かつての「プロヴィンス (Province)」マップのことを覚えているでしょうか? そのレイアウトと出撃地点ゆえに、キャンプ行為 (消極的に敵の接近を待ち続ける行為) が効果的な戦術となってしまっていました。そこで私たちは、イタリア技術ツリーのリリースに備え、この問題の解消に取り組みました! マップサイズを拡大した上で、ゲームプレイのペースを速めるべく大幅にリデザインしたのです。刷新版のマップは Tier IV–X 車輌用となりますので、生まれ変わったこの戦場をぜひご確認頂ければ幸いです。
サイズを拡大: 刷新版の「プロヴィンス」は、Tier X 車輌にも対応可能な広さになりましたが、中央に広がる谷を挟んでの遠距離射撃戦、というトレードマーク的な要素については従来と同様です。東西の丘の距離はおよそ 560 m であり、偵察車輌による支援を得られれば反対側の丘の様子を視認可能です。
東側の丘上に至る登坂路を分岐: 南西側から出撃したチームにとって、東側の丘は恐ろしい罠でした。幸運にも曲がりくねった登坂路を登り切ることができたとしても、北西側チームに圧倒されてしまっていたのです。そこでこの登坂路を、攻撃用のものと防衛用のものの 2 つに分岐させました。南西側のチームであれば、自陣側の丘に数輌の高火力車輌を待機させた上で、若干数の味方と連携しつつ東側の丘を登ると良いでしょう。この登坂路からは、谷の部分に新たに追加された開けたエリアをクリアに見渡すことが可能です。従ってこの場所に味方が居れば、敵が谷を占拠することを防ぐことができるのです。
新たな遮蔽地点: 北東側のチームが敵陣地の占領を試みた際には、丘上の道に陣取る敵からの猛攻を受けることがよくありました。刷新版では、北東側チームは新しく追加された建造物群で身を守ることができるようになりましたので、南西側チームがこれに対抗するには、丘下に下りて接近戦を挑む必要があります。
刷新版の「プロヴィンス」におけるゲームプレイは、ループのようであると言えるでしょう。各チームは、丘上に留まって自陣側を守りつつ味方を支援するグループと、谷にある蛇行する道を渡って敵陣側の丘に攻勢を仕掛けるグループに分かれる形になります。こうした場合には、敵の偵察車輌の目に晒されることになりますが、敵陣側の丘を確保し、攻撃配置を確立することができれば、このリスクは報われるはずです。ですがこのやり方は、このマップで発生するであろう多様な展開の一例に過ぎません。敵陣側の丘付近にある遮蔽地点を確保し、敵を丘下へと誘うことを試みるのもまた良い考えでしょう。または、蛇行する長い道に陣取り、接近戦に持ち込んで仕留めるのも良いでしょう。どのような戦術を採る場合であっても、ひたすらにキャンプし続ける、という展開にはならないはずです。
多くの人たちが、刷新版の「プロヴィンス」を待ちわびていたはずです! 既にプレイ可能になっていますので、今すぐにプレイし、フォーラムでの議論に加わって頂ければ幸いです。
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