戦車長の諸君!
『WoT』では収集したパフォーマンスに関する統計データに基づき、各車輌にバランス調整を行い続けている。そしてアップデート1.27.1では、以下の重戦車ルートへの調整が加えられることとなった。
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X
E 100
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X
Type 71
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X
M-V-Y
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X
60TP Lewandowskiego
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X
Maus (Tiers V~VII車輌のみ)
まとめ
調整はすべて、以下の方針に基づいたものとなっている。
- 車輌ならではの特徴に影響を与えることがないよう細心の注意を払いながら、パフォーマンスが低い車輌を強化し、パフォーマンスが高すぎる車輌を弱体化させる
- モジュールの研究の仕組みを合理的なものにする
- 初期モジュール構成をプレイしやすいものにする
各ルートの高Tier車輌への変更点を見ていこう。
「E 100」ルート
「E 100」は、砲塔前面装甲と旋回速度が改善された。また、搭載する12.8 cm砲はさらに高精度なものとなり、標準砲弾の貫通力にも強化が施されているぞ。先行車輌である「E 75」と「Tiger II」も散布界と照準時間が向上した。後者については、10.5 cm砲が削除されることとなった。









「60TP」ルート
このルートに加えられる調整は必ずしも「全体的な弱体化」ではなく、いくつかのパラメータについては強化が行われることとなった。例えば「50TP Tyszkiewicza」、「53TP Markowskiego」は散布界が縮小され、分間火力と照準時間が改善された。後者の「53TP Markowskiego」は、搭載する105 mm 砲の貫通力が向上し、122 mm 砲が削除された。そして、高すぎるパフォーマンスが問題となっていた「60TP Lewandowskiego」については分間火力、車輌HP、射撃精度をわずかに低下させた。分厚い装甲と750HPの単発ダメージはそのままとなっているので、敵からしてみれば、かなり手ごわい相手であることに変わりはないだろう。



他のバランス調整
- 上記の調整内容を読んで、各ルートのTier VIII車輌が代替主砲を失ったことに気付いた戦車長もいるだろう。この調整は、見直しが行われた車輌ルートのモジュールの研究の仕組みを合理化する一環として行われている。また、これらの車輌ルートでは多くのモジュールが削除された。例えばTier VI以上の車輌では、搭載できる無線機は1種類のみになっている。その代わりに、モジュールがいくつか追加されていることにも注目したい。
- これらのモジュールの追加は、初期モジュール構成をプレイしやすいものにするために行われている。性能の上方修正については、車輌ごとに程度や性質が異なるが、いずれも車輌ルートを進めていく作業をより満足感が得られるものにするための変更となっているぞ。
- モジュール研究の仕組みの合理化、初期モジュール構成の強化、性能の全体的な改善は「Maus」ルートのTier V~VII車輌にも同様に加えられている。調整の最終的なゴールは、上に述べたとおりだ。
本記事ではアップデート1.27.1における、5つの重戦車ルートのバランス調整についての大まかなアプローチを紹介した。変更点は広範囲に及んでいる。バランス調整が行われたすべてのポイントについて確認したい場合は、ぜひパッチノートを参照してほしい。
戦車長の諸君!ぜひ新しくなった重戦車を試してみてくれたまえ!
Roll Out!!