ひとの記憶とは不思議なものだ。すぐに忘れてしまう記憶もあれば、いつまでも鮮明に覚えている記憶もある。時にはふとしたきっかけで心の奥底から浮かび上がってくる記憶もある。
機械とじゃれ合う息子を眺めるサラ・コナーがアーミーナーフで机に《No Fate》と刻むシーンは、この記事を読むキミにとって、そのうちのどれにあたるだろうか。
《No Fate》とは、言うまでもなく《定められた運命など存在しない》、《未来は自らの意志で変えられる》といった意味を表す。圧倒的な力を持つ敵から愛する息子を、そして人類を守り抜かんとするサラ・コナーの代名詞といっても過言ではない。どれほど絶望的な状況に追い込まれようとも、それですべてが終わるわけではないのだ。ルールは変わる。変えられる。昨日の敵が今日の友となり、予想だにせぬ救済者として現れることだってあるのだ。そう。かつて自らの命を狙った冷徹なるサイボーグが、息子を守るために戦い、そしてついには人が涙を流す理由を悟るように。たとえ徹底的に打ちのめされようとも諦めてはならないのだ。キミの中には、自分も、世界すらも変えてしまうような力が眠っているかもしれないのだから。
ひとの記憶とは不思議なものだ。どんなに強烈な体験でも、ふと気づけば忘れてしまっていることもある。だからこそひとは思い出の品を集めるのだ。「バトルパス〈審判の日〉」では、かつての興奮を呼び覚ます大量のアイテムが手に入る。大切な思い出をいつまでも忘れぬよう、ぜひともコンプリートを目指してくれたまえ。
注目のアイテムのひとつは搭乗員だ。複数のキャラクターが登場する。それもなんと、どのキャラクターも有名なセリフを発してくれるという特別仕様だ。
流体多結晶合金 — 最新鋭の人型兵器「T-1000」に用いられているとされる液体金属。自己修復能力に優れ、攻撃を受けて形状が変化してもすぐに復元してしまう。とはいえ、度重なる被弾や大きなダメージには注意が必要。
スカイネット — 独自の意思に目覚めたAIが生み出した光学迷彩パターン。美しいと思うならばそれに越したことはない。ただし、開発したのはあくまでAI、その主眼は実戦でのパフォーマンスに置かれていることを忘れてはならない。優等マークやプロジェクション・デカールの表示が他のよくあるスタイルと異なるのも、カッコよさうんぬんの問題ではなく、あくまで対面する敵に実力を知らしめることで恐れ慄かせるという実戦的な目的に根差している。
溶鉱炉サムズアップ — 実際の戦闘では、生まれや育ちは言うに及ばず、考え方も実力も全く異なるチームメイトとともに戦わねばならないことが多い。ゆえに《本当の敵は仲間》と語る者も珍しくなく、しかしだからこそ、見ず知らずの仲間に理解を示し、その仲間を救うために自らを犠牲にする者がいれば、その姿は涙なしに見ることができない。
母は強し — 《女性は我が子を守るためならば信じられないほどの力を発揮するものだ》などとひとは言う。一般論としての真偽はさておき、彼女を見てこの言葉を否定する者はそういないだろう。もとはどこにでもいそうなウエイトレス、それが人類の未来と我が子の運命を知るや、鋼の肉体を持つ戦士へと変貌してしまうのだから。
デデンデンデデン(^^♪ — もしも今、キミの目の前にこのポスターが現れたとしたら、きっとどこからともなく聞こえてくるはずだ。たった八文字の擬音で分かる楽曲が他にあるだろうか。デデンデンデデン。
中身 — その名の通り、あの兵器の実の姿。初めて見た時は衝撃を受けた人も少なくないだろう。かつては人類に仇なす者として恐れられ、新たな任務を与えられた今では、再び兵器としての忠実さと正確さをもって人類のために戦っている。その中身。
今回のイベントのモチーフとなった映画には、数々の名台詞が登場する。中でも特に有名なのが、「アイル・ビー・バック(また来る、戻ってくる)」、「ノー・プロブレーモ(問題ない、理解した)」、「アスタラビスタ、ベイビー(さっさと失せろベイビー、地獄で会おうぜベイビー)」だろう。冷酷な兵器が、心優しい非行少年からスペイン語風の間違った若者言葉を学び、やがてひとの感情を理解し、決め台詞とともに強敵を吹き飛ばすという展開は、《限界は越えられる》ということを教えてくれる。限界は越えられるんだ。分かる?待ってよ、それじゃダメだ。みんなの喋り方を聞くんだ。《理解した》なんて誰も言わない。言うならこうだ。ノー・プロブレーモ!
時に「溶鉱炉サムズアップ」とも呼ばれる感動のクライマックスでは、強敵「T-1000」が溶鉱炉に沈み、そして間もなく「T-800」も溶鉱炉へと消えていった。映画はそこで終わりを迎える。だがもし、2体の兵器が完全に機能を停止していなかったら?あのマグマから、「T-1000」の自己修復能力と、「T-800」の適応能力や断固たる任務遂行力を兼ね備えた新たな兵器が生み出されたら?そんなもしもが、ここにはある。
今回のイベントをテーマにした全アイテムを収集すると、コレクション・コンプリートを記念した特別勲章「未来が決まる時」が贈呈される。予め定められた運命など存在しない。未来は自分の手で掴み取るもの。そんなメッセージが込められた限定品だ。ぜひとも入手を目指してもらいたい。さぁ、戦え!人類の、そして何より、キミ自身の未来(と勝率、優等その他)のために!
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Footage from “Terminator 2: Judgment Day” © 1991 STUDIOCANAL All Rights Reserved used with permission of STUDIOCANAL S.A.S.
“TERMINATOR 2 MAIN THEME” Composed and Performed by BRAD FIEDEL © & ℗ 1991 STUDIOCANAL, A CANAL+ COMPANY
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