戦車長の皆さん!
Wargaming は 2016年07月03日(日) に Red Bull Studios Tokyo Hall でプレイスキルアップとトーナメントなどで行われるチーム戦でのチームプレイについて学ぶブートキャンプイベント、『World of Tanks トレーニングキャンプ』を開催しました。
国際大会などで活躍している日本のトップチーム『Caren Tiger』 と 『B-Gaming』 のメンバーを講師として迎え、参加者は座学と実践を交えたトレーニングで戦術やテクニックをみっちり学びました。
照り付ける暑さの中、トレーニングキャンプには 35 名の熱心なプレイヤーが参加しました!
会場は渋谷の Red Bull Studios Tokyo Hall。イベント中はなんと Red Bull が飲み放題! |
イベントでは Tier VI 制限の 5 対 5、マップは鉱山限定という通常のトーナメントとは違った特殊なルールで行われました。基本となる戦術やテクニック面を磨くことに集中してもらうため、皆さん比較的馴染みのある Tier で人数やマップを絞ったルールにしました。
まずはトッププレイヤーのお手並み拝見。チーム分け直後の参加者チームと講師陣チームによるバトルが行われました。参加者一同からは腕試しを希望する希望者が続々と集まりすぐにチームは満杯に。しかしながら、結果は講師陣チームの圧勝。日本が誇るトップチームの名に恥じない圧倒的な実力差を見せつけます。
Wargaming On Air でおなじみ、女優の結さんと運営チームの Taro_JP が会場に登場!ホールの後ろのブースから会場に来れなかった方へ向けてイベントの様子を配信しました。
腹が空いては戦はできぬ、ということで日本のトップチームの実力を見た所で午後の講義に入る前にランチタイム。
ランチタイムでチームの親睦を深めてもらい、基本となるテクニックを学ぶ座学タイムに入ります。 |
まずは 『B-Gaming』 の takkyyy 選手がトーナメントで利用する車輌について説明。Tier VI の編成での基礎として機動性の高い中戦車の Cromwell と T37 が候補にあがりました。T37 は Cromwell よりも精度が高いことが魅力ですが、鉱山のような狭いマップでは HP が高く、1 発多く耐えることが出来る Cromwell のが有利とのことです。
5 対 5 と人数が少ないため中戦車がメインとなりますが、防衛側では重戦車を使うことも。候補として M6、O-I そしてなんとまさか TOG II* がピックアップされました。M6 は重戦車にしては足が早く、O-I は単発火力、そして TOG II* はこれを使って勝つとカッコイイ!(しいて言えば HP の高さが魅力!)とユーモアを交えた説明がされました。
搭乗員スキルでは能力向上の「戦友」を基本とし、車長は「偵察」、「なんでも屋」、「第六感」、砲手は「連射」、「射撃の名手」、操縦手は「オフロード走行」、「スムーズな運転」、「クラッチの名手」を取ると良いと紹介されました。拡張パーツは照準拡散を小さくし精度を上げる「砲垂直安定装置」と装填時間を短縮する「装填棒」は必須、3つ目の拡張パーツは車輌タイプなどによって異なるが搭乗員スキルが上がる「改良型換気装置」を消耗品の飲食物と利用することでさらなるスキル向上を狙えるとのことです。
車長 | 戦友 | 偵察 | なんでも屋 | 第六感 |
---|---|---|---|---|
砲手 | 戦友 | 速射 | 射撃の名手 | - |
操縦手 | 戦友 | オフロード走行 | スムーズな運転 | クラッチの名手 |
装填棒 |
砲垂直安定装置 |
改良型換気装置 |
最後にチーム戦で特に重要なポイント、「フォーカス」と「ヘルス管理」について触れました。「フォーカス」とはチームで連携を取り、 1 輌の敵車輌に集中して砲撃をすること。また「ヘルス管理」とは、第一に自らが撃たれないように行動し、やられそうな味方を自分の体を挺してカバーし、全体の頭数が減らないよう行動を取ることだと参加者に伝授しました。
次に Aki00v 選手は、今回採用された試合形式に沿って行われた模擬戦のリプレイを利用し、チームでの戦い方とマップ「鉱山」でのセオリーを解説しました。
鉱山では中央と西側で戦闘が発生しやすく、中央の丘を取ることが鍵だと説明しました。
4 対 3 などで対立した場合、局所的な数的優位を利用して敵を殲滅、攻めるときは HP の多い車輌から出るなど、先ほど習ったフォーカスやヘルス管理の応用を紹介しました。フォーカスする車輌のプレイヤー名や残り HP などでわかりやすく味方に伝える、オフライントーナメントではその場で声を出して連携を取ることになるので席順を考えるべきなど、実践的なアドバイスも挟まれます。
また、自走砲をチームに入れた場合は装填時間を稼ぐ為にあえて戦線を硬直させる、軽・中戦車で重戦車に正面から撃ちあうのは不利なので一旦引くことも重要など車輌タイプ毎のヒントも紹介しました。
座学の後は配布されたマップなどを利用し作戦会議、そして実際にチーム戦を行ってもらう練習タイムに入りました。
各チームに講師の選手が入り作戦会議が行われました。 |
ホール側では練習試合の間にホワイトボードを利用した Wargaming ロゴが剃り込まれたヘアスタイルが素敵な Caren Tiger、shinozakit 選手などによる解説コーナーもあり、参加者は熱心に聞き入っていました。 |
実践練習の後には今回参加した 7 チームによるトーナメントを開催し、オフライントーナメントならではの会場の雰囲気を味わってもらいながら、今日の成果を皆さんに披露してもらいました。
各チーム今朝結成されたチームとは思えない連携を見せたこのトーナメント。リーダーが細かい指示を出し、お互いに声を掛け合い密に連携を取っていた E チームが見事勝利しました。
諸手を挙げて勝利を祝う E チーム。 |
勝利した E チームにはなんとさらなる試練が…?最後の試練、本日の集大成として講師陣チームと最終エキシビションマッチを行うことが発表されます。
一日みっちりトレーニングしたとはいえ、やはり相手は日本トップレベルのチーム。午前中の戦いの再現かと思いきや、まさかのどんでん返しが発生。なんとE チームが講師陣チームを破り初戦に勝利を果たします!トップレベルの選手が揃うチーム相手に白星スタートを切り、目まぐるしい成長を見せつけました。
先ほど一緒に記念撮影をした mubesi 選手を相手に戦うことに…!?最終戦もおなじみの『Let's Battle!』の掛け声でスタート! |
一瞬焦りを魅せる講師陣チーム。しかし、これだけで終わらない!体勢を立て直した講師陣チームは、先程のロスを巻き返す怒涛の 2 連勝を果たし、トップチームの意地を見せつけました。
Roll Out!!