[サンドボックス] HE弾のバランス調整―最新情報

戦車長の皆さん!

HE弾の調整テストへのご参加ありがとうございました。
このHE弾の調整テスト中に行ったいくつかの調整について、事後報告ではありますがご案内させていただきます。

HE弾の調整テストは大きく分けて3フェーズありました。フェーズ1とフェーズ2では、HE弾のダメージ値を最高値から最低値まで変えながらデータを集計しました。そのデータをもとにHE弾の設定値を平均化して、再調整したHE弾のメカニズムを10月25日にマイクロパッチで適用しました。これがフェーズ3です。そしてマイクロパッチ適用前と後のHE弾のパフォーマンスを比較し、調整の正当性を評価しました。フェーズ1と2で得たテスト結果は両極端なものでしたが、フェーズ3で得られたテスト結果は理想に近い値が得られました。

ここでフェーズ3で適用した変更点について見てみましょう:

  1. HE弾のダメージ値をフェーズ1の時よりも40%上昇させました。フェーズ2でHE弾のダメージ値を75%上昇させたところ、HE弾の威力が大幅に上がりすぎてしまいました。そこでフェーズ3では1と2の中間値で検証しました。
  2. 装甲に対する爆風損傷を、フェーズ2の値から20%低減しました。
  3. 装甲剥離ダメージを約30~35%低減しました。
  4. 爆発半径内のダメージを低減しましたしました。現在のテスト環境では、爆発半径内で爆心地から最も離れた地点のダメージ値は0.2です。フェーズ1では0.1、フェーズ2では0.5でした。また爆心地からのダメージの分布を、よりバランスよくなるように調整しました。
  5. アメリカ軽戦車と日本重戦車から改良型HE弾を取り除きました。この措置はバランス調整とは関係ありません。あくまでも試験的なものです。このテストの目的は標準HE弾の調整です。標準HE弾の調整をもとに、改良型HE弾を調整したいと考えています。前回のテストでは、アメリカ軽戦車と日本重戦車では改良型HE弾が主に使われているということが分かりました。そこで今回試験的に改良型HE弾を取り除く措置を実施しました。

単発ダメージ

現在、HE弾の最適なダメージ比率、戦闘での役割、使用頻度等を検証しています。フェーズ1ではHE弾のダメージ値を極力低く抑え、フェーズ2ではダメージ値をかなり高く設定しました。その結果、フェーズ2でHE弾の使用頻度が飛躍的に上がりました。フェーズ2ではHE弾の威力が想定以上に強くなりすぎていたためです。

現在はフェーズ2の値を上限値、フェーズ1の値を下限値として、その中間の値を探っているところです。

与ダメージメカニズム

各装甲に対するHE弾の与ダメージメカニズムを修正しました。爆風損傷はすべての車輌に対して有効ですが、軽装甲の車輌に対して最も有効です。装甲剥離によるダメージも全車輌に対して有効ですが、中戦車および重戦車へのダメージが最も大きくなります。爆発半径内のダメージの分布に関しては設定を変更する予定です。爆心地に近い車輌の外部モジュールはダメージを受けるようになります。この変更により、キューポラに着弾したのに、エンジンが損傷するという事例が減ります。

テスト結果

テストにご参加いただき、誠にありがとうございました。また貴重なフィードバックもありがとうございます。皆様のご協力によって、HE弾の調整を行うにあたっての内部システム変更による技術的問題自体は問題ないことがわかりました。テスト中に発見したいくつかの不具合に関しては、現在では修正が済んでいます。

HE弾が命中したときのダメージが予想しやすくなりました。特に敵車輌の弱点に命中したときは、その与ダメージがどの程度のものか予想しやすくなっています。予想がつきやすくなったために、HE弾により適切な値を設定しなければなりませんでした。そこで微調整を繰り返しながら、HE弾のテストを続ける予定です。

皆さまから頂戴したフィードバックによると、車輌のどの部分がHE弾に弱いのかがとても重要だということが分かりました。この点を考慮しながら、車輌別の調整を行ってまいります。

次のステップ

サンドボックステストにぜひご参加ください。再度HE弾の調整テストを実施する予定です。その際はHE弾の設定値とダメージメカニズムの調整を検証します。テストを重ねるたびに、HE弾の最終値に近づいています。HE弾の役割もより明確になってきています。そこで皆様からのフィードバックがとても重要です。

ぜひテストにご参加いただき、皆さまの声をお聞かせください。

次回のサンドボックステストもご協力頂ければ幸いです。

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