【絶望のミールヌイ】真実を解明せよ!

イベント「絶望のミールヌイ」の開始日時

日本時間10月19日07:00

緊急招集命令

区分: 最高機密
配属: 駐留軍司令部
上官: 《ミールヌイ13》駐留軍総司令官 Simić大佐

《ミールヌイ13》で緊急事態が発生した。

まずは背景から説明しよう。

前回の任務のことはキミも噂に聞いているだろう。我々は無事に任務を終え、予定通り、装甲車輌をはじめとする兵器とともに《ミールヌイ13》から引き揚げた。研究スタッフらが現地に残ったのは言うまでもない。ところが、そのわずか5日後、かつて《ミールヌイ》の街が存在したあたりでエネルギーの爆発が観測された。誰か、あるいは何かが《マグナス》を起動したためだと予想されている。そしてあの巨大な裂け目が出現した。そう、再びだ。それから間もなくして、周辺一帯に例の敵が大群をなして押し寄せた。まだ知られていない未知のタイプも含まれていたらしい。抽出が完了し、貯蔵されていた《ミリウム》も活性化を始め、現場で研究や調査にあたっていた人員の中に、心身の不調を訴える者たちが次々と現れた。

我々軍司令部は、現時点では観測情報しか入手できていない。だがしかし、対策を講じるには、いったい何がどうやって起きているのかを把握せねばならない。《ミリウム》に関わることである以上、その道の権威たるHopeと連携を取るべきなのは言うまでもない。キミも覚えているだろう。研究主任を務めていた彼女だよ。しかし、今回の一件が発生してからというもの、幾度となく無線通信を試みているにもかかわらず、彼女と連絡を取ることができないのだ。本当のことを言えば、どこにいるのかすら特定できていない。そんな中、にわかには信じがたい情報が飛び込んできた。敵の大群の中を、攻撃されることなく、恐れるそぶりも見せずに悠然と歩く若い女性の姿を見た、という隊員がいるのだ。私自身、当初は極度の緊張とストレスに起因する幻覚、つまりは見間違いに過ぎないのではないか、と考えていた。しかし、調査隊員が撮影したこの写真を見てくれたまえ。どう思う?彼女にしか見えないだろう?

X73-H
084-N
040-M
051-M
054-M
X63-I
000-I
Hope

《ミールヌイ13》の元主任研究員にして《ミリウム》研究の権威。《ミリウム》の性質のみならず、それが生物に与える影響や、実用化の可能性などについても幅広い知見を有する。Hopeの経歴は機密として扱われており、不明な点が多い。数少ない例外として、Merkulov教授と共同研究を行っていたことが知られている。

《ミールヌイ13》で貯蔵装置《マグナス》が起動し、再び超常現象が観測されるようになると、単独で現地に向かい、それ以降、行方不明となっている。敵と共謀している可能性が高い。ただし、それが彼女自身の意思によるものか、《ミリウム》の影響によるものかについては、現時点では不明である。

最高
機密
Martin Novak

大尉。《ミールヌイ13》で実施された最初の実地調査任務に参加し、無事に生還した数少ない隊員のひとり。生還した他の隊員たちが心身の不調により除隊したのに対し、唯一、彼のみが治療とリハビリテーションを経て任務に復帰している。

妥協を知らぬ不屈の精神と強い責任感を備え、《ミールヌイ13》にも通じていることから、敵との共謀が疑われるHopeの追跡・確保作戦では、指揮官に任命されている。ただし、任務の完遂に対して時に狂気とも思える執着を見せることがある点が懸念されている。

最高
機密
ミールヌイ13

油田が発見されたことで1940年代から労働者たちの居住区として発展した都市。1951年、後に都市名に因んで《ミリウム》と呼ばれることになる未知の物質が発見されると、周辺一帯の約3,650 km²が閉鎖区域に指定され、《ミリウム》の研究施設が設置された。やがて科学者、軍人、あるいはその家族の移住が始まり、1954年になると《ミリウム》の抽出と貯蔵を行うための巨大装置《マグナス》が完成した。

1963年に近郊の《アルザギール》で核実験が実施された際に、貯蔵中の《ミリウム》が超常現象を引き起こしたため、当時の人口にあたる約10,000名が都市を去ることになった。その後、未曽有の災害に見舞われている。

最高
機密
ミリウム

1951年に発見された未知の物質。既知の物理法則とは相いれない特徴をいくつも有する。こうした特徴の中には、電磁放射線を《ミリウム》に照射した時にのみ出現するものが存在し、そのうちの際たる例が、人間の精神や感情の汚染と、

装甲車輌のような複雑な物質の複製である。《ミリウム》には今なお解明されていない点が多いものの、混合物の硬化剤として使用すると優れた効果を示すことが知られている。

最高
機密
マグナス

Merkulov教授が率いる専門家らによって設計され、1954年に完成した巨大装置。当初は大量の《ミリウム》を抽出・貯蔵するために開発されたものの、後に《ミリウム》をエネルギーに変換して出力することもできるようになっている。《ミールヌイ》に生じた亀裂の向こう側では、このエネルギーを用いて《フェーズ》と呼ばれる次元のレイヤー間を移動する。

極めて高度な技術が用いられていることから、そうした分野に疎い戦車兵の中には超常現象のひとつとみなすものも少なくない。調査隊員たちの《マグナス》への理解を深めるため、司令部では講義や冊子の準備が進められている。

最高
機密
ザ・カタストロフィー

《ミールヌイ13》からおよそ21 kmの場所に《アルザギール》と呼ばれる核実験施設が存在する。1963年10月4日、この施設で核実験が行われると、《マグナス》に貯蔵されていた大量の《ミリウム》が活性化を始め、周辺で暮らす研究者や住民の多くが精神に異常をきたした。さらに数日が経過すると付近の放射線レベルが上昇を開始し、《ミリウム》が地面から漏れ出すかの如く次々と出現したことから、10月10日に

全住民に対する避難命令が発令された。続く数日のうちに複数の調査隊が現地に派遣されると、巨大な裂け目や敵対的行動を取る装甲車輌の存在が明らかになった。未曾有の事態から、一連の出来事は《ザ・カタストロフィー》とも呼ばれている。

最高
機密
Immortal

《ミールヌイ13》に派遣された調査隊は、現地に出現した巨大な裂け目の内部で敵対的行動を取る様々な兵器の存在を報告している。その中には、我々が良く知る戦闘装甲車輌によく似たものも少なくはないものの、既存の工学技術では考えられないものが含まれている。その最たる例が秘匿名称《Immortal》である。

《巨大》という言葉では足りぬほどの巨体に2門の主砲を搭載し、身に纏ったオーラであらゆるダメージを無効化する。研究チームの懸命の努力によって、最深層にあたる《フェーズ》におびき出せば無敵ではなくなることが判明している。なお、最も警戒すべき敵は他に存在する点を忘れてはならない。

最高
機密

こんな証拠を突きつけられれば、彼女が敵と共謀していると考えざるをえない。無論、《ミリウム》による精神汚染の結果、という可能性も否定はできないとはいえ、それを確かめるには、彼女の身を確保せねばならない。そこで我々軍司令部は、Martin Novak大尉を隊長とする追跡部隊を現地へと派遣した。しかし、部隊が《裂け目》へと突入して間もなく連絡が途絶え、それ以来、行方が知れない。以上が我々が現在置かれている状況だ。キミを呼んだ理由が少しは理解できただろう。悲しいかな、キミのような傑出した戦車兵でなければ任せられないような何かが起きているのだ。

では、具体的な任務を説明しよう。Novak大尉の追跡部隊を見つけ、彼らの任務遂行をサポートしてもらいたい。考えたくはないが、もしも追跡部隊が壊滅している場合は、任務を引き継いでもらうことになる。これまでの報告を踏まえれば、《裂け目》の中は複数の階層に分かれているらしい。最深部に近づくほど敵が強力になり、場合によってはまだ知られていない敵に遭遇することもあるだろう。

Hedgehog

自走式の球体。至るところからトゲのようなものが飛び出しており、機雷を彷彿とさせる。単体または集団で行動しており、攻撃対象を見つけると突進し、接触時に自爆する。それ以外の攻撃手段は確認されていない。移動速度が高く、方向も素早く転換できるため、ひとたび狙われると逃げ切るのは難しい。

そのため、遭遇した場合は真っ先に撃破するのが重要になる。装甲はないに等しいため、攻撃を命中させれば撃破は難しくない。

Alpha Hedgehog

大型の「Hedgehog」。行動パターンは「Hedgehog」と変わらないものの、自爆した際のダメージが大きいほか、大破時に複数の「Hedgehog」に分裂する。

「Alpha Hedgehog」に遭遇した場合は、小隊一丸となって優先的に撃破することが強く推奨される。

Rabbit

機動性に秀でた軽装甲の車輌。偵察を担っているものと思われ、こちらを発見すると交戦することなくすぐさま撤退する。大量の「ミリウム」をドロップするため、逃さずに確実に撃破するのが望ましい。

走行時に残す炎のような痕跡を辿ると追跡しやすいだろう。

Guard

集団で行動する中戦車および重戦車。集団に属する車輌の数が増えるほど攻撃的になる様子が観測されている。極めて原始的な戦術しか用いることができないため、交戦中の行動が予測しやすく、驚異になることは少ない。

ただし、優秀な指揮官が現れると立ち回りが変わり、急激に危険度が増す。

Alpha

分厚い装甲を備えた巨大な車輌。火力が高く、攻撃的に立ち回るものの、必ずしも無鉄砲とは言い難く、弱点をしっかりと隠しながら交戦する。

真正面からの撃ち合いは避けるのが好ましい。

Hunter

サイズが大きく、生存性に優れた車輌。分厚い装甲で覆われ、弱点も少なく、

ひとたび狙いを定めると撃破されるまで執拗に標的を追い続けるため、非常に危険度が高い。3輌でひとつの集団をなして行動する傾向が報告されている。

Trapper

俊敏性に秀でた装輪車輌。原理は不明ながら、戦場に「破壊ゾーン」を展開して、内部の標的に大ダメージを与えることができる。

「破壊ゾーン」を展開されると行動できる範囲が狭まり非常に危険なため、「Trapper」を捕捉した場合は速やかに撃破するのが望ましい。

Lost

過去の調査任務に参加したまま行方不明になっていた車輌。《ミリウム》の影響を受けてか、敵対行動を取るようになっている。装甲こそ薄いものの、機動性が高く、火力にも秀でているため油断がならない。

撃破優先度は少なくとも中程度だと考えておくのがいいだろう。3輌でひとつの集団を形成するとの報告がなされている。

Corrupted

原理は不明ながら、こちらと全く同じ車輌モデルで構成される。《ミリウム》の強い影響を受けていると推測され、戦闘中には非常に高度な立ち回りを見せる。戦場に出現する特殊アイテムの恩恵を受けることもできるようで、

それだけに危険度が高く、撃破するには小隊全体での連携が欠かせない。

Immortal

《ミールヌイ》に生じた亀裂の内部を徘徊する巨大な車輌。基本的にはダメージを与えることができないため、交戦してはならない。最深層に到達できればダメージを与えられるようになるものの、その身に纏うオーラや砲身から放たれるHESH弾の危険度が下がるわけではない。

Corrupted M103

醜く膨張した車輌。《ミールヌイ13》での第1次調査を実施するため、《M103》に特殊な改良を施した車輌《Goliath》のなれの果て。本車輌がAP弾の斉射を試みようとしている際には、どれだけ重装甲の車輌であっても回避するのが望ましい。

[最高機密]

《ミールヌイ》に出現した亀裂に足を踏み入れると悪夢が現実となって姿を現す、などと言われている。これが現地に赴いた調査隊員らの不安から生まれたただの噂話に過ぎないのか、はたまた《ミリウム》の力によるものなのか、その真相はこの車輌に遭遇した時に明らかになるだろう。

キミには言うに及ばないことかもしれないが、くれぐれも冷静さを失わずに任務を遂行してもらいたい。決して簡単ではないだろうが、キミには期待している。幸運を祈る。

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