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アップデート 9.4: 衝突攻撃に関するメカニズム変更について

戦車長の皆さん、

経験豊富な戦車長の皆さんは既にこの攻撃の有用性をご理解いただいているかと思います。まだプレイを初めて日の浅い戦車長の皆さんの為、この「衝突攻撃」についておさらいいたしましょう。衝突攻撃とは敵車両に体当たりを操出し、撃破する攻撃手段のことを指します。

歴史的背景

歴史上このリスキーな攻撃手段は頻繁に用いられてきたことで知られています。マドリード近辺にあるセセーニャにて繰り広げられた戦闘では、歴史上初めての衝突攻撃の実例が記録されています。この時オサッチ大尉が搭乗したT-26はファランジュ党の豆戦車を体当たり攻撃にて撃破したとされています。この一例以降、衝突攻撃は戦場で数多くの例が見られるようになりました。言わずもがな、この衝突攻撃には敵味方双方に大きなリスクが伴うこととなります。そのためこの衝突攻撃は攻撃の最終手段として用いられていました。

ゲーム中では

World of Tanks では現実の戦場と比べてより頻繁に衝突攻撃が見られています。確実に相手の車両にダメージを与えることができるこの攻撃は、戦車同士の戦闘においてはひときわ重要な攻撃手段となっています。時には経験がまだ浅いプレイヤーがより軽い戦車で大きく、重たく、装甲の分厚い敵戦車相手に衝突攻撃を仕掛けてしまうケースもたびたび見られます。この場合両者に体格差があるため、体当たりを仕掛けた方が爆散してしまうという少々恥ずかしい結末が待っています。このような目に合わないためにも、衝突攻撃を行う際には相手の車両の重量や、装甲の分厚さを意識して攻撃を仕掛けると良いでしょう。

「衝突攻撃こそ真の漢の攻撃だ!」

…というフレーズはプレイヤーの多くが耳にしたことがあるかもしれません。しかし、このフレーズを叫ぶ皆が皆World of Tanksでの衝突攻撃の特性を理解しきれていない場合があります。今回の記事ではこの衝突攻撃にまつわるダメージ計算法や、アップデート9.4で実装される変更点などについてご紹介いたしましょう。

衝突攻撃の仕組み:

1) 二両の戦車が接触した際には、その両者が接触した位置の装甲圧がまず比較されます。

2) 次にサーバーによる計算処理を行い、「接触した面」に応じた与ダメージ計算が行われます。この際ダメージを受けることとなる「衝突の力点」については、接触時の車両の移動方向や重心の位置など様々な要素が計算の一部として扱われています。また、この数値を接触点の装甲圧を計算に含め、処理が行われます。

3) 「接触した面」と「衝突の力点」の計算をサーバーが行い、両車両に与えられたダメージの計算が行われます。この計算を行う際には、以下の要素が計算内に含まれています:

  • 車両の重量
  • 衝突時の車両の移動速度
  • 「内貼り装甲」や「衝突の制御」の有無
  • 「衝突の力点」となる部分の装甲圧
  • サイドスカートや空間装甲の有無

 

アップデート 9.4

アップデート 9.4 では衝突攻撃の仕様に変更が加えられます。この攻撃をより与えられるダメージを計算する際に、衝突した部分の装甲圧がより重要な要素となります。より装甲の薄い部分に体当たりを行うことで、正面から衝突した際より大きなダメージが与えられることが期待できます。また衝突攻撃を仕掛ける側も、より分厚い正面装甲をぶつけることにより受けるダメージを減らすことが可能です。

 

是非この機会に衝突攻撃をマスターし、プレイに活かしましょう!

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