本車輌は《四式中戦車チト》の名称でも知られる中戦車《Chi-To》をベースに開発が進められた突撃駆逐戦車である。サスペンションは同時代に運用されていた戦闘装甲車輌の大部分を相手にするうえで必要とされた10 cm Cannon Type 92砲などの強力な兵装を搭載するのに十分な性能を備えていた。しかし、防御面では密閉式の戦闘室に一定の耐弾性を備えた装甲を追加したのみで、ベースとなった車台にはほとんど改良が加えられておらず、信頼性が低かったことに加え、より性能の高い《Chi-Ri》のサスペンションが存在していたことから、草案段階で計画が打ち切られている。
こちらのパラメーターは全搭乗員の職能レベルが100%の場合の値です。