今回のアップデートでは、合計10種類の既存マップに調整が加えられるぞ。調整の内容や規模はマップによって様々だ。しかし、いずれの場合もチーム間のバランスが改善し、新たな立ち回りが可能となっているに違いない。「山岳路」、「漁師の港」、「ストゥジャンキ」、そして「オイスター・ベイ」には大規模な変更が加えられている。一部だけを切り取れば、「あれ、ここどこだっけ?」と戸惑うことすらあるかもしれない。規模はやや抑え気味とはいえ、「ムロヴァンカ」、「崖」、さらには「ライヴオーク」にもいくつかの重要な変更が施されている。そのほか、「湖の村」、「エンスク」、そして「ジークフリート線」でも、小規模ながら見逃せない調整が行われているぞ。
今回のアップデートにおけるバランス調整の対象はマップだけに留まらない。かなりの数の既存車輌も性能の調整を経て生まれ変わることになる。プレミアム車輌、技術ツリー上の中Tier車輌、報酬車輌を含むTier X車輌など、対象の種類も実に様々だ。ベテランプレイヤーならば、これまで集団戦を中心に猛威を振るってきた報酬車輌に《ナーフ》が入ることをすでに聞き及んでいるかもしれない。いずれにせよ、ざっくりと言えば、これまでの環境でパフォーマンスが高すぎた車輌には下方修正が、低すぎた車輌には上方修正が加えられることになる。その車輌がいるかどうかで勝敗に大きな影響が生じたり、使いたくても弱いから使えない、といったケースが減り、より公平かつ多様なゲーム体験がもたらされるはずだ。
今回のアップデートでは、白熱のコンペティティブ・モード「オンスロート」も再び幕を開けるぞ。今回から合計3つのシーズンで構成される「イヤー制」が導入され、1年を通して優れた成績を残し続ければ、「年間報酬」として独自の3Dスタイルと限定搭乗員がセットになったポーランドTier X中戦車「Hurricane」が手に入る点には特に注目だ。シーズン限定の新たな報酬が登場し、「ロール・アビリティー」など戦闘バランスに関する改善が施されるのは言うまでもない。マッチしうるマップの数が増え、より素早く効率的な「ランク」の振り分けを目的とした「測定ラウンド」が導入され、そして自走砲の使用が完全に禁止されたことで、さらに白熱した戦闘を楽しめるのは間違いない。
アップデート1.22では、「バトルパス」も新シーズンを迎えることになる。第二次世界大戦のイタリア戦線をテーマにした前シーズンからは打って変わって、今回はなんとあの謎に満ちた閉鎖都市《ミールヌイ13》が舞台だ。新シーズンの「コア車輌」は、「Object 140」、「M-V-Y」、そして「Jagdpanzer E100」の3輌。報酬としてそれぞれに専用のプログレッシブ3Dスタイルが用意されているのは、もはや触れる必要もないかもしれない。期間中に戦闘を重ねて全チャプターを制覇できれば、今回も大量の報酬が手に入る。時間が足りないようならば「改良パス」を手に入れてステージを購入したって構わない。「バトルパス2023」の最後を飾るシーズンだ。「バトルパス・トークン」をしっかり使い切るのを忘れてはいけないぞ。
「WoT Plus」をすでに利用しているプレイヤーや、利用を検討しているプレイヤーに朗報だ。今回のアップデートでは、限定車輌「TS-54」、「ゴールド庫」、「搭乗員教育プログラム」といった既存の特典に加えて、新たに「アテンダンス報酬」が追加される。サブスクリプションの有効期間中にゲームにログインするだけで毎日ランダムで報酬が手に入るこちらの新特典、ログインする頻度が高いならば見逃す手はないぞ。
これまで『World of Tanks』では、戦闘中に車輌が横転または転覆してしまった場合、親切な味方が助けてくれるのをひたすら願うしかなかった。そんな《お祈りタイム》も今回のアップデートでお終いだ。今後は「ランダム戦」モードで車輌が横転または転覆しても、完全に移動停止してから数秒待つとタイマーが表示され、15秒の経過後に自動的に復旧できるようになる。ただし、タイマーのカウントダウンがリセットされてしまう状況も存在するため、救済メカニズムの作動条件をしっかりと確認しておくのがオススメだ。
WoTプレミアムアカウントをご利用中の方には、アップデートに伴うメンテナンス期間中の補填として、WoTプレミアムアカウント24時間分を追加で配布いたします。ゲーム内ショップでのお買い物は、サーバー復旧後にお楽しみください。
『World of Tanks』サーバーは日本時間2023年9月5日の03:00 から08:00までご利用いただけません。
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