中戦車のバランス調整: 続報

プレイヤーの皆様
アップデート1.5.1で中戦車「Leopard 1」と「STB-1」の特性を大幅に変更します。
この変更がゲームバランスにおよぼす影響や、両戦車の戦闘での役割について詳しくご説明します。

Leopard 1: 狙撃車輌

X Leopard 1 は『World of Tanks』に導入された当時から長距離狙撃車輌として活躍しています。戦況の変化に素早く対応し、遠方から味方を支援することに秀でた車輌です。狙撃車輌としてさらに活躍できるように、本車輌の砲を改善することにしました。
具体的は次の特性を調整し、非公開テストで検証しています。

  • 射撃精度
  • 装甲貫通力
  • 弾速
  • 砲の安定性

デフォルトでは、通常弾として秒速1480メートルの硬芯徹甲弾(APCR)を搭載しています。遠距離戦を得意とする本車輌の特性を活かすため、通常弾には引き続きAPCR弾を使用します。また、特殊砲弾のAPCR弾の装甲貫通力を323 mmに改善し、弾速は秒速1,613mに達するようになります。弾速はゲーム内最速となります。

また、移動時および旋回時の着弾分布を24%程度縮小し、0.13にする予定です。さらに照準時間を1.7秒に短縮して砲を強化します。照準時間が速くなったことで、より迅速に射撃体勢を完了できるようになります。

さらに、旋回速度を50度/秒に向上し、最高後退速度を時速23キロに改善します。これらの変更により、「Leopard 1」 は高機動かつ高い火力を備えた狙撃型軽装甲車輌として生まれ変わります。

このルートのTier VIII~IXの車輌に対しても同様の調整を予定しています。 IX Leopard Prototyp A の弾速と装甲貫通力、単発ダメージを向上させ、旋回時の着弾分布を縮小し、サスペンションの旋回速度を改善します。さらに、照準時間とDPMを上方修正し、エンジン出力もわずかながら改善させます。

VIII Indien-Panzer 」に関しては着弾分布と照準時間、装甲貫通力、砲のダメージ値を上方修正し、攻撃型車輌としての特性を強化します。

プレミアム中戦車  VIIIPanzer 58 Mutz とその派生車輌は次の特性を改善します:

  • 砲精度
  • 弾速
  • 単発ダメージ(240ポイントから250ポイントに上方修正)
  • HP量 (最大1,350ポイントに上方修正)
  • 視認範囲(380メートルから390メートルに上方修正)

STB-1: 万能な支援車輌

スーパーテスト実施後、  X STB-1 油気圧サスペンションを追加実装しました。油気圧サスペンションの追加により、「STB-1」は車体を傾けて深い砲俯角を得ることができるようになりました。「STB-1」の油気圧サスペンションは、スウェーデンの上位Tier中戦車のものと同様に自動的に起動します。

油気圧サスペンションの追加実装に伴い、油気圧サスペンションを使用しない場合の「砲のみの俯角」を -10度から -6度に低下させました。しかし、油気圧サスペンションを使用した総合的な砲俯角は現在の値から2度向上させて最大で -12度まで射撃できるように調整しました。
「STB-1」の最大砲俯角の比率は次のようになります:

  • 車体傾斜時: -6度
  • 砲傾斜時: -6度

これにより「STB-1」は稜線でより鋭角に射撃したり、想定外の方向から攻撃できるようになります。

もうひとつの重要な変更点は、砲塔装甲の強化です。近接戦での戦闘力を上げるために、次の調整を行います:

  • 防盾装甲の弱点を取り除きます
  • 防盾の防御力を総合的に強化します
  • 砲塔前面部の装甲を全体的に強化します

「STB-1」の単発ダメージはやや低下しますが、装填時間を8秒から7.1秒に短縮することで、DPMを3,042ポイントに引き上げます。この数値は、Tier X中戦車の中では2番目に高いDPMです。

砲の安定性を大幅に改善しています。前回の調整内容も含め、「STB-1」の砲性能は大幅に改善し、戦場での活躍が期待できます。また、連射速度も改善されていますので、今回の調整とゲームバランスを保つために単発ダメージを360ポイントに下方修正します。

次に弾速の低下についてご説明します。より近距離で活躍できる車輌に調整するため、弾速を低下させます。スーパーテストでは通常APCR弾をAP弾に変えてテストを行います。1回目のコモンテスト結果を踏まえて、弾速を秒速1,478メートルから秒速1,185メートルに調整しました。また、特殊砲弾も弾速を低下さる予定です。

「STB-1」は長所が大幅に強化され、近距離から中距離でのハルダウン時に活躍できるよう調整致しました。弾速が低下したことで遠距離での狙撃に影響してしまいますが、新しく実装された油気圧サスペンション、強化された砲塔装甲、向上したDPMと砲安定性で、本車輌の攻撃性能はより一層強化されています。また、貫通率が上がるように徹甲弾(AP)の性能をさらに調整する予定です。

STB-1と同じツリーのTier VIII~IX車輌も同様に特性値が改善されました。 IX Type 61  の砲の威力と安定性が向上しました。また連射速度が最高で18%上がりました。バランスを取るために単発ダメージは低下しています。 VIII STA-1 は砲の安定性と連射速度が改善しました。単発ダメージは変更ありません。

プレミアム車輌  VIII STA-2  の機動性を向上させました。また通常AP弾の弾速が34%速くなるよう調整します。

 

車輌のバランス調整に関する詳細は、アップデート1.5.1のパッチノートをご確認ください。また、車輌のバランス調整に関する皆様からのご意見とご要望をお待ちしております。ぜひ フォーラムにフィードバックをお寄せください。お待ちしております。
引き続き『World of Tanks』をよろしくお願いいたします。

閉じる