戦車長の皆さん!
今回はイギリス、東ヨーロッパそしてはるばるオーストラリアまで、第二次世界大戦関連に関するすばらしい展示を誇る博物館を紹介します!
以前の名称からボービントン戦車博物館としても知られている、タンク・ミュージアム ("The Tank Museum") は World of Tanks と Wargaming にとってもお馴染みの場所です。世界的に有名な 300 輌を超える車輌コレクションの多くは稼動状態で、近年 World of Tanks はこの博物館で年 1 度の 「タンクフェスト」 (Tankfest) イベントのスポンサーとして参加しています。(正確には過去 5 回です。) 2015 年のタンクフェストには映画 『フューリー』 に登場したシャーマン戦車 3 輌が登場しました。また、この博物館の目玉として世界唯一の稼動状態のティーガー I 戦車、「ティーガー131」 があります。
マーク V 戦車 雄型
タンク・ミュージアムは 5 つ区画に分かれた展示でイギリスが第一次世界大戦で開発してから今日までの戦車の進化を紹介します。6 つの展示ホールではすぐ間近で 20 世紀の戦いに参加した車輌たちを見て、実際に戦った兵士たちの証言を聞くことができます。
この博物館には Wargaming が協賛して設立された教育センターも併設されており、これまでに 15,000 人以上の学校生徒や地域団体の方々が戦車に関する教育ワークショップで歴史や戦車を動かす科学について学びました。
ヤークトティーガー
Wargaming のハードコアファンならばオーストラリアが BigWorld、World of 系タイトルのゲームエンジン開発拠点であることを知っているでしょう。そして、つい先日 Wargaming はアメリカ、テキサス州からケアンズにある オーストラリア機甲砲兵博物館 ("Australian Armour & Artillery Museum") に伝説的なオーストラリア巡航戦車 AC1 を運ぶ事業に協力しました。
オーストラリア機甲砲兵博物館 の紹介をする The Challenger
この車輌は世界に 3 輌のみ現存する AC1 センチネルの 1 輌で、この里帰りのチャンスを逃すわけにはいきませんでした。キューポラやハッチ、装甲バイザーなどの修復を行った後に戦車は展示準備が完了し、現在はケアンズの博物館で観ることができます。
オーストラリア機甲砲兵博物館は南半球にあるこの手の博物館では最大のもので、1800 年代から現在までの大砲や装甲車輌のレストアや保護活動を行っております。現在は 100 以上の大砲や装甲車輌が展示してあり、第二次世界大戦に関するコレクションはオーストラリア一です。
搭乗可能な APC 風 戦車
オーストラリアはちょっと遠い、という方は World of Tanks (PC) や World of Tanks Blitz ゲーム内で AC1 Sentinel に是非乗ってみましょう!
その名前の通り、ワルシャワ蜂起博物館 ("Muzeum Powstania Warszawskiego") は 1944 年のワルシャワ蜂起を記念した博物館です。1983 年に建設が開始されましたが 20 年かかり、ワルシャワ蜂起の 60 周年にあたる 2004 年にようやく開館しました。
クブシュ装輪装甲車
ワルシャワ蜂起の歴史や研究だけでなく、この博物館はポーランド亡命政府に関する展示もあります。博物館には反乱軍の武器やラブレターなど数百の遺物が展示されています。
B-24 リベレーターのレプリカ
ワルシャワ蜂起博物館は複数階にわたる素晴らしい展示を誇ります。音声や映像、インタラクティブな展示、蜂起に参加した方などによる証言などバラエティに富んだ展示が行われています。また、格納庫には実寸台の B-24 リベレーターそして蜂起に参加した若い兵士の体験を追う反乱軍の病棟など、興味深い展示が並びます。
クビンカ戦車博物館 ("Бронетанковый музей в городе Кубинка") は装甲戦闘車輌を扱う博物館で、20 世紀を代表する多くの戦車が屋内外に展示されております。博物館では VIII 号戦車マウスやカール自走臼砲など多くの非常に珍しい車輌を見ることができます。
クビンカの クーゲルパンツァー
博物館は赤軍の極秘装甲車輌研究所の跡地にあります。多くの展示品は試験場で実際に走らせて、研究された車輌です。そして、博物館の従業員は全員ロシア軍の軍人です。
クビンカの ISU-152
一部公開されていないものもありますが、博物館では多くの車輌を観ることができます。ほとんど (六割程度) はソビエト連邦時代の車輌です。また、鹵獲された第一次世界大戦のイギリス戦車や、ハンガリー、ポーランド、日本や西側の車輌も展示されています。最近 World of Tanks をプレイしていた方ならば、ドイツが第二次世界大戦中に製作したクーゲルパンツァー (球形戦車) が IS 8-Ball のインスピレーションになったことは気づくでしょう。
イギリス空軍博物館 ("Royal Airforce Museum") も Wargaming が過去にコラボレーションを行った博物館の一つです。空軍基地の隣にあるので、隣には現役の機体を見られますし、エアショーなども行われます。博物館には 70 機以上も航空機が展示されております。「War in the Air」 コレクションでは世界で一番古いスピットファイアやアブロ リンカーン重爆撃機などを見ることができます。
ホーカーハリケーン
イギリス空軍博物館には 2013年6月10日 にイギリス、ケント沖のグッドウィン砂州から回収されたドルニエ Do 17 があります。この機体は Wargaming がスポンサーとなり、現在保全作業が行われています。