もうすぐホリデーシーズンですね。そこでちょっとしたギフトとして、2017 年最後となるアップデートの内容を早めにご紹介させて頂きたいと思います。今年は実りが多かった年であり、ゲームのコア部分に各種の大きな改良を加え、バランス調整も進めてきました。そしてアップデート 9.21 でもそれを継続し、イギリス駆逐戦車にバランス調整を加えると共に、フランス重戦車の追加ラインを実装します。
それでは、この 12 月に予定しているアップデートの全容をご確認ください!
多くの皆様から、無砲塔型のイギリス駆逐戦車ラインは楽しくないというご意見をお寄せ頂いてきました。AT シリーズの駆逐戦車は常に的確な射撃を撃ち込み続けて来たものの、その高い射撃速度という特長は、低い単発ダメージという欠点によって完全に損なわれていたのです。そして悪名高い大型ハッチの存在により、全体としては強固な装甲を備えるにも関わらず、容易に撃ち抜かれてしまっていました。
そこで、これらの低速の野獣の価値を高めるべく、装甲と 32 ポンド砲を強化しました。これらの変更により、ある程度の被弾に耐えることが可能な支援車輌としての長所が強化され、恐るべき射撃速度を活かして敵に痛打を与えることが可能になるはずです。
そしてこのラインの再チューニングを完成させるには、Tortoise からの正統進化となる適切な Tier X 車輌の存在が必須と言えるでしょう。従来の FV215b (183) は、このラインのコンセプトである「優れた防御力を備えた支援射撃用車輌」からは外れた存在でした。そこでこの FV215b (183) は「特別車輌」扱いとしてラインから外し、その代わりに全く新たな車輌である FV217 Badger を実装しました。9.21 のリリース時に FV215b (183) を研究・購入済みであった場合には、この車輌がガレージに維持されると共に、新車輌が追加で付与されます。
この Badger は、このラインの他の車輌と同様、分厚い装甲を容易に撃ち抜くことが可能な速射砲を搭載しています。そのプレイスタイルは多くの点で Tortoise に似ていますが、ダメージポテンシャルと防御力が強化されており、Tier IX からのより自然なステップアップと言えるでしょう。遠方から多大なダメージを叩き出すことが可能なこの FV217 Badger は、恐るべき敵であり、頼もしい味方となる存在なのです。
フランス重戦車ラインに、AMX M4 mle. 45 から分岐する追加ラインが実装されます。ひとつ言えることは、新たに実装されるこのトリオは、従来のフランス重戦車のような紙装甲の自動装填車輌ではない、ということです。
これらの車輌は、ある程度の被弾に耐えることが可能なだけの前面装甲および砲塔装甲を備えており、その主砲は一般的な装填方式で、例外的なまでの射撃精度、照準速度、安定性を誇っているのです。よって、単発ダメージを優先するか、分間ダメージを優先するかという選択が求められることになります。どちらを選択しても間違いではありませんので、プレイスタイルに応じて選択すると良いでしょう。
グランドバトルを実装して以後、膨大な量のフィードバックをお寄せ頂いてきましたし、新マップを希望する声は、その中でも最大のもののひとつでした。ですので、その声にお応えすることにしました。エンジンを暖機運転しておきましょう。何故なら、グランドバトルに冬が訪れるのですから。
壮大な 30 vs 30 戦にこの12月、新マップ「クロンダイク (Klondike)」が実装されます。このマップは多様な地形を備えた 1.4x1.4 km の北アメリカ風のマップであり、広大な平野に凍てつく風が吹きすさび、閑散とした道が入り組む工業地帯も存在しています。
また、グランドバトルへのマッチングに関する懸念も多くお寄せ頂いており、現在、この問題を修正すべく作業中です。皆様の忍耐とご理解に感謝致します。
今後も 9.21 に関するさらなる情報をお届けしていく予定ですのでご注目ください!
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