戦車長の皆さん
サンドボックス・サーバーにおいて、また新たなテストを開始致します。サンドボックス・サーバーにおける最新情報をお伝えするために、詳細なブログをご用意していますので、このサーバーでのテストへの参加方法、テスト中の変更点、その他の詳細情報はこちらでご確認ください。
テスト第 1 段においては、数多くの大きな変更点をまとめて導入し、皆様からのフィードバックを収集して分析させて頂きました。今回は、より「区分化された」アプローチを採り、前回のテストで良い結果が見られた各種要素のファインチューニングを進めていきます。そして、各種の変更点を 2 段階のフェーズに分け、各フェーズにおいてそれぞれ異なる変更点の「パック」をテストして頂く形となります:
- フェーズ 1: 装甲貫通および射撃精度のメカニズム、オーバーパワーおよびアンダーパワーの主砲のダメージ値の正規化
- フェーズ 2: 自走砲に関する総合的な調整
フェーズ 1 は、1 月 19 日開始です。このフェーズでは、重装甲の低速車輌においてより楽しく積極的なゲームプレイを実現することを狙った各種の調整をテストします。これらの車輌の役割は本来、攻撃を先導しつつ、豊富な HP と頑丈な装甲を活かして敵弾を受けることにあるわけですが、現在のメカニズムにおいては、これらの車輌で先頭に立って戦おうとすると、戦線を作り上げる前に撃破されてしまうことも少なくなく、接近戦を避けて駆逐戦車的な運用をせざるを得ない傾向があります。そしてその結果として、動きの少ないキャンプ合戦に陥ってしまう試合が多すぎるのです。
そこで、装甲を再び頼れる存在に戻すべく、いくつかのコア・メカニズムへの変更を加えようとしています。そしてその結果として、重装甲の重戦車が、より積極的に行動して目標に接近しやすくなることを目指しています。この方向性が正しいかどうか、ぜひ皆様のご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。
- 照準サークル内での着弾分布: 見直されたメカニズムにおいては、中心部への集弾が悪くなります。その結果として、射撃精度が低い主砲 (0.4 以上) においては、遠距離から弱点を狙撃することが難しくなり、照準時間、装甲、砲安定性がより重要な要素となります。サンドボックス第 1 段にご参加頂いた方であれば、この新しいソリューションは、前回とほとんど同じだと思うかも知れません。しかし今回のこの変更は、関連する他の部分における大幅な変更の影響は受けません。
- 飛翔距離による貫通力の減衰: 徹甲弾 (AP) および硬芯徹甲弾 (APCR) は、距離 50 m (従来は 100 m) から貫通力の減衰が始まり、距離 500 m において貫通力が初期値に比べそれぞれ 18% および 23% 減衰するようになります。この変更に伴い、近距離での激戦が増え、装甲厚がより重要となり、敵から距離がある場合の移動がより安全になります。サンドボックス第 1 段においても類似のソリューションをテストしましたが、その結果、変化があまりにも極端であることが判りました。今回のテストでは、貫通力の減衰量を前回より控えており、この変更が、楽しみを損なうことなく移動をより安全にするために充分なものであるかどうかを確認します。
最後に、フェーズ 1 においては、前期の要素ほどには根本的な変更ではないものの、テストすべき大きな変更点がもうひとつあります。それは、重戦車および駆逐戦車の単発ダメージの見直しです。
- 現在、単発ダメージの極めて大きな車輌 (JagdPz. E 100、FV 4005 または FV 215b (183)) でのゲームプレイは、自走砲的になりがちです。そこで、超大口径 (170 mm 以上) の主砲における過剰な単発ダメージを下方修正すると共に、装填時間については短縮して DPM (分間ダメージ) は変えないようにすることで、この問題の修正を図ろうとしています。
- 同時に、120 mm 砲のダメージを 122 mm 砲と同等まで引き上げます (現状では、口径差が極めて小さいにも関わらず、ダメージでは 400 と 440 という、10% もの差があります)。これらの主砲については、装填時間を引き上げ、DPM を変えないようにします。
これら 2 つの課題はとてもデリケートなものであり、サンドボックスは、これらの変更がゲームプレイにどのような影響を与えるかを試すための最高の機会となります。
開発チームでは、これらの変更により、このゲームをより良いものにすることを目指しています。そして、プレイヤーの皆様からのご意見を分析することで、さらなる調整のために何が必要かを判断させて頂くことができるのです。
ぜひテストにご参加頂ければ幸いです。共にこのゲームをより良いものにしていきましょう!