[トーナメント] Armoured Persona シーズン 2: Growing Pains – 終末

チームの優れた戦略家として才覚を発揮するMikhail。アーバントレーニングを通して新たな発見をしたメンバー達。有意義なトレーニングを終え、強い仲間意識を感じながらガレージで一日の終わりを迎える。

 Mikhail: 知ってると思うけど、みんなそれぞれ違う強みを持ってる。それぞれの短所をカバーするよりも、それぞれの強みを前に出していったほうがずっといい結果が出せるはずさ。

 Arlette (不機嫌そうな表情): はいはい、ごもっともね。キャプテンになれて嬉しかった。みんなと何か一緒にできないかと思ったんだけど…不甲斐ないわ。

 Nikolai (Arletteにウインクする): いいってことよ。Adamのいない今、チームワークの重要性に今一度気付く事ができたしな。Arletteは良くやってるさ。

 Elenor: それに、今日負けたのは6回だけでしょ？かなりの上達よ！

Arletteのムスっとする顔にチームメイトから今日始めての温かい笑いが送られる。それにつられ、疲れ果てた若いキャプテンArletteからも自然と笑みがこぼれる。

 Arlette: 今日みたいにみんな揃って練習したのはほんとに久しぶり。またみんなと一緒に練習できて最高に嬉しかったわ。

 Klara (照れて赤面する): 私もよ。

 Nikolai: 若い割にはなかなか大したもんだ。

 Elenor: ちょっと、みんなやめてよ。マスカラが取れちゃうじゃない。

 Mikhail (笑いながら): それで俺達、次のトーナメントには参加するんだよな？ トーナメントにはもうずっと出てないからな。

 Arlette: 今日の練習が終わった後、トーナメントの参加条件を確認してみるわ。

チームが頷くと同時に、何者かがガレージのドアを叩く。

 Elenor: こんな時間に一体誰だ？

そして突然ドアが激しく開く。