敵要塞に対する突破攻撃を想定した突撃戦車として開発されたのが
VII
AT 15A
です。1943 年 10 月 5 日に設計が完了し、A39 トータス (Tortoise) 重突撃戦車を開発する上での基礎となりました。どのような性能なのか、詳しく見ていきましょう。
本車輌はマッチング優遇付き車輌であり、Tier IXとマッチングすることはありません。ただし小隊を組んでプレイする際、他の小隊メンバーがマッチング優遇車輌を選択しない場合は、本来マッチングされないTierともマッチングすることがあります。
特徴
装甲
正面装甲の垂直部分には228.6mm厚の装甲が配置され、非常に優秀な耐弾性を誇ります。側面装甲は、上部には152.4mm厚、下部履帯裏には101.6mm厚の装甲がそれぞれ配置されており、緩い角度で着弾しても跳弾できる十分な装甲厚を備えます。
正面に向かい合った際の本車輌の弱点は、車体上部の向かって左側に取り付けられた機銃塔（実装甲厚152.4mm）と、向かって右側の非常に小さな車長用キューポラ（実装甲厚約140mm）、砲身の下にある車体上部傾斜部分（実装甲厚約170mm）です。これらの数値を見ても弱点とは言えない程の優秀な装甲を持っています。
さらに、TierVII駆逐戦車としては多いHP量も持ち合わせているため、より多くの被弾に耐えることもできます。
機動性
最高速度が遅い上に低い出力重量比しかなく、機動性は劣悪です。接近戦になった場合は、重戦車にさえ回り込まれてしまう危険もあります。回り込まれそうになった場合は障害物を使ってブロックするなどの対処を行いましょう。
攻撃性能
単発ダメージが低いものの装填速度が速い連射型の砲を備えています。DPMも優秀であり、継続射撃を行うことで活躍できます。照準性能と射撃精度も優れている上、幅広い射角を持ち扱いやすい砲操作性ではありますが、少しだけ癖があります。左右旋回限界は左右どちらも25度ずつ、俯角は-10度もあり幅広い射角を持っていますが、仰角は+10度しかありません。戦っている地形によっては十分な射角を得られないことがあることを注意しながら行動しましょう。
隠蔽率と視認範囲
TierVII駆逐戦車として平均的な視認範囲を持ち、車体の大きさの割には隠蔽率も十分です。待ち伏せなども行えるため、状況を見定めて行えるようにしましょう。
典型的な重駆逐戦車であり、最前線で強靭な装甲を活かし敵砲火の矢面に立つような運用を得意とします。しかしながら、装甲のほぼ全てが垂直に近い角度で配置されているため、一定以上の貫通力を持つ敵からは簡単に貫通されてしまう危険も伴います。また機動性が劣悪であるため、遮蔽物の少ないオープンマップで多くの自走砲とマッチングすると、集中砲火を受けて成すすべなく撃破されてしまうこともあります。毎回無理に前進しようとせず、戦況に合わせて支援運用に務めるなど、柔軟な立ち回りも必要となります。
|
ストロングポイント:
|
ウィークポイント:
|
