アップデート 9.7 リリースも目前に近づいてまいりました。様々な変更に加え、今回は新たなソ連車輌—T-54 first prototype が登場します。この車両はソ連ツリー初となるTier VIII プレミアム中戦車です。
車輌の特性
戦闘での立ち回り
この車両が持つ最大の特徴はその装甲厚でしょう。一部の重戦車をも凌駕する装甲を備えたこの T-54 first prototype の下部装甲の厚さは IS-3 の正面装甲の厚さをも凌駕し、IS-6 の装甲厚をはるかに凌駕します。必要とあらば、この車輌は軽々と敵の攻撃を弾き買えることができるでしょう。
しかし、この車両はその防御力と引き換えに比較的遅めの最高速度を持ち、やや俊敏性にかけています。
この車輌を使い、他の中戦車とともに先陣を切ることは困難となるでしょう。しかし、ご安心あれ。この車両はレースカーではないものの、敵を射程範囲内に捉えるには十分な速度を出すことはできます。近接戦闘では、このソ連のニューカマーはその装甲厚を最大限に発揮します。頑強な砲塔正面と下部装甲は簡単には貫通できません。また、うまく装甲に角度をつけることで T-54 first prototype の車体は Tier X 車輌の攻撃をも弾き返します。
T-54 Model 1945 HD - World of Tanks by Wargaming.net on Sketchfab
T-54 first prototype は Tier VIII 以下の車輌には対等以上に立ちまわることができます。味方と連携し、下部装甲を敵に向け続け、敵の十字砲火を受けないように気を付けましょう。仲間の援護を受けることができれば、積極的に敵を攻撃し、無理やり近接戦闘に持ち込むことも有効でしょう。高いDPMは同じTier 帯の重戦車をも超越するダメージを叩き出します。
格上Tier の車輌と戦う場合、 T-54 first prototype は味方の重戦車の援護を行うサポート車輌として活躍することができるでしょう。敵の射線に入らないよう心がけ、敵の弱点を狙撃しましょう。特に分厚い装甲を持つ車輌に対抗するには APCR を用いる必要があるかもしれません。
ご覧のとおり、この車輌を使いこなすためのセオリーは比較的シンプルです。この車両はわかりやすい特徴を持ちシンプルな立ち回りが求められています。練習に励む戦車兵のトレーニングや T-44 や T-54 の扱いに慣れたベテラン戦車兵にもオススメです。
この車両を使いこなすキーワードは「質実剛健」。それでは戦場でお会いしましょう!