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戦車長の皆さん!
先日もお伝えした通り、サンドボックス・サーバーで間もなく各種の新メカニズムに関するテストが実施されます。どれも『World of Tanks』そのもの、ひいてはプレイヤーの皆さま全員に大きな影響を与えるであろう内容となっているため、皆さまのご意見を汲み上げた上で、その最終像を決定したいと考えております。
第1回テストは本日からスタートし、2月15日まで実施されます。
その主たる目的は、HE弾のダメージ判定に関する新メカニズムをテストすることにあります。テストでは、重装甲の車輌がHE弾から受けるダメージが大きく軽減されている一方で、小・中口径の主砲でも効果的にHE弾が使用できるようになっていることを実感いただけると思います。
色々な車輌でHE弾を実際に使用してみた上で、アンケートに回答してフィードバックをお寄せください!積極的にテストに参加してくださったプレイヤーの皆さまには、そのお時間と労力への感謝の意を表す報酬を贈呈いたします。
日本時間2月8日22:00〜2月15日18:00
サンドボックスでは、これまでにもHE弾に関するテストが繰り返し行われてきました。これらのテストの結果、統計データやアンケート回答、皆さまからのフィードバックなどの各種の有益な情報が集まりました。情報を分析したところ、ゲーム内でのHE弾の問題が改めて確認され、今後の改良の方針を明らかにすることができました。しかし一方で、これまで検討されていた変更内容は、特にHowitzer系の主砲を搭載した車輌を愛用していた、つまりKV-2やO-Hoなどの大口径HE弾を頻繁に使用するプレイヤーの皆さまにとっては、期待に沿うものではないことが判明いたしました。
そこで、HE弾のメカニズムに新たな調整を加えた上で、皆さまがその内容にご満足いただけるかを確認するため、新たにテストを実施いたします。なお、今回のバージョンでもHE弾は装甲を貫通できますが、装甲を貫通出来なかった際のダメージ・メカニズムが変更されています。変更点を様々な角度から評価した上で、アンケートにご回答いただき、直接フィードバックをお寄せいただければ幸いです。
HE弾の特徴のうち、特に皆さまにご好評をいただいている以下の点については、引き続き維持することを目標としています。
一方、以下のようなHE弾の好ましくない点については、改善が必要であると考えております。
今回のテストの対象となる変更点を詳しく見ていく前に、まずはHE弾の長所と短所を簡単に確認しておきましょう。
今回のテストでは、HE弾の長所である「逆転できる可能性」「扱いやすさ」、そして「戦術性」を維持しながら、以上でまとめた3つの問題点の改善を図ることが目標となっています。それでは、今回のテストの対象となる新たな解決案を詳しく見ていきましょう!
1. ダメージ判定の基準を「爆発半径内に存在する全ての装甲」から「HE弾の命中箇所」に変更
まず、HE弾が装甲を貫通した場合と、貫通しなかった場合の両方で、現行のメカニズムではどのようにダメージが発生するか、確認しておきましょう。
現行のメカニズムでは、HE弾のダメージ判定の基準となるのは、砲弾ごとに決められている爆発半径です。爆発半径は主砲の口径によって決定されます。発射したHE弾が装甲を貫通した場合、砲弾が車輌の内部で爆発し、破片を飛散させることで爆発半径内のモジュールや搭乗員に損傷や負傷を発生させます。
一方、装甲を貫通できなかった場合には、HE弾は命中した箇所で爆発します。この時、命中箇所を中心とした円形の爆発範囲に含まれる全装甲のうち、最も惰弱な箇所が自動的に検出され、それを基準に最大ダメージが算出されます。現行のメカニズムでHE弾のダメージを予測することができないのは、ダメージ計算の基準となる装甲部分が必ずしも砲弾の命中箇所とは一致しないためです。
具体例に置き換えて見てみましょう。
新メカニズムでも、HE弾は引き続き敵装甲を貫通でき、その場合は大ダメージが発生します。一方、装甲を貫通できなかった場合のダメージ判定には、爆発半径内にある装甲ではなく、HE弾が命中した箇所のみが基準として用いられるようになります。
この変更により、大口径のHE弾をただ命中させるだけでは、重装甲の車輌に対して大ダメージを与えることができなくなります。大ダメージを与えるには、AP弾を使用する時と同じく、敵車輌の装甲の薄い箇所を把握し、正確にその箇所を撃ち抜かなければなりません。
すでに触れたように、HE弾が装甲を貫通できる点については変更ありません。貫通した場合は、これまで同様に諸元通りの大ダメージを与えることができます。変更されるのは、あくまで装甲を貫通できなかった場合のメカニズムです。
命中した箇所の装甲厚に対してHE弾の貫通力が低い場合、HE弾は装甲を貫通できずに爆発し、その際に生じるダメージは命中箇所のみを基準に算出されます。また、爆発によって装甲そのものに損傷が発生するほか、爆発に伴って車輌内部に細かい破片が飛散することで、モジュールの損傷や搭乗員の負傷も発生します。破片の飛散距離は、現行のメカニズムにおける爆発半径と同一です。
再びFV4005とMausを例に取って具体的に見てみましょう。
ダメージ計算の基準を爆発半径内の全装甲から命中箇所に変更することで、十分な装甲厚を備えた箇所に命中したHE弾が予想外の大ダメージを発生させることがなくなります。
2. 空間装甲や追加装甲、履帯、車輪、小型障害物を貫通した後のダメージ判定
これまでHE弾が敵車輌の装甲以外の場所に命中した場合は、全く貫通することなく命中箇所で爆発していました。新システムでは、HE弾が空間装甲や追加装甲、履帯、そして車輪に命中した場合、必ずしも即座に爆発せずに、貫通できます。また、フェンスや破壊可能な建造物など少々の障害物も貫通できます。
ただしAP弾の場合はこれまで通り、空間装甲や履帯を貫通する際に貫通力が低下し、そのさらに奥にある主装甲も貫通できなければ、ダメージを与えることができません。一方、HE弾の場合、空間装甲や履帯を貫通した後、その先にある主装甲を貫通できなかったとしても、着弾点で爆発することで車輌内部に「破片を飛散」させることによって確実にダメージを与えることができます。
再び、Mausを例に具体的に見てみましょう。
空間装甲や追加装甲、履帯、車輪、あるいは小型の障害物を貫通したHE弾が諸元通りの最大ダメージを与えるには、さらに装甲そのものも貫通しなければなりません。裏を返せば、HE弾が命中した場所が空間装甲や履帯だったとしても、これら貫通した上で、その奥にある主装甲をも貫き、最大ダメージに繋がることもあります。
この変更に伴い、貫通インジケーターにも改良が加えられます。スナイパーモードで表示される貫通インジケーターを参考にすることで、HE弾の射撃結果を大まかに予測することができるようになります。
以上の変更により、HE弾を使用すれば、装甲そのものに命中しさえすれば、少ないながらも確実にダメージを与えることができるようになります。実際に発生するダメージ量は、各砲弾の諸元上の平均ダメージを基に、命中箇所の装甲厚を考慮して算出されます。
装甲厚によっては実際のダメージが微々たるものとなってしまうことも考えられますが、状況によってはそれでも有用です。特に、小口径または中口径の主砲を搭載した車輌を使用している場合でも、今後はHE弾を使用することで、確実に陣地の占領をリセットしたり、敵車輌の履帯に損傷を与えたり、あるいは残りHPがわずかになった敵車輌を仕留めることができるようになります。
また、HE弾の使用が前提となるプレミアム車輌については、それぞれに固有の特徴や性能を害することがないように、細心の注意を払ってバランス調整が行われます。
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サンドボックス・テストでHE弾の新メカニズムを体験し、ぜひ貴重なご意見をお聞かせください!
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