フランス軽戦車のゲームプレイには、常に極めて独特のリズムがありました。小柄なサイズ、恐るべき機動性と速力、堅実な隠蔽率、そして自動装填砲を備えたこれらの軽戦車は、ランダム戦において特徴的な役割を担ってきました。一撃離脱戦法の真のマスターであるこれらの俊な車輌は、何年にも渡り卓越したファンを育ててきたのです。そしてこれらの軽戦車に他の車輌タイプと同様の ±2 マッチングを導入するにあたり、バランスを再調整した上で Tier X まで拡張されますので、きっとまた新たなファンが誕生することでしょう。
今回は、間もなく登場予定のアップデート 9.18 にける、AMX 軽戦車ラインへの各種変更を詳しくご紹介します。さあ始めましょう!
ゲームプレイ
マッチングが他の車輌タイプと同様に ±2 になって以後には、AMX ELC bis (Tier V) が Tier VIII 戦に加わることはなくなりますので、さらに楽しいプレイ体験がもたらされることでしょう。その戦闘特性を確かなものにするため、火力と機動性を高めましたが、しかし強くなりすぎることを避けるため、貫通力に関しては下方修正させて頂きました。小柄なシルエット、素晴らしい隠蔽率と恐るべき速力を誇る本車は、これらの変更が加わったことにより、一点突破において極めて効果的な車輌となり、チームメイトを側面から効果的に支援できることでしょう。さらに、その砲塔は、90 mm D. 915 砲を搭載した場合を除き、左右に 360 度旋回できるようになりました。
AMX 12t (Tier VI) が Tier IX ランダム戦に送られた際のことを覚えていますか? ほぼ全ての Tier VIII–IX に対してあまりに脆弱であり、しっかり隠れない限りは、5 分以内に撃破されてしまうケースが大半だったのです。ですが、このような悲しい状況は過去のものとなりました! しかしそれだけではありません。この AMX 12t が強くなりすぎないように、弾倉装弾数を 4 発へと削減させて頂きました。一方で、出力重量比を 27.25 馬力/t へと引き上げ、機動性を高めました。素晴らしい隠蔽率、小さなサイズ、恐るべき視認範囲を備えたこの AMX 12t は、秀でた受動的偵察 (いわゆる「置き偵察」) 用車輌と言えるでしょう。まずは適切な茂みへと速やかに忍び込んで、その素晴らしい視認範囲で敵を発見・観測することで味方をアシストし、その後にスナイパーとして暗躍し、手負いの敵車輌にとどめを刺してガレージに送り返してやりましょう。
その次が、小型・高隠蔽の AMX 13 75 (Tier VII) です。本車に関しても、エンジン出力の向上により機動性を高めた一方で、弾倉装弾数を 4 発へと削減させて頂きました。その代わり、装填時間を短縮し、照準速度も高めました。巧みに運用することで、この AMX 13 75 は、敵の目から逃れつつ受動的偵察をこなして暗躍することも、積極的偵察/側面攻撃で活躍することも可能です。
Tier VIII には、全く新たな車輌である Bat.-Châtillon 12 tが加わります。本車は俊敏でダイナミックかつ高機動であり、AMX 13 90 に比して弾倉装填時間が短いという特徴があります。本車は、積極的に動き回っての能動的偵察、および敵の側面へと回り込んでの支援射撃において輝く車輌と言えるでしょう。
「牙」を持つ偵察車輌として悪名高い AMX 13 90は、Tier IX へと引き上げ、機動性と火力を高めました。その結果として、今やその貫通力は、徹甲弾 (AP) の場合で 205 mm を誇ります。小さなサイズ、素晴らしい隠蔽率、恐るべき視認範囲を備えた本車は、効果的な偵察車輌であるのみならず、弾倉装弾数 4 発の自動装填砲により、手負いの敵車輌を片付けたり、敵偵察車輌と対決したりする上で活躍してくれることでしょう。
そして Tier X には、AMX 13 105が登場します。本車もまた、小さなサイズ (故に堅実な隠蔽率) と自動装填砲を備えた車輌です。本車の自動装填砲は、弾倉装弾数 3 発、単発ダメージ 360 であり、偵察車輌としても、不意打ち用の車輌としても恐るべき存在です。
軽戦車のモジュール、EXP、搭乗員、徽章および迷彩はどうなる?
車輌構成: 9.18 で Tier が 1 段階変更となる車輌に関しては、その車輌が研究可能な最も高い Tier のモジュールまで研究済みの車輌を所有している場合、変更後もそのままの状態で維持されます。
搭乗員も車輌に合わせて移行されます: 完全に訓練済みの搭乗員は、兵舎に戻され、新しい Tier 用として 100% 再訓練されます。もし Tier が 1 段階引き上げとなる軽戦車用の熟練度 100% 搭乗員を所有しており、しかし車輌そのものは所有していなかった場合であっても、その搭乗員は引き上げ後の Tier 用として再訓練されます。
徽章と迷彩: Tier VIII から Tier XI へと変更された車輌に適用されていた 徽章および迷彩 は、削除され、その価格分のゴールドが払い戻されます。Tier が 1 段階引き上げとなる車輌に適用されていた 一時的な徽章および迷彩 についても、削除された上で、残り期限に応じてクレジットが払い戻されます。特別徽章および迷彩 に関しては、Tier VIII 車輌から解除された上で倉庫に移されますので、これを任意の車輌に適用できます。
最後に、ブランチ構造が変化しても、各軽戦車で取得済みの EXP には影響はなく、それを取得した Tier に維持されます。
もし未読であれば、最近公開した ソ連軽戦車ブランチの刷新に関する記事 もぜひご確認ください。この記事では、ソ連軽戦車ブランチの新車輌や各種変更点を詳しく紹介しています。今後も軽戦車ブランチの大幅刷新に関する記事をお届けしていきますのでお楽しみに。
現在実施中の 9.18 公開テスト において、開発チームはゲームデータを積極的にモニタリングしており、車輌バランスやその他の変更点に関する皆様からのフィードバックを広く求めています。ぜひテストに参加し、フォーラムでご意見を共有して頂ければ幸いです!