[JPL] 第５週ハイライト

最後の意地を見せたBULLS、大健闘するも進出ならず

BULLS・FOXES、どちらのチームにもプレイオフ進出のチャンスが残されたグループステージ終戦。4週目までのランキングで優位に立つFOXESは、TB勝利以上（2ポイント以上獲得）で進出が確定、さらにTB敗北（1ポイント獲得）でも進出の可能性がある。ただし、BULLSに残された道は勝利（3ポイント獲得）のみだ。グループステージ序盤では本調子ではなかった両チーム、4週目で双方とも輝かしい活躍をみせ波に乗り仕上がっていた。どちらが勝利してもおかしくない。

マッププールは、1マップ目ムロヴァンカ・2マップ目鉱山、タイブレークマップはゴーストタウンとなった。両チームにとっての大事な試合、この重要な1戦で運命を分けたのはマップピックだったと言っても過言では無いだろう。攻防ともにFOXESが勝利した1マップ目のムロヴァンカは、FOXES自らがピック。そして、こちらも攻防ともにBULLSが勝利した2マップ目の鉱山は、BULLS自らがピックだったのだ。ムロヴァンカでの2ラウンドが終了した時点でセットカウントはBULLS 0 - 2 FOXESとなり、この時点でBULLSのプレイオフ進出は閉ざされてしまった。もちろんBULLSも、相手ピックのマップだからといって易々と敗北を許した訳ではない。BULLSが優位に立ったシーンも多かったが、FOXESの粘りと咄嗟の機転が決定打となったのだ。

BULLSの運命を決めた2ラウンド目、BULLS攻撃・FOXES防衛の戦闘では、BULLSが見事な釣り出し戦術で中盤まで試合展開を有利に進めていた。しかし、終盤でFOXES X AMX 13 105 Samchaiが飛び出しBULLSに対応を迫る状況をメイク。 X Super Conqueror simoko・ X Kranvagn Hyde_Yuukiもこの勝機を逃さず戦線を押し上げ、タイブレーク以上の結果を確定させる2ラウンド目勝利をもぎ取った。

BULLSは続くラウンド、完璧な戦術で3連勝をおさめるも試合結果としてはTB勝利となり、ポイント差でやむなくグループステージ敗退が決まった。

KRAKENSが完璧な試合展開でプレイオフへ向け上昇気流

これまでも揺るがない強さを誇っていた無敗のKRAKENS。グループステージ最終週となる本試合で、さらに磨きがかかった強さを見せてくれた。しかも、単純な強さではない。車輌選択や配置などのジャンケン要素が伴う「戦略」面で勝ち、流動的な試合展開で的確な陣地変換やフォーカス対応を行い「戦術」面でも勝ち、プレイヤー個々人が咄嗟の場面で求められる最大限のポテンシャルを発揮し「戦技」面でさえも勝利している。この試合では全ラウンドでKRAKENSの強さが見られたが、特に最終ラウンドが圧倒的だった。

4ラウンド目、崖で攻撃側KRAKENSは X CS-63 ・ X IS-7 を2輌ずつ、そして X STB-1 を1輌の、かなり機動的な編成をチョイス。そして、初動では X STB-1 のみが中央へ行き、それ以外の全車輌を2ライン経由で3ラインに差し込んだ。マップ中央に展開しようとする車輌へ複数の射線を通す超強気な配置だ。これは、もし2ラインでぶつかったとしても、ファーストコンタクト時の枚数差有利を作り、あるいは、中央展開だったとしても、初動ポジション有利で叩く戦略であろう。事実、SHARKSは東経由で3ラインへ向かわせた X CS-63 が罠にかかり瞬殺。カバーのためF4に向かった X Object 277 も中央と3ラインから挟撃され喪失。中央の崖上へ登坂を試みる X TVP T 50/51 も3ラインからの射線でジリ貧になり、崖上へ逃げ延びるも1対1をHP不利で生き残れず。車輌枚数・総HP・ポジション全てが序盤でKRAKENSの独壇場となった。残された2輌の結果は想像に難くないだろう。

"逆に" だ。このKRAKENSのタクティクスをどう崩す？仮にSHARKSと同じ車輌選択だったとして考察してみる。カウントダウン時に見える車輌選択で「初動でどこかにラッシュされる可能性が高い」ことは分かる。中央？2ライン？どこへ来る？自チームの車輌編成の瞬間火力の高さを活かしたい。もし中央奥へ全車輌ラッシュをかけて流し込む場合、 X T110E5 が出遅れる上に継続火力とHPが足りないため得策では無いように感じる。また、仮にKRAKENSが本ラウンドと全く同じ配置だった場合だったとしても、クロスが苦しいだろう。となると2ラインラッシュ？いや、こちらも継続火力とHPが足りないように見える。

結果的に私は、20秒ほど時間を空けての時間差2ラインラッシュが最も可能性が高いのではないかと考察したが…諸君らはどう思うだろう？全てが見える上空視点から試合の動向を確認した後でさえ、崩し方を明確に見い出せない。KRAKENSの強さはここにある。

ノーガードの鉱山殴り合いを制したのはCROWS、THUNDERBIRDS惜しくも敗退

THUNDERBIRDSは4週目までの順位が5位。この日1試合目に行われた、順位が1つ上のFOXESの結果次第によっては、この試合でどう足掻いてもポイントが届かなくなりプレイオフへの進出が閉ざされる。THUNDERBIRDSの命運がかかった1試合目はBULLSのTB勝利、これによりプレイオフ進出の可能性が残された。プレイオフへの最後の1枠をかけた大事な1戦となったTHUNDERBIRDS、進出できる条件は勝利のみ。2ラウンド落とした段階で敗退が確定する。

最初のマップの鉱山、1ラウンド目は双方 X CS-63 を2輌採用し全車輌で初動中央ラッシュ。CROWSが X CS-63 同士の中央ファーストコンタクトでアドバンテージを取った上に、 X Object 277 も丘上へ流し込みクロスを形成しそのまま勝利。THUNDERBIRDSは序盤に作られた不利を取り返すのは難しく、1ラウンド目敗北を許してしまう。THUNDERBIRDSの進出に暗雲が立ち込めた2ラウンド目、再び両チームは X CS-63 を2輌採用し全車輌で初動中央ラッシュ。中央丘上を奪い合う熾烈な戦いは終始拮抗したシーソーゲームとなる。このラウンドでも序盤はTHUNDERBIRDSがやや不利となったが、THUNDERBIRDS X IS-7 Meruが機を見て丘上へ加勢しポジション有利を作った。CROWSはこの状況を許さず、すぐにHPの少ないCROWS X Object 277 nisikiを庇いながら、後衛の重戦車を使ってプッシュ。この攻勢にすぐ対応したTHUNDERBIRDSだったが、ここから両チームの総HP差が徐々にCROWS有利へ広がっていく。終盤では車輌枚数差がつきTHUNDERBIRDSが圧倒的不利となるも、CROWS X CS-63 Albertが最後まで諦めず奮闘。しかし、一縷の望みをかけた崖下りが失敗に終わり、CROWSが2ラウンド目勝利。THUNDERBIRDSはプレイオフ敗退が決定したが、最後まで諦めない素晴らしいゲームを見せてくれた。

プレイオフ準決勝：6月10日（金）

次週、6月10日（金曜日）21:00からプレイオフステージが開始される。まずは準決勝だ。

準決勝の組み合わせは、グループステージでの順位によって決定、「1位 vs 4位」と「2位 vs 3位」となる。また、試合フォーマットもやや異なり、これまでBo5だった戦闘数はBo7へ。さらに、試合開始前までに両チームによるマップBan/Pickが行われる。グループステージ上位チームがマップBan/Pickのアドバンテージを持つ。『JAPAN PREMIER LEAGUE』が終盤戦へ突入した！頂点へ立つのはどのチームか！？注目しよう！

次の試合でもTwitch DropsがONに！

次週もプレミアム車輌がゲットできるかもしれないTwitch Dropsが行われるぞ。Dropsを1つ受け取るのに必要な視聴時間は45分だ。配信を見て豪華アイテムのゲットを目指そう！

Dropsレベル1 （45分継続視聴）	Dropsレベル2 （Dropsレベル1を受け取り後さらに45分継続視聴）	Dropsレベル3 （Dropsレベルを2受け取り後さらに45分継続視聴）
下記のうちどれか1つ	下記のうちどれか1つ	下記のうちどれか1つ
ミッション「WoTプレミアムアカウント1日分」x1 ミッション「25,000クレジット」x1 ミッション「勝利時の取得EXP5倍」x3	ミッション「WoTプレミアムアカウント1日分」x1 ミッション「WoTプレミアムアカウント3日分」x1 ミッション「25,000クレジット」x1 ミッション「勝利時の取得EXP5倍」x3 or x5 スタイル「ダズル」x1 スタイル「KIMONO」x1 迷彩「ジャパニーズ・スシ」x3（砂漠用、夏季用、冬季用）	ミッション「WoTプレミアムアカウント1日分」x1 ミッション「WoTプレミアムアカウント3日分」x1 ミッション「25,000クレジット」x1 ミッション「勝利時の取得EXP5倍」x5 or x10 or 15 or x20 スタイル「ダズル」x1 スタイル「KIMONO」x1 迷彩「ジャパニーズ・スシ」x3（砂漠用、夏季用、冬季用）ミッション II Tetrarch ミッション III M3 Light ミッション II T7 Combat Car ミッション III M22 Locust ミッション III Pz.Kpfw. T 15 VI Heavy Tank No. VI VI TOG II*