アップデート 1.0.1: イタリアTier VIII–X 車輌の詳細

今の最重要項目といえば、間もなく登場するイタリア技術ツリーです。皆さまのフィードバックや公開テストを参考にしてファインチューンされた全 11 両が、5 月 3 日に正式実装されます。低 Tier はコンパクトで軽装甲・高機動の軽戦車であり、中 Tier は火力と防御力が向上した中戦車であり、Tier VIII 以降の高 Tier は戦後の設計となっています。標準戦車計画において開発された試作車輌のひとつに由来するこれらの車輌には、自動再装填砲が採用されており、本質的に薄い装甲を、良好な機動性、素晴しい砲俯角、優れた射撃速度によって補う、という方向性で開発されています。

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皆さまは必ずしもこの国家の戦車開発史の大ファンではないかも知れませんが、高 Tier イタリア戦車に遭遇した場合 (そしてそれを熟練プレイヤーが操っていた場合) には、ガレージに送り返されてしまう可能性が高いかも知れません。加えて、新国家と射撃メカニズムを同時にご紹介する機会は、さほど多いわけではありません。ですので、地中海からやってきた新国家の車輌とどう戦うべきかに関するこの記事を、ピザでも食べながらじっくりお読み頂ければ幸いです。

P.44 Pantera (パンテーラ)

この Tier VIII P.44 Pantera は、自動再装填砲を搭載した初めての車輌です。本車のゲームプレイは、基本的には、中・近距離において良好な砲俯角と速射性が高く高精度な主砲を活かして敵を狙い撃つ、という形になります。

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主要特性
 
 
 
 
P.44 PANTERA
VIII
HP
1,400 HP
平均ダメージ
240/240/320 HP
最大速度 / 後退速度
60/20 km/h
* 自動再装填砲
搭乗員
車長 (無線手) / 装填手 / 砲手 / 操縦手
主砲
平均ダメージ
240/240/320 HP
平均貫通力
212/259/45 mm
100 m での着弾分布
0.33 m
照準速度
2.1 秒
弾倉 1 個あたりの装弾数
3 個
単発自動再装填時間
11/10/8 秒
主砲俯/仰角
-8°/+20°
砲塔
砲塔旋回速度
32 度/秒
通信範囲
710 m
砲塔装甲
120/60/60 mm
視認範囲
380 m
車体
HP
1,400 HP
最大積載量
48 t
車体装甲
80/50/50 mm
総弾数
60 個
機動性
エンジン出力
1,000 馬力
出力重量比
22.22 馬力/t
旋回速度
54 度/秒
最大速度 / 後退速度
60/20 km/h

戦闘での役割: 狙撃、中・近距離

有用ヒント:

  • 遮蔽物の付近で戦おう: この Pantera は、装甲の面においては P.43 bis に似ており、敵弾が容易に貫通してしまいます。
  • 火力と視認範囲を強化しよう: 装填棒やその他のパーク、拡張パーツ、消耗品で分間ダメージ (DPM) を強化し、長砲身 90 mm 砲の能力を最大限に活かしましょう。
  • 1 発 1 発を的確に撃ち込もう: 弾倉内の全弾を撃ち尽くすのは、そうすることが効果的である場合のみに留めましょう。恐るべき敵の目前で再装填のために撃てなくなってしまう、という状況は避けるべきです。
  • 自動装填モードを多用しすぎないようにしよう: 2 発目、3 発目は、敵の履帯を切ることを狙う場合のみに使用しましょう。

Prototipo Standard B (標準戦車 B 試作型)

Pantera は、1 発 1 発を的確に撃ち込む術を教えてくれる車輌でしたが、この Tier IX Prototipo は、その技術をさらに磨いてくれる車輌です。粘着榴弾 (HESH) を使用可能であるため、第 2 線から軽装甲車輌に痛打を与えることが可能です。ただし欠点として、装填時間が長く、装甲は不充分です。

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主要特性
 
 
 
 
PROTOTIPO STANDARD B
IX
HP
1,700 HP
平均ダメージ
360/360/440 HP
最大速度 / 後退速度
65/23 km/h
* 自動再装填砲
搭乗員
車長 (無線手) / 装填手 / 砲手 / 操縦手
主砲
平均ダメージ
360/360/440 HP
平均貫通力
268/330/105 mm
100 m での着弾分布
0.35 m
照準速度
2.3 秒
弾倉 1 個あたりの装弾数
3 個
単発自動再装填時間
15/13/11 秒
主砲俯/仰角
-10°/+20°
砲塔
砲塔旋回速度
34 度/秒
通信範囲
745 m
砲塔装甲
60/55/55 mm
視認範囲
390 m
車体
HP
1,700 HP
最大積載量
39 t
車体装甲
50/25/15 mm
総弾数
60 個
機動性
エンジン出力
750 馬力
出力重量比
21.75 馬力/t
旋回速度
54 度/秒
最大速度 / 後退速度
65/23 km/h

戦闘での役割: 第 2 線からの支援用の中戦車

有用ヒント:

  • 動き回ろう: Prototipo の射撃精度は低めですので、遠距離射撃には不向きです。敵車輌に接近してダメージを与えた後、安全に退避しましょう。
  • 弾倉を状況に応じて活用しよう: 装填時間は 3.25 秒です。戦況を分析した上で、単発モードで運用するか自動装填モードで運用するかを切り替えましょう。弾倉内の全弾を撃ち尽くすのは、その後に再装填の時間を確保できる場合のみにすべきです。単発モードで運用しつつ敵を追い詰めた後、自動装填モードで連射を加えて仕留めるのです。
  • 安全な位置取りを心掛けよう: 本車の装甲は不充分であるため、敵から優先的に狙われます。
  • 長所を強化しよう: Pantera と同様に、装填棒やその他のパーク、拡張パーツ、消耗品で分間ダメージ (DPM) を強化しましょう。

Progetto M40 mod. 65 (40 トン級戦車 1965 年型計画案)

イタリア・ラインの頂点に君臨する本車は、Tier VIII および IX の同僚とは異なり、単発モードで運用した場合よりも、2-3 発の連射において真価を発揮します。本車は、イタリアの特長である素晴しい砲俯角と機動性、イタリアのトレードマークである自動再装填砲を受け継いでおり、そして弾倉には最大 4 発を装填可能なのです。 

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主要特性
 
 
 
 
PROGETTO M40 MOD. 65
X
HP
1,900 HP
平均ダメージ
360/360/440 HP
最大速度 / 後退速度
65/23 km/h
* 自動再装填砲
搭乗員
車長 (無線手) / 装填手 / 砲手 / 操縦手
主砲
平均ダメージ
360/360/440 HP
平均貫通力
268/330/105 mm
100 m での着弾分布
0.33 m
照準速度
2.1 秒
弾倉 1 個あたりの装弾数
4 個
単発自動再装填時間
16/14/12/10 秒
主砲俯/仰角
-9°/+20°
砲塔
砲塔旋回速度
36 度/秒
通信範囲
750 m
砲塔装甲
120/40/30 mm
視認範囲
400 m
車体
HP
1,900 HP
最大積載量
43 t
車体装甲
50/40/25 mm
総弾数
60 個
機動性
エンジン出力
750 馬力
出力重量比
18.75 馬力/t
旋回速度
54 度/秒
最大速度 / 後退速度
65/23 km/h

戦闘での役割: 主として第 2 線、時には第 3 線からの支援用中戦車

ハイライト:

  • 射撃精度: 0.34 という高い精度を備えており、Progetto よりも汎用性が優れています。第 2 線から効果的に支援することが可能であり、第 3 線からであっても (有効性はずっと落ちますが) 実用になります。
  • 弾倉の合計ダメージ: 1440 です。戦闘中盤に敵の注意 (と HP) が削がれるまで待ち、その上で弾倉内の全弾を撃ち尽くして仕留めましょう。
  • 粘着榴弾 (HESH): HESH 弾を 6-9 発程度装填しておけば、軽装甲の敵と遭遇した場合に重宝します。

有用ヒント:

  • 戦術を調整しよう: 戦闘序盤においては単発モードで戦い、敵の HP と注意力が低下した段階で弾倉の威力を見せつけましょう。
  • 古い習慣を忘れよう: 最初のチャンスにおいて弾倉内の全弾を撃ち尽くしたとしても、良い結果は望めません。戦闘の展開を観察し、敵の残 HP が充分に低い場合や、その後に配置転換する予定であるために安全な場所において充分な時間を確保できる場合のみに、弾倉内の全弾を撃ち尽くすようにしましょう。
  • 味方の集団から離れないようにしましょう: 傾斜装甲が施されているために多少の跳弾は期待できますが、それでも装甲防御力は充分であるとは言えません。位置取りを変えながら戦えば、ダメージを回避できますし、勝利にも繋がるはずです。できる限り多くの敵にダメージを与えつつ、より重装甲の味方の背後で身を守りましょう。
  • 1 対 1 での対決は避けましょう: 敵が自動装填車輌だった場合には、弾倉内の全弾を食らえば簡単に撃破されてしまいます。敵が単発装填砲だった場合には、不利なトレードを強いられます。自動再装填砲を状況に応じて使いこなし、味方と連携しながら、目標を的確に選定してダメージを与え、撃破していきましょう。
  • 砲弾の再装填時間に注意しよう: 砲弾の再装填中に射撃した場合には、再装填が中断され、最初からやり直しになります。そうすることが本当に必要であればそうすべきですが、そうではない場合には、慌てずに再装填の完了を待つべきです。

まとめ

高 Tier イタリア車輌にはそれぞれ固有の特徴がありますが、基本的なプレイスタイルは一貫しており、Tier VIII および IX で磨いたスキルを Tier X でも活かすことができます。Pantera では敵を狙撃し、Prototipo では第 2 線から味方を支援し、Progetto では恐るべき捕食者として敵を襲いましょう。これら全ての車輌に自動再装填砲が搭載されており、新たな体験をお楽しみ頂けるはずです。

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