっていたりします。

戦闘中、最も狙いやすいのは敵戦車の前面部分ですが分厚い前面装甲で攻撃が阻まれる可能性も高くなります。敵戦車の前面を攻撃して弾かれてしまった場合は無理に攻撃を続けるのではなく、装甲が薄い側面や背面を狙っていくなど臨機応変に戦術を切り替えていくことが重要です!

 

戦車の矛。砲弾の種類と特性をしっかり押さえておきましょう!

戦車の矛といえば、砲と砲弾。今回は『World of Tanks』に登場する砲弾について簡単に解説していきたいと思います。

『World of Tanks』に登場する大抵の車輌は、高速で飛翔し運動エネルギーで相手の装甲を貫通することでダメージを与える「徹甲弾(AP)」と、砲弾の中に詰まった炸薬が爆発することによって相手にダメージを与える「榴弾(HE)」という2種類の砲弾が使用可能です。
また、それとは別に1発あたりの費用は高くなりますが、非常に優れた貫通力を持つ硬芯徹甲弾(APCR)や対戦車榴弾(HEAT)といったような強力な砲弾も登場しますが、そのあたりの説明はまた別の機会にじっくり行いたいと思います。

まずは基本的な砲弾である「徹甲弾」と「榴弾」。この2種類の砲弾の特性をしっかり覚えておきましょう! 

高い貫通力で相手の装甲を貫く!徹甲弾(AP)

戦車の基本的な砲弾である徹甲弾(AP)は、運動エネルギーで相手の装甲を貫通する事でダメージを与える砲弾です。ゲーム内に登場する自走砲を除くほとんどの車輌での標準的な使用砲弾となり、主にこの砲弾を使って戦っていくことになります。

徹甲弾(AP)の主な特徴

  • 高い貫通力を持ち、相手の装甲を貫通することでダメージを与える。
  • 装甲に弾かれてしまった場合はダメージが一切入らない。
  • 破壊可能な障害物を貫通し、ダメージを与えることが出来る。
  • 運動エネルギー弾なので、目標との距離が離れると貫通力が減衰する。
  • 入射角度が大きいと弾かれて跳弾してしまう。

徹甲弾は安定したダメージが期待できる砲弾ですが、以下の点に気をつけましょう。

敵車輌までの距離の影響

徹甲弾(AP)や硬芯徹甲弾(APCR)は、運動エネルギーを使って相手の装甲を貫く砲弾なので、距離が離れれば離れるほど貫通力が減衰します。
『World of Tanks』のゲームシステム上は100mまでは貫通力は一切減衰しませんが、100mを超えると距離に応じて少しづつ貫通力が減衰していくので要注意です。

破壊可能な障害物(オブジェクト)の影響

ゲーム内に登場する破壊できる障害物や建物(木造家屋や自動車など)を徹甲弾(AP)や硬芯徹甲弾(APCR)で攻撃した場合、砲弾はそのオブジェクトを貫通し敵車輌に当たり判定が発生します。
榴弾(HE)やHEAT弾は、オブジェクトに当たった瞬間に爆発するため、オブジェクトを貫通することは出来ません。

砲弾の入射角にも気をつけましょう!

砲弾が車輌に命中した場合、その入射角度によって見かけ上の装甲厚が変動します。徹甲弾(AP)や硬芯徹甲弾(APCR)は基本的に直撃した角度が70°以上だと跳弾してしまいます。* 攻撃する際は敵の車輌の装甲に対してなるべく直角に砲弾が当たるよう心掛けましょう!

*自身の砲の口径が相手の車輌の装甲厚の3倍以上ある場合は、跳弾判定を無視して貫通判定に移行します。

 

爆発でダメージを!モジュール破壊にも有効な榴弾(HE)

戦車の基本的なもう一つの砲弾である榴弾(HE)は、砲弾内の炸薬が爆発することで相手にダメージを与える砲弾です。着弾した瞬間に爆発するため距離による減衰がなく、またそのダメージ量は基本的に砲の口径に依存します。

榴弾(HE)の主な特徴

  • 砲弾内の炸薬が爆発することでダメージを与える。
  • 徹甲弾に比べて貫通力は大幅に低いが、距離が離れても貫通力が減衰しない。
  • 装甲を貫通できた場合は徹甲弾よりも威力が高い。
  • 貫通できなかった場合も爆発ダメージを与えたり、モジュール等に損傷を与えることが出来る。
  • 着弾時に砲弾が爆発するため跳弾はせず、破壊可能な障害物も貫通できない。

榴弾は以下のシーンで使用することが効果的です。

1. 榴弾の貫通力が敵の装甲厚を上回る場合

一部の駆逐戦車や自走砲、軽戦車など装甲が薄い車輌や、砲搭上面に装甲がないオープントップ車輌の装甲で守られていない部分を攻撃する場合は、榴弾が貫通し大ダメージを与えることができる可能性が高いため、榴弾を使っていきましょう!

2. 敵車輌の履帯を切ったり、主砲などのモジュールに損傷を与えたい場合

榴弾は徹甲弾と比較して履帯や主砲などのモジュール、搭乗員に損傷を与えやすいため、履帯を攻撃して敵戦車の足止めしたい場合などに効果的です。

特に敵車輌が陣地を占領中に占領ポイントをリセットしたい場合、徹甲弾を使用して砲弾が弾かれてしまうとダメージが入らないためポイントをリセットできませんが、榴弾の場合はモジュールを損傷させるなどして占領ポイントをリセットすることができるので、陣地占領の妨害にも有効と言えます。

3. 榴弾の使用を想定された主砲を搭載している場合

IV号戦車(Pz.Kpfw. IV Ausf. H)が搭載できる「10.5 cm Kw.K. L/28」やKV-2の「152 mm M-10」といった短砲身・大口径の砲は榴弾の使用を想定した砲となっています。これらの砲を搭載する場合は、榴弾をメインで使用していきましょう。


今回は少し複雑な戦車の装甲と砲弾について解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
これらの知識を活かして相手車両に有効なダメージを与えていくことが敵戦車を撃破への近道となりますので、しっかり覚えて戦場で活かしてくださいね。

それでは次回もお楽しみに!良い週末をお過ごしください♪

(コラム記事: ヴィクトリヤ 挿絵イラスト: しばふ)

 


4コマヴィクトリヤ日記 第06話 「ロシア語って難しいです…。」

 

連載コラム「ヴィクトリヤ日記」は毎週金曜日に公開予定です。この続きは来週の更新をお楽しみに!


登場キャラクター

ヴィクトリヤ

Wargaming.net  / Community Team 所属の新人社員。ベラルーシ出身。
日本での生活が長いため、見た目に反してほとんど外国語は話せず…?


ラビ様

ヴィクトリヤが入社したWargaming.net のとあるオフィスの社長(代理)。偉い人。
自由奔放で「おもしろければそれで良し!」の主義。


ミズキ

ヴィクトリヤが入社したWargaming.net のオフィスの先輩社員。
ヴィクトリヤのことは勝手につけた愛称の「ヴィッキー」と呼んで可愛がっているが、彼女がひどい目にあう時は大体この人のせい。


クルイロ

ヴィクトリヤが入社したWargaming.net のオフィスの先輩社員。
Quality Assurance チーム所属。ロシア出身。日本語の他、英語とロシア語を喋る事ができる。


  • ヴィクトリヤ キャラクターデザイン&挿絵イラスト :  しばふ
  • 漫画 & イラスト:  kirusu

 

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