アップデート 1.0.1 公開テスト [4/18 更新]

注意: 公開テストにおいて、ゲームエコノミーに関する技術的なテストが行われます。これにより、フリー EXP、クレジット、ボンドの付与に問題が起こる可能性があります。ご理解ご協力に感謝いたします。[4/18 更新]

World of Tanks では、この春の初めに、このゲームの歴史の中でも最も重要なアップデートを実装しました。今回は、アップデート 1.0.1 の最初の公開テストを開始します。これは最近のヴィジュアル刷新を足場とし、待望の「プロヴィンス (Province)」マップの復活など、様々な新コンテンツが含まれています。それでは、詳細なオーバービューをご紹介しましょう!

イタリア車輌

イタリアはちょっと変わった国家です。「自動再装填」メカニズムを備えた高 Tier イタリア車輌は、伝統的なゲームプレイに独特のひねりを加えます。この自動再装填を使いこなすのは難しいのですが、その効果的な活用方法を身につけることができれば、きっと報われることでしょう。

アップデート 1.0.1 では、11 両の軽戦車・中戦車が登場予定であり、3 つの主要カテゴリに分けられます:

  • 低 Tier: イタリアにおける戦車製造の「巣立ち」の時代であり、外国製の成功した設計を真似ることが主体で、独自研究には消極的でした。イタリアの典型的な低 Tier 戦車は、多様な口径の主砲を搭載した軽装甲車輌となっています。
  • 中 Tier: 「追い上げ」の時代です。実戦経験により装甲戦闘車輌開発へのアプローチが見直され、戦車製造の最先端に追い付くことを目指していました。装甲が増厚され、主砲の口径と火力が向上しました。

興味深い事実: イタリアでは重戦車を開発することを目指していましたが、その結果誕生したのは、他の国々の中戦車に対抗可能な中戦車でした。
  • 高 Tier: 「戦後」の時代です。「西側」の技術の影響を強く受けて開発された後期のイタリア戦車は、高い機動性と、極めて優秀な砲俯角を誇る素晴しい主砲を併せ持つものとなりました。そして自動再装填メカニズムを備え、装甲は極めて脆弱でした。
  • Tier I
  • Tier II
  • Tier III
  • Tier IV
  • Tier V
  • Tier VI
  • Tier VII
  • Tier VIII
  • Tier IX
  • Tier X

Fiat 3000

M14/41

L6/40

M15/42

P26/40

P.43

P.43 bis

P.43 ter

P.44 Pantera

Prototipo Standard B

Progetto M40 mod 65

自動再装填の仕様

自動再装填砲を自動装填モードで使用した場合には、2 秒に 1 発の射撃が可能であり、状況に応じて伝統的な手動装填と同様の運用も可能となっています。

この自動再装填砲の場合、自動装填砲とは異なり、最大 3 発を装填可能な弾倉内の残弾数に応じて、弾倉内への 1 発あたりの装填時間が異なっています。Progetto M35 mod 46 の場合は、弾倉が空の状態で 1 発目を装填する場合は 12 秒、2 発目は 9 秒、3 発目は 8 秒を要しますし、他の高 Tier 中戦車もこれと類似しています。これらの値は、搭乗員の訓練、装填棒、改良型換気装置によって短縮することが可能です。

プロヴィンス (Province) の復活

イタリア車輌は、あらゆる戦線で前進します! そして今回は、最も論争の種となってきたマップのひとつである「プロヴィンス」の衝撃的な復活を伴っています。とてもダイナミックな戦闘が展開されるこのコンパクトなマップに関しては、誰もが強い意見を持っていました。Tier I–III 限定のこのマップは、新規プレイヤーにとって最適な射撃場となるべく開発されたマップだったのですが、しかし実際のところはそうはならず、熟練タンカーが鴨を求めてやって来る場となってしまっていたのです。

そして最終的にはこのマップをローテーションから削除することになりましたが、ついに、長い見直しプロセスを経て、プロヴィンスを復活させる準備が整ったのです。

まず、プロヴィンスを 600x600 m というコンパクトなサイズから 850x850 m に拡張しました。そしてその結果として、Tier X に至るまでのあらゆる車輌に適したマップに生まれ変わっています。刷新版のデザインは速い展開を促すものとなっており、自陣側のスロープを維持し続けるだけではもはや勝利には繋がらず、敵のスロープを攻撃する必要があるのです。こちらが前進を試みない場合には、敵の前進を許し、間違いなく危機に陥ることでしょう。攻撃を成功させることは極めてチャレンジングですが、要所に到達することができれば、敵の防衛線を実力で突破できるはずです。

このマップの環境的な特徴としては、従来通りにコンスタントな偵察・観測と長距離砲戦の場となるように努めました。刷新版のプロヴィンスは、この特徴に加え、ダイナミクスが向上しており、多様な行動や戦術的トリックを可能としています。

私たちが目指したことは、プロヴィンスのデザイン上の欠陥を修正しつつ、その長所を強調することでした。さらなる改良の参考とさせて頂くため、ぜひフィードバックをお寄せください。激戦に参加し、意見を共有して頂ければ幸いです!

プレミアム砲弾 & 消耗品の購入をクレジット限定に

プレミアム砲弾と消耗品は、要検討点の中でも最も熱い議題のひとつであり続けて来ました。そして来たる公開テストにおいては、メカニズム全体に対する重要な見直しに向けた第一歩を踏み出します。

アップデート 1.0.1 においては、プレミアム砲弾および消耗品をゴールドで購入するオプションを無効化することを予定しています。そして、ゴールドで購入された砲弾が消費され尽くすまでには若干の時間を要するため、これはまだ第一歩に過ぎません。「砲弾のエコノミー」が落ち着くのを待ってから、バランスの再調整を進めて行くつもりです。

バランスの再調整に関しては、今後のテストの中で、複数のモデルを試す予定です。その上で、コミュニティと開発チームがどのモデルを「最適」と判断するかを見極めたいと思いますので、今後のニュースにご注目ください。

フロントライン・モード再び 

サンドボックス・サーバーでは昨年、他の様々な要素に加えて、30 vs 30 のフロントライン・モードのテストが行なわれました。このモードがもうすぐ再登場します。それも、今回は正式版サーバーで、巨大な HD マップで支配権を争う攻撃/防衛戦が楽しめるようになるのです。

注意!このモードは常時提供ではなく、時折登場する形となります。

ゲームプレイの基本

  • 車輌: Tier VIII 車輌
  • チーム: 各チーム 30 名であり、小隊は最大 5 名編成
  • 役割: 一方のチームが防衛側、もう一方のチームが攻撃側
  • 勝利条件: 攻撃側は、防衛戦線を突破し、トーチカを 5 基中 3 基撃破する必要があります (詳細は後述)。防衛側は、防御を固め、トーチカを 5 基中 3 基守り抜く必要があります。

私たちは、フロントラインの最初のテストの際に皆さまから頂いたご提案を参考としてこのモードを見直し、戦場を HD 化し、車輌リストからエコノミーに至までの主要なゲームプレイ要素の調整を重ねてきました。

Tier VIII 車輌: Tier X のエコノミーとその制約を懸念する声が大きかったことから、フロントラインを Tier VIII 車輌専用に改めました。

新たな消耗品::

  • 煙幕 (Smoke screen): 煙幕を展開して車輌を隠蔽することができます
  • 士気高揚 (Morale boost): その車輌および周囲の車輌について、搭乗員の職能レベルを高めます
  • 工兵 (Engineering crew): 陣地の占領時間を短縮し、陣地占領阻止の効果を高め、敵が占領を試みている陣地の境界線内に配置することで陣地の占領を停止させることができます。

オーヴァータイム: 激戦の最中において戦闘タイマーが邪魔になるケースが頻発していました。そこで、時間が決定的な要素にならないように、オーヴァータイムという要素を導入します。これにより、攻撃側チームが敵のセクターを占領中に戦闘タイマーの期限を迎えた場合には、そのセクターにおける攻防戦の決着が付くまでは戦闘が継続されます。

レベルデザインの改良: 多様なゲームプレイを促すべく、マップ上の地形、オブジェクトおよびその配置を大幅に見直しました。

セクター占領メカニズム: 占領した Tier I セクターが少ないほど、Tier II セクターの占領が難しくなるようにしました。

変更点がとても多いため、フロントラインの最終版は、現在テスト中のものとは異なるものになる可能性が高いです。このモードのための完璧なゲームバランスを模索する上での参考とさせて頂くため、ぜひ公開テスト・クライアントを実行し、ゲームモード一覧からフロントラインを選択して戦闘にご参加ください!

変更リスト

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