戦車長の皆さん
World of Tanks アップデート 9.14 が近日実装予定です。
この最新アップデートでは Audiokinetic Wwise サウンドプラットフォームが導入され、ゲームのオーディオ環境が一新されます。
新しいオーディオ技術の導入により、よりリアルで臨場感のある戦車戦の環境音、砲弾の飛び交う音、ギア変更そして路面に履帯が当たる音が聞こえるようになり、より臨場感あふれる最上のゲーム体験になるでしょう。
戦いに勝つにはうまく情報を利用しなければなりません。
全体の情報を素早く解析することにより戦闘ではアドバンテージを得ることができます。経験が豊富なプレイヤーは周囲の環境などから得られるあらゆる情報を元に、相手のこれまでの行動、そしてこれからの動きを予測します。
今まで、World of Tanks の戦場では視覚情報に頼らざるを得ませんでした。プレイヤーは実際に状況を目視するか、ミニマップの更新を確認しなければなりませんでした。これまで 「音」 は情報源としてではなく、主に戦車戦の雰囲気を醸し出すために使われてきました。
砲弾の残す煙の尾、自走砲の砲弾の着弾、すべての情報は戦闘には必要な重要で、改良されたサウンドシステムでは戦闘中の状況判断の助けになるでしょう。
新しい Audiokinetic Wwise プラットフォームは音声のクオリティを上げ、バラエティを増やすだけでなく、戦闘の環境音から得られる情報量を増やします。
アップデート実装後は音声により得られる情報量が増え、相手の主砲のおおよその口径、砲弾の種類、受けたダメージの量などを音で瞬時に聞き分けられるようになり、すぐに状況を判断し的確な行動を取れるようになります。
車輌の外の戦況 (砲撃、命中弾、貫通状況など) を判断するための情報以外に、新しいオーディオプラットフォームはプレイヤーの車輌の状況を表す音声ももたらします。
例えば装填が完了した時や、特定のモジュールが破壊された時、「第六感」 のパークスキルが発動した時、そして敵戦車に甚大な被害を加えた時、それがわかるような音声が再生されます。
ゲームプレイの改良以外に、Audiokinetic Wwise の技術の導入により音声に関する演算を CPU の別のコアに回すことが出来るようになり、全体的なパフォーマンスの向上が期待できます。
また、不必要な場合はサウンド関連の演算を無効化し、ローエンド PC でもパフォーマンスを大幅に向上できます。シングルコア CPU 搭載 PC ではサウンド関連の演算を切ることでパフォーマンスを 30% 程度向上、マルチコアの場合でも 5% 程度の向上が見込めます。
また、スピーカーの特性に合わせた複数のオーディオプリセットが提供されます。例えばノート PC スピーカーのようにダイナミックレンジの限られたスピーカーと、ダイナミックレンジの広いスピーカーでそれぞれ最適化されたオーディオ設定を選択できます。