前回の激突から早くも1年。《アライアンス》とvon Krieger一家の戦いが、再び幕を開けます。今年の「Blitzträger auf E 110」は、新たな破壊兵器「ヒュペリオン」を搭載しています。広範囲に対して大ダメージを与えられるその性能は、驚異以外の何物でもありません。もちろん、《アライアンス》も手をこまねいているばかりではありません。新たな仲間を迎え、使用できる車輌も増えています。アビリティーの種類や効果も部分的に変更されている点に要注目です。
戦闘ルールにも変更が加えられています。「ジェネレーター」を破壊して「シールド」を無効化しないと「Blitzträger」にほとんどダメージを与えられないのは、これまでと同様です。しかし、今回のイベントでは、「ジェネレーター」を破壊するには周囲の「哨戒車輌」を掃討するだけでよく、また「ジェネレーター」を1基破壊する度に「ハーリア車輌」の単発火力が上昇するようになっています。さらに「スキルマッチ」が導入され、実力やルールの理解度が近いプレイヤーと戦闘できるようになっている点も見逃せません。また、報酬としてレンタルできる「Waffenträger auf E 100」には4種類のパークを習得済みの搭乗員1組がついてくるため、昨年のように車輌適性や職能の変更操作を行わなくてよいのも、細かいながら嬉しい変更点です。
今回のイベントには様々な報酬が用意されている。入手方法も様々だ。その中でも特に魅力的なのは、やはり「ゲート」からドロップする報酬だろう。「ハーリア・ゲート」と「エンジニア・ゲート」の2種類が存在し、それぞれ対応する「スターター」を用いて起動する。
「ハーリア・ゲート」からは、WoTプレミアムアカウント、クレジット、パーソナルリザーブなどのお馴染みのリソースのほか、イベントのテーマに沿ったカスタマイズアイテムがドロップする。一方、「エンジニア・ゲート」からは、ゴールド、クレジット、パーソナルリザーブ、解除キット、搭乗員教本といったよくある報酬に加えて、レンタル車輌「Waffenträger auf E 100」、見た目を「ハーリア車輌」に変える3Dスタイル、さらには新登場のものを含むプレミアム車輌やレア車輌がドロップする。どちらの「ゲート」もドロップした報酬が気に入らなければ「リロール」できるようになっている。ただし、「ハーリア・ゲート」の場合はクレジット、「エンジニア・ゲート」の場合はゴールドで費用が発生する点に注意が必要だ。
「スターター」はどちらもイベント専用のミッションやステージの達成報酬として入手できるようになっている。車輌がドロップする「エンジニア・スターター」については、9月25日から10月9日までプレミアムショップで販売されるイベント特別パックにも収録されているぞ。
すでに触れた通り、「エンジニア・ゲート」からはプレミアム車輌やレア車輌がドロップします。気になるラインナップには、「CS-52 LIS」、「ShPTK-TVP 100」、「M-IV-Y」、「Object 274a」、「T54 Heavy」、「Strv 81」、「ISU-152K」、「FV1066 Senlac」、「K-2」の9輌が含まれています。
残る3輌は特に注目に値します。まずは今回が初登場となるドイツTier IXプレミアム駆逐戦車「KJPZ TIII Jäger」です。扱いやすく精度の高い主砲に優れた機動性を兼ね備えています。続く2輌目は、実装されてからまだ比較的日が浅く、入手難易度の高さから持っているプレイヤーも少ないソ連Tier IX中戦車「Object 283」です。砲塔を後部に配置した独特な設計と分間火力の高さを特徴とします。そして最後がドイツTier VIIIプレミアム駆逐戦車「Jagdtiger Prototype」です。強力な128 mm砲を搭載しています。
イベント「Waffenträger Hyperion」で「ハーリア隊」の一員として出撃すると、金色の「ボス車輌」に遭遇するかもしれません。名前をよく見ると、末尾の数字が異なる「Blitzträger auf E 220」となっているはずです。黄金の「Blitzträger auf E 220」は、通常の「ボス車輌」と性能こそ変わらないものの、Wargaming社員や公認コントリビューターが操縦しており、もし勝利することができれば、チーム全員に「エンジニア・スターター」が配布される仕様となっています。もちろん、リプレイファイルを保存しておけば、他のプレイヤーに自慢できるのは言うまでもありません。
「Waffenträger Hyperion」は、ただゲームプレイを楽しむだけではなく世界観や背景設定について調べるのも好き、という方にとってもピッタリのイベントです。過去数年にわたってプレイしている方ならばよくご存じの通り、「Waffenträger」イベントには、「Blitzträger」を生み出した悪名高き天才科学者、Max von Kriegerの一家をめぐるバックストーリーが用意されています。《アライアンス》はあまりにも危険すぎるその兵器の鹵獲を試みてはいるものの、Max von Krieger自身や、天才の名を継ぐ愛娘、Ermelinda Jungによってことごとく阻止されています。今回の物語は、Ermelindaが「ヒュペリオン」の名を冠した新たなる破壊兵器を完成させたという不穏な報せが《アライアンス》のもとに届くところから幕を開けます。そして《アライアンス》はErmelindaの行動を先読みするため、なんと彼女の実姉、Hannelore(ハンネローア)を指揮官として採用する決断を下します。
世界の命運をかけた《姉妹喧嘩》の行く末やいかに!?結末はぜひご自身の目でお確かめください!ちなみに、新キャラクターのHanneloreはイベントでステージを進めると搭乗員としても手に入るようになっていますよ!
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