砲弾のバランス調整: サンドボックステストに参加しよう!

[ 6/9 01:40更新 ] アンケートにご協力下さい

サンドボックステストで得られるデータと皆様からのご意見は、今回の調整が適切であるかを判断する上でとても重要です。今回の調整内容をすべて実装するかどうかは、皆様からのフィードバックおよびテスト結果を分析したうえで、慎重な判断をしたいと考えております。
実際に砲弾とHP量のバランス調整を体感していただき、フィードバックのご支援を頂ければ幸いです。
また、本アンケートは6月11日午前中に終了し、本部へ日本コミュニティのフィードバックとして報告されます。

 

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昨年12月のWG Festで特殊砲弾のバランス調整についてお伝えしました。その際に調整方針として、特殊砲弾の貫通力はそのままにダメージ値を25~30%程度引き下げるとお話しさせていただきました。あれから特殊砲弾の綿密なテストと調整を繰り返し、ようやく皆様にサンドボックスでテストいただける段階に入りました。
今回のサンドボックステストにおける調整はゲームの流れが大きく変わるシステム見直しになり、慎重に調査を行っております。是非プレイヤーの皆様にサンドボックスにご参加頂き、データとご意見の収集にご支援頂ければ幸いです。

サンドボックステスト参加方法

本日からサンドボックスサーバーで特殊砲弾のテストを開始します。テストにはどなたでもご参加いただけます。まずはこのリンクから参加手続きを行ってください。

参加手続きが完了するとWargaming Game Centerに『World of Tanks Sandbox』が表示されます。『World of Tanks Sandbox』をダウンロード・インストールしてサンドボックスサーバーにアクセスしてください。

もしくは、Wargaming Game Centerの「全てのゲームタブ」にある「ゲームをIDでインストール」に「WOT.SB.PRODUCTION@https://wgus-wotru.wargaming.net/」をコピー&貼り付けし、インストールを行って下さい。

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サンドボックステスト期間: 日本時間2019年6月4日~日本時間2019年6月10日18:00

サンドボックスサーバーの言語は英語とロシア語のみになります、予めご了承下さい。

砲弾のバランス調整

バランス調整の目的:

  1. 今回バランス調整に踏み切った理由のひとつに、砲弾の選択肢を広げたいという狙いがありました。標準砲弾と特殊砲弾のどちらを使うか迷ったとき、多くのプレイヤーは装甲貫通力を基準に、より優れた貫通力の砲弾を選びます。ところが、砲弾の種類による特性の違い(標準化角度や強制跳弾角度、オブジェクト貫通後の貫通力減衰量、弾速の違い)に関してはあまり注目されてませんでした。
  2. 特殊砲弾の威力は明らかに強力です。そのため、戦闘では何も考えずに特殊砲弾が使用されることが多いことも事実です。そして戦闘が終了したあとに、消費したクレジットの額に驚くこともしばしばあります。

今回の特殊砲弾のバランス調整の目的は、貫通力だけではなく、他の特性も考慮した砲弾選びができるシステムにすることです。それによって砲弾を戦況や戦術にあわせて選んでいただけるようになり、ゲーム進行がより戦術的に変化します。

Tier I~VI車輌のHPプール変更について

特殊砲弾のメカニズム改修とは別の目的で、TierI~VI全車輌のHP量に大幅な調整を行います。これは、低~中Tier帯におけるゲーム体験時間を伸ばすためであり、『World of Tanks』を始めて間もないプレイヤーもより楽しんで頂けるような調整を目指しています。

この調整につきましては、スーパーテストを実施し良好な結果とフィードバックを得ることができました。そこで今回のサンドボックステストで低~中Tier車輌のHPプール調整テストも同時に行うことにいたしました。

また、TierVII 以上の車輌において行われるHP量調整は「標準砲弾の単発ダメージ上方修正」に伴って行われる調整であり、TierI~VI車輌のHPプール変更と必ずしも結びついてるとは言えない点をご承知おき下さい。

特殊砲弾の相対的な弱体調整: 最新情報

砲弾メカニズムの改修は今回が初となるため、より綿密にスーパーテストで内容を検証しました。また、皆様から頂戴したご意見によって、改めて様々な角度から調整方針を見直すことができ、当初予定していた調整内容の長所と短所を客観的に分析することができました。貴重なご意見を本当にありがとうございます。その結果、当初予定していた調整内容を少し変更いたしました。詳しい調整内容についてはこれからご説明いたします。

まずは、今回の調整において重要なポイントである「TierVII以上の車輌におけるHP量の上方修正」と「標準砲弾における単発ダメージの上方修正」の2つご説明します。

TierVII以上の車輌におけるHP量の上方修正について

HPの相対的な増加量は次の2つの要素によって決まります。

  1. 現在のHPー他車輌のHPとの相対量です
  2. 車輌の生存率ーHPと装甲防御力などの特性から算出される生存率です

したがって車輌によってHPの増加量は異なります。なぜこの2つの要素を使用するのかご説明します。

「Maus」と「Leopard 1」のHPを同じだけ増量したとします。すると「Maus」にとっては、より有利な結果となってしまいます。例えば、「Maus」は3回の被弾のうち2回の被弾を無効化できるとします。すると「Maus」は撃破されるまで増加されたHP量以上の、更に多くの被弾に耐えることができます。しかし、「Leopard 1」は装甲防御力がほとんど無く ”被弾=被ダメージ” になってしまうため、”HPあたりの耐えられる被弾数” の増加量は「Maus」に比べ遥かに少ない結果になります。

以上のことから「生存性が低い車輌」は「頑丈な装甲と高い生存性でダメージを無効化・跳弾できる余裕がある車輌」と同量のHPが増加されても、それほど恩恵を受けません。そこで車輌の相対的な生存性を同じレベルにしたうえで、HPの増加量を検討する必要があります。

重装甲の車輌にはTierに応じて約15%の増加を、そして軽装甲の車輌には最大で約30%の増加(平均26%)を予定しています。前述の「Maus」は18%の増加、「Leopard 1」は29%の増加を検討しております。このパーセンテージはサンドボックステストの結果によっては変更する可能性があります。予めご了承ください。

標準砲弾における単発ダメージの上方修正について

単発ダメージの増加量は2つの要素によって決まります。

  1. 砲の口径(主要因):口径が大きいほど標準砲弾の単発ダメージ増加量が多くなります。
    例えば、現在のTier VIIIの90ミリ砲の単発ダメージは平均で240ポイントですが、調整後は平均315ポイントに強化されます(31.25%の増加)。更に、現在の150ミリ砲の単発ダメージは平均で750ポイントですが、調整後は平均1060ポイントに強化されます(41.33%の増加)。
  2. 車輌のTier(副因):車輌のTierも単発ダメージの増加量を決める要因のひとつですが、砲口径による増加量と比べると影響力はごくわずかです。口径と車輌、Tierの相互関係は維持したまま、標準砲弾の単発ダメージ強化を行います。
    例えば、現在Tier V車輌が搭載できる105ミリ砲の単発ダメージは平均で300ポイントですが、調整後は平均400ポイントに強化されます(33.33%の増加)。更に、Tier X車輌の105ミリ砲の現在の単発ダメージは平均で390ポイントですが、調整後は平均525ポイントに強化されます(34.62%の増加)。Tier VとTier Xの単発ダメージの差は、Tier Xの単発ダメージの増量を約1%ほど多くすることで、その比率が保たれると想定しています。

また、標準HE弾の単発ダメージも約22%ほど上方修正します。HE弾の単発ダメージの強化は標準砲弾に比べて控えめではありますが、これまで通り ”貫通できれば標準砲弾よりも強力なダメージを与えられる" メカニズムを維持するため、標準砲弾とのダメージ効率が従来通りになるよう調整いたします。また、どの程度強化されるかは砲のモデルにより異なります。

[ 6/9 01:00 更新 ] 標準HE弾の単発ダメージ上方修正に関するサンドボックス内との相違点について

日本運営チームでは、本記事に記載された「標準HE弾の単発ダメージ上方修正」と「実際のサンドボックス内での相違点」について確認しております。

  • Jagdpanzer 38(t) HetzerやPz.Kpfw. IV Ausf. H、M4 Shermanが搭載できる105mm砲の標準HE弾は単発ダメージ上方修正が無かったこと
  • XM551 Sheridanが搭載できる152mm砲の標準HE弾は単発ダメージ上方修正が無かったこと
  • 各国の自走砲が使用する砲のみ単発ダメージの上方修正があったこと
  • 標準HE弾(英語名:basic HE shell)とは何を指すのか

確認が取れ次第、本記事を更新致します。

特殊砲弾の単発ダメージについては何も変更はありません。 


この調整の目的は、他の弾種に対する標準砲弾の相対威力を引き上げることです。そして戦況に応じた弾種の使い分けを促したいという目的もあります。

今回のサンドボックステストで、HPと標準砲弾の単発ダメージ値をさらに微調整したいと考えています。


具体的には次の論理を検証したいと考えています:

  • 標準砲弾の単発ダメージは全弾種の中で最大だが、敵車輌の弱点を狙う必要がある。ダメージ、価格の面から、標準砲弾は全弾種の中で最もコストパフォーマンスに優れた砲弾になる。
  • 特殊砲弾の装甲貫通力は全弾種の中で最大であり、敵車輌にダメージを与えられる可能性が高い。この調整で、標準砲弾よりも単発ダメージの威力は低下する。また、これまで通り砲弾1発あたりの費用は標準砲弾に比べて高い。しかし、特殊砲弾が重装甲の車輌に対して最も有効な砲弾である立ち位置に変わりはない。
  • サンドボックステストでは、HE弾が最も敵車輌にダメージを与えやすい砲弾である(メインサーバーと同様)。しかし、貫通しなかった場合の実際の平均与ダメージは全弾種の中で最低になる。
    HE弾は様々な用途に使用できる使い勝手の良い弾種。例えば、陣地を防衛するときに確実にCAPポイントを減らす事に使ったり、HPが残り少ない敵車輌にとどめを刺したり、軽装甲の車輌に大ダメージを与えたり、防御力の高い敵車輌からHPを削ったりと、様々な用途に使用できる。

サンドボックステストでは、どの弾種も適切に使えば効果的です。砲弾の選択という新しいチャレンジが増えたことで、戦術の多様化につながり、戦況にも影響すると考えています。

今回のサンドボックステストには特殊HE弾の特性値への変更は含まれていません。特殊HE弾の調整については、今後の課題といたします。今回のサンドボックステストの結果次第では、特殊HE弾を微調整する可能性があります。

サンドボックスのテスト結果

ご紹介した以上の変更はすべての車輌に影響を及ぼします。そこですべてのTierの車輌でテストしたいと考えています。
また快適にテストを進行できるよう、テストサーバーで使用するアカウントは以下の状態になっています。

  • クレジットとゴールドが無制限に利用可能
  • すべてのクラスとすべてのTierがすぐに研究可能 
  • 様々なタイプの弾種とプレミアム消耗品を無制限に使用可能 
  • Tiers I~Vでボットと対戦可能 (マッチングでのチーム編成を簡易化するため)

サンドボックステストサーバーの技術ツリーは現在稼働中のライブサーバーと比べ簡易化されており、使用できる国家は5つとなります。

また、テストの結果次第では調整や改善が必要になるかもしれないため、サンドボックステストでは砲弾の費用修理費用は変更しません。これらの点については、テスト結果の分析が完了してから改めてお知らせいたします。

皆さんのご意見とご要望をお聞かせください!

サンドボックステストで得られるデータと皆様からのご意見は、今回の調整が適切であるかを判断する上でとても重要です。今回の調整内容をすべて実装するかどうかは、皆様からのフィードバックおよびテスト結果を分析したうえで、慎重な判断をしたいと考えております。
実際に砲弾とHP量のバランス調整を体感していただき、フィードバックのご支援を頂ければ幸いです。

 

[ 6/9 01:00更新 ] アンケートにご協力下さい

サンドボックステストで得られるデータと皆様からのご意見は、今回の調整が適切であるかを判断する上でとても重要です。今回の調整内容をすべて実装するかどうかは、皆様からのフィードバックおよびテスト結果を分析したうえで、慎重な判断をしたいと考えております。
実際に砲弾とHP量のバランス調整を体感していただき、フィードバックのご支援を頂ければ幸いです。
また、本アンケートは6月11日午前中に終了し、本部へ日本コミュニティのフィードバックとして報告されます。

 

アンケートに参加する  

 

上記調整の方針および内容はすべてテスト段階のものです。皆様からのフィードバックおよびテスト結果によって、テスト内容を調整致します。
後日、日本コミュニティ向けの特別なアンケートを行う予定です。ぜひサンドボックスにご参加頂き、フィードバックをお寄せ下さい。

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サンドボックステストに参加して、皆様のご意見をお聞かせください!
今後とも『World of Tanks』をよろしくお願いいたします
 

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