プレイヤーの皆さま
『World of Tanks』の戦場はアップデートの度に変更が加えられ、コンスタントに進化を続けています。アップデート1.28.1でもそれは例外ではありません。今回は「エンスク」、「飛行場」、「パリ」、「鉱山」の4つのマップに調整が加えられることとなりました。
調整の内容は、戦術的なポジションの大幅な刷新から、裏取りルートの改善、そして交戦エリアへの変更まで、多岐にわたります。本記事では、調整部分を詳しくご紹介していきます。
【エンスク】マップの拡大化
「エンスク」には大幅な刷新が加えられることとなりました。ただし変更は高Tier戦場にのみ適用される点をご留意ください。
「エンスク」は600 m x 600 mの小さなマップとして独自の立ち位置を占めていましたが、マップサイズを1000 m x 1000 mに拡大されています。新しいエリアが追加されたことにより、立ち回りの幅が大幅に広がっており、今までに増してダイナミックな展開が予想されます。拡大版のマップは既存のマップと区別するため「エンスク地域」に名称が変わっており、トップTierが「VIII」以上の戦闘で使用されることとなります。一方で、既存の小さなマップもTier I~VIIの戦闘では引き続き登場します。

重要な変更点
- 【出撃ポイント】両チームの出撃ポイント間の距離が広がっています。これにより、試合開始直後の会敵および被弾のリスクが下がっているほか、マップ両翼間をより安全に移動できるようになっています。
- 【中戦車と軽戦車の新たなプレイエリア】平野部が拡大され、E8~G8、E9~G9に廃墟が点在する新たなエリアが追加されました。また、川辺のE0~G0に位置する中州は、偵察ポジションとして強力な一方で、逆に発見されてしまうと、かっこうの的となってしまうため、進入する際は細心の注意が求められます。
- 【平野部の迎撃ポジション】拡大された平野部のC7、H7にはそれぞれ迎撃ポジションが追加されています。これらのポジションは、強引に突破を図る敵部隊を食い止める際に役立ちます。
- 【市街地への変更】重戦車隊の主要な交戦エリアが刷新されています。新たな射撃ポジションが追加され、さまざまな交戦距離での撃ち合いが繰り広げられる一方で、試合開始直後の会敵が減り、マップ内の別のエリアでの試合展開のタイミングが揃うようになります。
- 【陣地防衛ポジション】陣地奥に新たな防衛ポジションが追加され、敵チームの強引な突破に対して迎撃できるようになっています。

重要な変更点
- 【高機動車輌のプレイエリア】F~Jラインは、小回りの利く車輌の主要な行動エリアとなります。さまざまな交戦距離に対応した、ハルダウンおよび避弾経始に活用できるポジションが用意されており、幅広い戦術的立ち回りを展開できます。
- 【重戦車の交戦エリア】マップ中央のC、Eラインに重戦車が撃ち合うことができる洞窟と稜線を追加しました。
- 【駆逐戦車ポジション】マップの隅とE2、E9に狙撃ポジションを追加しました。ポジションは、陣地の防衛に役立つほか、強引に突破を図ってくる敵の進軍を押し返す際に使うことができます。
- 【快速車輌エリア】ABラインと、マップ中央を南北に走る5、6ラインに、快速車輌が戦略的に立ち回ることができるエリアを追加しました。
重要な変更点
【D4~D7の階段エリア】遮蔽物と上段へ続く道が新たに追加されています。


【噴水エリア】マップ中央に位置する「噴水」エリアに遮蔽物を追加したほか、高低差をつけたことで、ダイナミックかつ幅広いプレイが可能になっています。


【平野部の丘】D4とD7のポジションに変更が加えられ、北側からマップ中央へ移動しやすくなっています。


重要な変更点
【新たな射撃ポジション】南側チームの車輌が使用することが多い、島エリアのH1~2に射線を通すことができる新たな射撃ポジションが追加されました。これにより、北側チームにとって新たな戦略の可能性が生まれています。


【南側チームの茂み】H1~2の狙撃ポジションに下方修正が加えられ、マップ中央の丘付近にある重戦車の交戦エリアに射線が通りにくくなっています。


変更点のご紹介は以上となります。いずれの変更も、チーム間における条件の格差の是正や戦略的な幅の拡大、そして戦闘体験の向上を目的としています。生まれ変わった戦場をいち早く体験して、ご意見をお聞かせください。
Roll Out!!