The Game Plan へようこそ!今回は新トーナメント Tier X フォーマット導入に至るまでの経歴を「Team Efficiency」所属の Spawnster 選手にご紹介していただきました!WGL APAC-ASIA の変貌の経歴や次シーズンで注目される車両をピックアップ!
Wargaming の eSports シーンに革新をもたらす WGL APAC-ASIA 2015-2016 の開幕が刻一刻と近づく今、これまでの WoT eSports シーンを振り返ってみましょう。
私は最初期に採用されていた 7/42 フォーマットの頃から選手として参加していました。通常 Tier VIII 車両 5両と Tier I 車両 2両で組まれたフォーマットは今となっては懐かしいルールです。主に比較的守りを重視する必要があったこのルールは、 Tier I 車両をうまく使って敵の隙を突く必要がありました。当時良く使われていた車両として AMX 50 100 や IS-3、 T32、 M26 Pershing、 AMX 13 90、T1 Cunningham や Leichttraktor がありました。
その後、トーナメントフォーマットは Tier 制限をより引き上げた 7/54 ルールへと移り変わりました。このルールでは、5 から 6両のTier VIII 車両と Tier VI 、Tier VII 車両を使ってチームが構成されていました。低 Tier 車両でも戦力となれるこの試合では、より多くの戦略を用いる事ができるようになりました。採用当初は前ルールでも使われた Tier VIII 車両が多く使われましたが、バージョン 9.3 で登場した T-54 LTや RU251、 M41 Walker Bulldog 、LTTB など戦術に新たな革新をもたらす車両が登場しました。さらに当時は T-54 LT を大量に投入した戦術は開けたマップで特に猛威を振るいました。
次のシーズンでは Wargaming はこれまでの Tier 制限を大幅に緩和した 7/68 フォーマットの導入に踏み切りました。これにより、史上初めて Tier X 車両がトーナメントシーンに登場することとなります。この変更は Wargaming.net League だけでなく、世界中の World of Tanks ファンに革新をもたらしました。
シーズン2より導入されるこのルールは、これまでトーナメントでは見られなかった E100や T110E5、 T57 HT、 FV215B、 AMX 50 B、 IS-7 などの Tier X 車両を始め、 Tier IX の Conqueror、 AMX 50 120 、 T10/IS-8 が人気車両として使用されています。更に、中戦車ラインナップでは Obj. 140、 Bat. Chatillion 25T 、STB-1 、T-54 が活躍しています。このフォーマットではいまだかつて登場しなかったダイナミックな戦略や車両チョイスがみられることでしょう。
今シーズンは WGL APAC-ASIA 史上最も白熱するシーズンとなることでしょう!