戦車長の皆さん、20世紀中盤のベルリンの歴史的な街並みを戦車で探索しませんか?
『World of Tanks』では、第二次世界大戦末期当時のドイツの首都を探索できるようになります。アップデート1.9.1で、魅力たっぷりの新マップ「ベルリン」がランダム戦に追加されるからです。主な特徴を詳しく見ていきましょう。
誕生秘話
「ベルリン」のマップ制作は最近になって企画されたものではなく、実はかなり以前から検討されていました。その後、数年に渡って試行錯誤を繰り返し、実際にベルリンをテーマとしたマップをゲーム内で公開したことも何度かありました。ベテランプレイヤーの中には、2015年に開催されたイベントに、同名のマップが登場したことを覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
以来、ランダム戦用の新マップ「ベルリン」の制作企画について再検討を重ね、今回ついに実現しました。マップの面積は1,050 m x 1,050 m。その中に主に4つのエリアがあり、それぞれ第二次世界大戦最後の数週間におけるドイツの首都が精密に再現されています。当時の街並みが感じられる新マップの概要を、詳しく見ていきましょう。
当時のベルリンの街並みを体験!
新マップの制作作業は、歴史的な正確性を重視し、公文書館等に保管されている当時のベルリンに関する膨大な資料を研究することから始まりました。その研究をもとに、かつての雰囲気や歴史的な建造物、モニュメントの数々を、鮮やかなHD形式で甦らせています。マップ上では以下のようなランドマークを目にすることができます。
- 国会議事堂
- ブランデンブルク門
- クロル歌劇場
- レールター駅
- ティーアガルテン
- その他
20世紀中盤のドイツの首都をバーチャル空間でドライブして、細部まで忠実に再現された名所の数々をお楽しみください。
ベルリンの歴史的遺産に敬意を払うべく、当時のドイツの首都の雰囲気や街並みを可能な限り忠実に再現しました。当時の町の雰囲気をイメージするために、以下を含めて約300件もの資料を研究しました。
- 風景画像や配置図
- 航空写真
- リトグラフ、木版画、絵葉書
また建物やモニュメントの配置に関しては当時の街の設計図を参考にしました。例えば、 クロル歌劇場の外観に関する参考画像が足りなかったため、ゲーム内でオペラハウスを再現するために、1846年当時に引かれた設計図を取り寄せたりもしました。
マップ内で見ることができる建物やモニュメントは1940年代の建築様式を再現しています。また街並みも当時の街の設計図をもとに配置されています。ただゲーム内のマップという都合上、どうしても環境や建物にダメージを加えたり、瓦礫やその他のオブジェクトを追加したりもしています。
マップ内に再現された風景と実際のベルリンの風景をぜひ見比べてみてください。
ゲームプレイ
新マップ「ベルリン」は、Tier IV以上の通常戦と遭遇戦でのみ利用可能です。マップは大きく分けて4つのエリアから構成されています。
マップ上部(北部)の市街地ゾーン。 最強の座をめぐって、重戦車や突破用駆逐戦車が真っ向勝負を繰り広げるエリアです。歴史的建造物が数多く立ち並ぶため、ハルダウンを行い、遮蔽物の陰から攻撃することができます。
運河、建設現場、大規模な掩蔽壕が位置し、小回りの利く高速中戦車の主戦場となる中央ゾーン。 遮蔽物は多いながらも敵の砲撃を受けやすいエリアですが、戦略的に非常に重要です。このエリアを制圧すれば、中戦車はマップ中央部全体を掌握し、市街地の車輌に対する射撃が可能になります。
ティーアガルテン(遮蔽物の少ないゾーン)。受動的偵察および能動的偵察を駆使することで、軽戦車が活躍できるエリアです。
西側の長距離狙撃ポイント。第2線や第3線の車輌は、このエリアを押さえることで、その能力を最大限に発揮することができます。支援車輌としての役割を果たし、敵の突破を防ぎましょう。
ヨーゼフ・ウフュース作のヘルムート・フォン・大モルトケの肖像は、1905年の完成時にはクロル歌劇場の向かいに建立されましたが、現在ではティーアガルテンの公園内にある、戦勝記念塔の近くに設置されています。
ベルリンにあるこのオペラ劇場は、1933年から1942年にかけてドイツ国会の議事堂として使用されました。ベルリンの戦いで甚大な被害を受け、最終的には1951年に解体されました。
1894年にベルリンに建立された歴史ある大建造物。1933年に放火によって大きな被害を受けるまで、ドイツ帝国の帝国議会の場として利用されました。1999年以降は、再建された国会議事堂で現在のドイツ連邦議会が開かれています。
ベルリン最大級の都市公園であるティーアガルテンは、16世紀に猟区として設立されました。戦時中に大きな被害を受け、20万本あった樹木はわずか700本まで減少しました。1961年から徐々に再生保全が進められています。
ベルリンに現存する唯一の旧市門で、1788年〜1791年にかけて建造されました。四頭馬車クアドリガに跨ったローマの勝利の女神像を冠した12本のドリス式円柱が特徴です。
1928年に建設された、フンボルトハーフェン湾の南部に架かる壮観な橋。ベルリンの戦いで著しく損傷したため解体されましたが、2002年に同じ場所に新たな橋が建てられました。
1843年、レールター駅は当時ベルリンにあった8つの鉄道駅の1つとして建設されました。戦時中に著しく損傷し、1951年に取り壊されました。
東側の長距離狙撃ポイント。第2線や第3線の車輌は、このエリアを押さえることで、その能力を最大限に発揮することができます。支援車輌としての役割を果たし、敵の突破を防ぎましょう。
東側の長距離狙撃ポイント。第2線や第3線の車輌は、このエリアを押さえることで、その能力を最大限に発揮することができます。支援車輌としての役割を果たし、敵の突破を防ぎましょう。
東側の長距離狙撃ポイント。第2線や第3線の車輌は、このエリアを押さえることで、その能力を最大限に発揮することができます。支援車輌としての役割を果たし、敵の突破を防ぎましょう。
西側の長距離狙撃ポイント。第2線や第3線の車輌は、このエリアを押さえることで、その能力を最大限に発揮することができます。支援車輌としての役割を果たし、敵の突破を防ぎましょう。
西側の長距離狙撃ポイント。第2線や第3線の車輌は、このエリアを押さえることで、その能力を最大限に発揮することができます。支援車輌としての役割を果たし、敵の突破を防ぎましょう。
- マップ上部(北部)の市街地重戦車や強襲用の駆逐戦車が雌雄を決するエリアです。多数の歴史的建造物を上手く利用してハルダウンを行い、物陰から射撃しましょう。
- 運河や工事現場、掩体壕が位置し、小回りが利く高速中戦車の主戦場となる中央エリア遮蔽物は多いものの、敵自走砲の攻撃に晒されやすいので注意が必要です。しかし戦略的には重要度が高く、このエリアを制圧すれば、中戦車はマップ中央部全体を掌握し、市街地の車輌に対する射撃が可能になります。
- ティーアガルテン(オープンエリア)軽戦車が活躍できるエリアです。パッシブスカウトをメインにしながら状況に応じてアクティブスカウトに転じ、偵察活動を行いましょう。
- 長距離狙撃に適した東西の側面エリア第2線と第3線の車輌が、その能力を最大限に発揮するためのエリアです。このエリアを押さえ、味方への効果的な支援を行い、敵の突破を阻止しましょう。
現実と見紛うようなダイナミックな戦場の雰囲気を実現するため、風に流されて様々な方向へ拡散している煙幕を追加するなど、数々のビジュアルエフェクトが導入されています。戦争の終焉を象徴するかのように、ゆっくりと舞い落ちる砂ぼこりすら目にすることができるかもしれません。
戦車長の皆さん、新マップ「ベルリン」への出撃の準備は整いましたか?ベルリンの街並みを戦車で駆け巡り、ぜひご感想をお聞かせください!