新ドイツ軽戦車「HWK 30」インプレッション!

戦車兵の皆さん!

ドイツに新たなプレミアム車輌がラインナップされました。 VIII HWK 30  です!
軽戦車は偵察を主任務とするカテゴリーですが、高い機動力や隠蔽を活かした味方へ効果的な支援、敵防衛網への浸透など、車輌特性や状況に応じて様々な立ち回りが求められます。

VIII HWK 30  はどのような性能で、どんな立ち回りを得意としているのか?
詳しく見ていきましょう。


 

概要

  • 車輌名:HWK 30
  • 国家:ドイツ
  • カテゴリー:軽戦車
  • Tier:VIII

各点にマウスオーバーして車輌の詳細情報を確認
主要特性
 
 
 
 
HWK 30
       
VIII
HP
1,150
単発平均ダメージ
240 / 240 / 320
最大速度 / 後退速度
70 / 24 km/h
視認範囲
410 m
隠蔽率 (移動&静止時 / 発砲時)
15.16 / 3.61 %
搭乗員
指揮官 (無線手) / 砲手 / 操縦手 / 装填手
主砲
平均ダメージ
240 / 240 / 320
平均貫通力
187 / 250 / 102 mm
100m での着弾分布
0.35 m
照準速度
2.01 秒
DPM
2,085 ダメージ/分
主砲俯 / 仰角
-10 / +18 度
砲塔
砲塔旋回速度
43.8 度/秒
無線範囲
745 m
砲塔装甲
25 / 20 / 20 mm
視認範囲
410 m
車体
HP
1,150
隠蔽率 (移動&静止時 / 発砲時)
15.16 / 3.61 %
最大積載量
30.000 kg
車体装甲
25 / 20 / 8 mm
装弾数
50 発
機動性
エンジン出力
800 馬力
出力重量比
28.57 馬力/t
車体旋回速度
52.14 度/秒
最大速度 / 後退速度
70 / 24 km/h


優れた攻撃性能

優れた単発ダメージと照準性能:軽戦車の割に大型の90mm砲を搭載しており、単発ダメージは240。Tier8軽戦車として優れたダメージ量を誇ります。また単発ダメージが高いだけでなく、照準性能にも優れていることが大きな特徴です。性能値上では同じ単発ダメージの VIII leKpz M 41 90 mm  より照準時間が劣ってはいますが、実際は照準拡散が少なく、移動直後の咄嗟の射撃でも優れた砲精度を体感できるはずです。

高い地形適応能力:俯仰角は-10°/+18°で、どんなマップでも高い地形対応能力を発揮します。しかし、砲を後ろに向けると俯角が無くなって射撃が困難になってしまう点に気をつけましょう。俯角-10°で射撃ができるのは、砲塔旋回が左右130°以内となります。

良好な貫通力:通常弾の貫通力は187mmと平均的ですが、プレミアム弾の貫通力は250mmもの貫通力を持っています。この数値は軽戦車として非常に優秀で、たとえ相手が重戦車であったとしてもダメージを与える事が可能です。更に榴弾の貫通力も非常に優秀です。相手が軽装甲車輌の際は、臆せずに榴弾を装填し強気にプレイしましょう。


 

優秀な偵察性能

非常に優れた視界範囲:410mもの優れた視界範囲は、この車輌の欠点であるやや悪い隠蔽率をカバーしてくれます。更に、最前線の茂みに入ることができれば敵の高隠蔽車輌も発見しやすくなり、よりチームを勝利に導きやすくなるでしょう。

良好な機動性:単発火力が高い上に視界範囲も良い… ここまで聞くと、戦車長の皆さんは「どうせ機動性が悪いんでしょ?」と想像することでしょう。しかし、一回でも VIII HWK 30  を使用すればそんな不安は一掃されます。優れた加速性能と良好な最大速度を持っており、優れた視界範囲とあいまって優秀な偵察能力を発揮します。


 

装甲が薄い点に注意

最大装甲厚は25mm:最も装甲が厚い車体前面でも25mm程度の装甲厚しかありません。少しだけ傾斜が付いているものの、自走砲を含むマッチングするほぼ全ての車輌から容易に貫通されてしまいます。鋭い角度を付けたとしても60mm程度の実装甲厚しか無く、3倍ルールで弾くことができる砲も75mm口径まで。"まぐれ"で跳弾することすら期待できないと言っていいでしょう。

3倍ルールとはAP弾とAPCR弾のみに適用されるシステムルールのこと。
撃った砲弾の口径が装甲厚の3倍を超過する場合に「強制跳弾」を無視して貫通させることができる。

では防盾装甲は…?:砲基部に装備されている防盾装甲ですら非常に薄く、敵の攻撃を弾ける望みはほぼありません。軽装甲であることはほとんどの軽戦車に言えますが、そんな中でも本車輌は特に軽装甲であると言えます。敵に捕捉されたら無理をせず退避することを意識しましょう。

車体がやや大きめ:軽戦車としては車体が大きめであり、被弾しやすい点にも注意しましょう。茂みに入っていたつもりでも、実は車体が出ていた… こんな事態に陥ると、装甲の薄さもあいまって被弾回数が増えてしまいます。丁寧な立ち回りを心がけましょう。


 

まとめ:優れた攻撃型軽戦車

ストロングポイント

  • 非常に優れた視界範囲
  • 軽戦車としては優れた単発ダメージ
  • HE弾の貫通力が高い
  • 優れた砲俯/仰角:-10° / +18°
  • 優秀な機動性
  • 軽戦車としてはHPが多い

ウィークポイント

  • 軽戦車としては隠蔽率がやや低い
  • 砲を後ろに向けると俯角が無くなる:俯角 -10° で射撃できるのは砲塔旋回左右 130° まで
  • 軽戦車としては車体が大きい:茂みから出ないよう注意が必要
  • 装甲が薄い:榴弾が簡単に貫通してしまう

優れた視界範囲と機動性を活かして、低めの隠蔽率をカバーしましょう。攻撃と偵察のメリハリが求められるのは全ての軽戦車に言える運用方法ですが、本車輌の場合はメリハリの強弱が更に求められます。
助けを求めている味方の元へ駆けつけて支援を行ったり、茂みに入って敵戦車をスポットしたり… 立ち回りに気をつけながら、強力な90mm砲と優れた視界範囲で敵チームを圧倒しましょう!

Roll out!


 

通説

本車輌はドイツのTier9通常技術ツリー軽戦車 IX Spähpanzer Ru 251  に非常に良く似ている外観をしており、Ru251の発展型として1960年代に当時のドイツ連邦共和国(西ドイツ)が提案した車輌です。輸出用として計画され、主にメキシコへの輸出を意識していました。
Ru251と同じ装甲と兵装を継承し、車体が延長されて上部支持輪が1つ増設されていました。優秀な機動性を維持しながら火力も重視した車輌として設計されたものの、対戦車砲の攻撃に対する防御装甲が不足していることが問題視され、以降の開発計画に発展はありませんでした。
また、この時代は軽戦車というカテゴリー自体が”中途半端である”とされ、機動性を求める場合は装輪車輌や装甲車へ、主力戦車は中戦車へと移り変わっていく転換期にあり、本車輌も時代の波に飲まれてしまいました。


 

CCによる車輌インプレッション

WGJ公認コミュニティコントリビューターによるHWK 30の車輌インプレッション記事をご紹介します。
こちらの記事もあわせて御覧ください!

LF_kame

ブログ「かめの記録」:新ドイツプレミアムLT【HWK30レビュー】
 Twitch  Twitter
 

 


hirolog123

hirolog123のwot備忘録:【WOT】Tier 8 ドイツ 課金軽戦車 HWK30 車両性能と弱点
 Twitch  Twitter

閉じる