- KV-5
- IS-6
- FCM 50 t
- 112
- WZ-111
- M6A2E1
- T-34-3
- Type 59
- T26E4 SuperPershing
- 8,8 cm Pak 43 Jagdtiger
[ 8/9 更新 ] マッチメイキングシステムに関するアンケートは終了致しました。多くのご意見、誠にありがとうございました。
今年 5 月には、KV-5 への変更をテストしました。そしてその結果が好ましいものであれば、マッチング優遇を伴う他の車輌にも適用していくつもりでした。しかしながら、その結果は意図したものとは異なり、プレイヤーの皆さまからのフィードバックの大半は、否定的な意見でした。フィードバックとテストが示したように、これらの車輌を好んで使用する理由は、その優遇ステータスと、個性的な特性なのです。従って、皆さまからのフィードバックに応え、改めて調整に取り組みました。
現在のセットアップの問題点と、今後加えられる変更によってどう対策を図っていくかをご紹介します。
マッチング優遇車輌の見直しとして、まずはその戦闘パラメータを調整します。実装当初のパラメータ調整は、これらの車輌が Tier VIII-IX 戦において快適かつ有効にプレイできるようにすることを狙ったものでした。そしてその戦績は、他の車輌よりも弱いということを示しています。この点を考慮すると、これらの車輌は Tier X 車輌に対抗するには不充分であり、従ってマッチング優遇が適用されています。そこでもちろん、これらの車輌の戦績を他の Tier VIII 車輌と同等に高め、Tier VIII-IX 戦において活躍できるように調整を施すつもりです。
この問題に対する一律の解決策は存在しないため、車輌毎に個別に対策を図っていく予定であり、まずは Tier VIII 車輌からとなります。Tier 帯によりよく適応できるように戦闘パラメータを改良しますが、ゲームプレイを定める特徴については、従来通りに維持します。
VIII KV-5 | 提案された改良点 | 説明 |
---|---|---|
• 標準砲弾の貫通力を167 mm から 182 mm に強化 [07/12 更新] • 車長用キューポラの前面装甲を強化 (+40 mm、150 mm -> 190 mm)、無線手用キューポラの装甲を強化 (+20 mm) • 照準時間を 2.9 秒から 2.3 秒に短縮 | 無線手用キューポラの装甲を若干強化しますが、下位 Tier の車輌が貫通できる程度に留めます。 車長用キューポラの装甲を砲塔前面装甲と同レベルまで強化することで、砲塔装甲を有効活用できるようになるはずです。 貫通力と主砲操作性パラメータを全体的に強化します。 |
VIII IS-6 | 提案された改良点 | 説明 |
---|---|---|
• 標準砲弾の貫通力を 175 mm から 182 mm に、プレミアム砲弾の貫通力を 217 mm から 225 mm にそれぞれ強化 • 照準時間を 3.4 秒から 2.8 秒に短縮 • 砲塔前面装甲を強化 (主砲防盾の両側で最大 190 mm) | 貫通力と主砲操作性パラメータを強化し、砲塔装甲を若干強化します。 多用途重戦車という特性は維持されます。 |
VIII FCM 50 t | 提案された改良点 | 説明 |
---|---|---|
• 出力重量比を 19.5 馬力/t から 23 馬力/t に強化 • 分間ダメージを 10% 強化 (1,920 から 2,100 に) | ダイナミックな重戦車としての役割を維持・強化し、戦闘性能を高めます。 |
VIII 112 | 提案された改良点 | 説明 |
---|---|---|
• 標準砲弾の貫通力を 175 mm から 182 mm に強化 • 対戦車榴弾 (HEAT) (プレミアム砲弾) の砲口初速を 640 m/s から 720 m/s に強化 • 分間ダメージを 1,775 から 1,850 に強化 | 技術特性値を全体的に強化します。 |
VIII WZ-111 | 提案された改良点 | 説明 |
---|---|---|
• 標準砲弾の貫通力を 175 mm から 182 mm に強化 • 対戦車榴弾 (HEAT) (プレミアム砲弾) の砲口初速を 640 m/s から 720 m/s に強化 | この車輌は大幅な調整を必要としていませんので、小規模な改良に留めます。 |
VIII M6A2E1 | 提案された改良点 | 説明 |
---|---|---|
• 標準砲弾の貫通力を 198 mm から 204 mm に強化 • 装甲を全体的に見直し、若干強化 • 車体旋回速度を 24°/秒から 28°/秒に強化 • 砲塔旋回に伴う照準拡散を 0.18 から 0.16 に低減 | 装甲と戦場での役割を維持しつつ、機動性と主砲の安定性を高めます。 |
VIII T-34-3 | 提案された改良点 | 説明 |
---|---|---|
• 標準砲弾の貫通力を 175 mm から 182 mm に強化 • 主砲俯角を -5° から -6.5° に強化 • 対戦車榴弾 (HEAT) (プレミアム砲弾) の砲口初速を 640 m/s から 720 m/s に強化 | 技術特性値を全体的に強化します。 |
VIII Type 59 | 提案された改良点 | 説明 |
---|---|---|
• ダイナミクスと出力重量比を 14 馬力/t から 15.5 馬力/t に強化 • 照準時間を 2.3 秒から 2.1 秒に短縮 • 分間ダメージを 1,725 から 1,775 に強化 • 装甲を全体的に見直し、若干強化 (検討中) | 全体的な技術特性値を他の中戦車と同レベルまで高め、主砲操作性パラメータを強化します。 |
VIII T26E4 SuperPershing | 提案された改良点 | 説明 |
---|---|---|
• 標準砲弾の貫通力を 192 mm から 202 mm に強化 • 分間ダメージを 1,750 から 1,800 に強化 • ダイナミクスと出力重量比を 9.9 馬力/t から 12 馬力/t に強化 | プレイヤーは、この車輌に対してやや否定的な印象を持っています。 ダイナミクスを若干強化しますが、機動性が他の中戦車よりも低い、という点は従来通りです。その上で、主砲パラメータを強化します。 |
VIII 8,8 cm Pak 43 Jagdtiger | 提案された改良点 | 説明 |
---|---|---|
• 標準砲弾の貫通力を 203 mm から 212 mm に強化 • 車輌の HP を 1,300 から 1,400 に強化 • 後退速度を 12 km/h から 14 km/h に強化 • 照準時間を 2 秒から 1.8 秒に短縮 | この一覧の中で最低の戦績の車輌です。 そこで、駆逐戦車にとって重要なあらゆる特性値を大幅に強化します。 |
現状のマッチメイカーは、トップ/ミドル/ボトムを適切にローテーションすることに失敗することが多くなっています。数戦連続で同じポジションにマッチングされてしまった場合には、進行が遅くなりますし、あらゆる車輌の総合的なゲーム体験を悪化させてしまいます。そして残念ながら、単純に現在のアルゴリズムを調節したとしても、この問題を修正することはできません。
マッチング優遇車輌が +1 Tier 戦や 1 Tier 戦にマッチングされる確率を意図的に引き下げることもテストしましたが、その結果としては、1 Tier 戦の発生頻度が増加し、Tier VIII-IX 車輌のみならず Tier VI-X 車輌のマッチング待機時間が長くなってしまい、問題が多いということが確認されました。
そこで、3/5/7、10/5、15 テンプレートの配分を改良すべく、根本的なマッチメイク・ルールを再設計することを検討中です。その狙いは、ゲーム時間の 80% を 3/5/7 戦のボトムでプレイすることになる、というケースを防止することです。
ただし、最適な解決策を見出すためには時間を要します (約半年間) ので、どうかご理解をお願い致します。既に計画は立案済みであり、マッチメイカーの改良作業に取り組み始めています。発表できる段階になり次第、記事で発表させて頂きますので、今後の情報にご注目ください。
今回の解決策に関しても、これに続く何らかの変更点に関しても、スーパーテストのデータを慎重に分析して、車輌バランス調整が狙い通りに機能し、プレイヤーの皆さまに好印象を持って頂けるかどうかを見極めます。
この記事に対するアンケートを行っておりますので、こちらから提案した変更点に関するご意見を頂ければ幸いです。
※アンケートは10分ほどで回答できる内容になっております。
※アンケートの受付は終了致しました。たくさんのご意見、ありがとうございました。[ 8/9 更新 ]
マッチメイカーの変更点の詳細に関する今後の情報をお楽しみに。
© 2009–2024 Wargaming.net All rights reserved.