公開テストが開始されるアップデート 9.18 では、新たに Tier X 軽戦車が 5 種類追加され、各軽戦車ブランチに大幅なバランス変更が加えられます。これらに伴い、軽戦車のマッチングは他の車輌タイプと同様に ±2 となり、他の車輌タイプと対等となります。各軽戦車の火力が引き上げられますので、近・中距離戦において侮れない存在となることでしょう。(今回の軽戦車への変更理由に関しては、9.18 の告知をご参照ください。)
それでは、軽戦車ブランチへの変更の詳細を 1 ヶ国ずつご紹介します。今週は、ソ連軽戦車ラインです。
ゲームプレイ
機敏で極めて隠蔽率が高い Т-50は Tier V となり、もはや火力不足に泣くことはありません。45 mm 砲の貫通力、単発ダメージ、装填速度が引き上げられます。前進/後退速度についても向上しており、他のあらゆる偵察車輌を、機動性で上回って仕留めることができるでしょう。
高い機動性を活かして必要とされる場所へと素早く駆けつけることが可能であり、開けた場所でさえも身を隠せるほどの隠蔽率を備える MT-25は、従来通り Tier VI のままとなります。最上位主砲として新たに加わる 76 mm 砲は、単発火力および貫通力において 57 mm ZiS-4 を上回っており、敵偵察車輌の迎撃や自走砲狩りにおいて素晴らしい実力を示すことでしょう。ただし、分間ダメージおよび扱いやすさの点では 57 mm 砲の方が良好です。
Tier VII には、新登場となる 2 種類のソ連軽戦車のうちのひとつ、LTG(ガヴァロフの軽戦車) が加わります。極めて風変わりなデザインですが、そのおかげで高い火力とクラス最高の隠蔽率を実現しており、とても興味深いプレイが楽しめることでしょう。そして、その砲塔は素晴らしい装甲防御力を備えています。機動性も素晴らしく、マップを縦横無尽に走り回ることが可能であり、車高も低いため、本車を遠方から狙撃することは困難を極めます。
軽戦車でのプレイをお好みであれば、機敏で良好な防御力を備えた LTTB (Tier VIII) はなじみ深い車輌でしょう。正確な主砲と恐るべき機動性を備えたこの偵察車輌は、そのトレードマークである隠蔽率、速力、視認範囲は従来通りですが、HP が 1050 へと引き上げられます。
T-54 ltwt.は、車輌モデルが HD 化され、Tier が 1 段階引き上げられます。それに伴い、視認範囲が若干引き上げられ、火力も向上 (徹甲弾 (AP) の貫通力が向上) しています。ゲームプレイも多様化しており、単に偵察車輌として素晴らしいだけではなく、侮れない攻撃力をも備えており、適切にプレイすれば戦闘の流れを変え得る存在になっています。
Tier X に加わる新車輌Т-100には、ソ連軽戦車ブランチの最良の特徴 (素晴らしい機動性、素晴らし隠蔽率、低い車高) が集約されており、さらにはあらゆる軽戦車の中で最高の装甲をも備えています。そのサイズは極めてコンパクト (新登場の車輌の中では最も小型) であるため、困難な状況に陥ったとしても、敵の目から逃れて生き残ることが可能です。この T-100 は、能動的な偵察行動に最適であるだけでなく、極めて優秀な砲安定性と射撃速度を備えているため、近距離での機動戦においても輝く存在と言えます。
軽戦車のモジュール、EXP、搭乗員、徽章および迷彩はどうなる?
車輌構成: 9.18 で Tier が 1 段階変更となる車輌に関しては、最上位構成まで研究済みの車輌を所有している場合、変更後もそのままの状態で維持されます。
搭乗員も車輌に合わせて移行されます: 完全に訓練済みの搭乗員は、兵舎に戻され、新しい Tier 用として 100% 再訓練されます。もし Tier が 1 段階引き上げとなる軽戦車用の熟練度 100% 搭乗員を所有しており、しかし車輌そのものは所有していなかった場合であっても、その搭乗員は引き上げ後の Tier 用として再訓練されます。
徽章と迷彩: ゴールドで購入 し、Tier が 1 段階引き上げとなる車輌に適用した 徽章および迷彩 は、削除され、その価格分のゴールドが払い戻されます。Tier が 1 段階引き上げとなる車輌に適用されていた 一時的な徽章および迷彩 についても、削除された上で、残り期限に応じてクレジットが払い戻されます。特別徽章および迷彩 に関しては、Tier VIII 車輌から解除された上で倉庫に移されますので、これを任意の車輌に適用できます。
最後に、ブランチ構造が変化しても、各軽戦車で取得済みの EXP には影響はなく、それを取得した Tier に維持されます。