【アップデート1.24.1公開テスト】ポーランド駆逐戦車、車輌のバランス調整など

戦車長の諸君!

アップデート1.24.1では、ポーランド技術ツリーに新たな駆逐戦車ルートを追加する。新ルートは6輌の通常車輌で構成されるぞ。そのほかにも、4輌のTier X車輌へのバランス調整や「ランダム戦」における5つのマップの改善、そして「Postmortem Mode」という新機能も今回のアップデートに含まれている。だがこれで全てではない。公開テストに参加して一足先にアップデート内容を試して、ぜひ感想を聞かせてほしい。

以下がアップデート1.24.1の内容一覧だ。

公開テストに登場する新要素はどれも開発段階にある点をご留意いただきたい。テスト内で表示される数値や報酬、車輌の性能、その他の設定はあくまでも開発中のもので、正式リリースに伴い変更が加えられる可能性がある

新たなポーランド駆逐戦車ルート

ポーランド技術ツリーの新ルートは、Tier V~Xの研究可能な駆逐戦車6輌で構成されている。Tier IV軽戦車「14TP」からこのルートへと進むことができるぞ。

Tier V~VIIまでの車輌は砲塔の無い典型的なスタイルの駆逐戦車となっている。どの車輌も機動性が高く、十分な前面装甲を備えているぞ。搭載された主砲は、高い単発ダメージと貫通力を誇る優れものだ。ルート内で最初の車輌はTier Vの「SDP 40 Zadymka」だ。その次はTier VIの「 SDP 44 Burza」、そしてTier VIIの「SDP 57 Gowika」と続く。

  • SDP 57 Gowika
  • SDP 44 Burza
  • SDP 40 Zadymka

さらに上のTierの車輌は以下の通りだ。

  • SDP 58 Kilana(Tier VIII)
  • SDP 60 Gonkiewicza (Tier IX)
  • NC 70 Błyskawica (Tier X)
  • NC 70 Błyskawica
  • SDP 60 Gonkiewicza
  • SDP 58 Kilana

今回追加されたTier VIII~X車輌には、近接戦において最大のダメージを与えるための新たな砲弾メカニズムが搭載されている。新たな砲弾メカニズムは以下の2つの要素から構成されている。

  • 星型弾底弾: 底部が特殊な形状になっている砲弾で、50 m以内にいる敵を貫通した場合に最も火力を発揮できる。ただし、敵との距離が離れれば離れるほど運動エネルギーが減り、与えるダメージも減ってしまう。
  • 深溝ライフル砲: 砲身の内側に深いライフリングが施された主砲で、非常に高い速度で砲弾を発射できる。「SDP 60 Gonkiewicza」および「NC 70 Błyskawica」の 通常砲弾の弾速は1,700 m/s、そして特別砲弾の場合は2,000 m/sにも至り、現時点では、これがゲーム内最速の砲弾となっている。

高Tierのポーランド駆逐戦車は、敵との距離が近いほど多くのダメージを与えられるため、チャンスがあれば積極的に近接戦闘を仕掛けることをおすすめする。

車輌のバランス調整

先日、スーパーテストに追加する車輌とその調整内容についてお伝えした。1.24.1の公開テストでも、引き続き調整を行うぞ。調整を行うことになったのは、以下の4輌のTierX車輌だ。

「Pz.Kpfw. VII」と「AMX 50 Foch B」には上方修正を加える。一方「Super Conqueror」と「Controcarro 3 Minotauro」には下方修正を加え、戦場での影響力を少々抑える調整を行う。

また一貫性を保つため、調整が加えられた車輌の研究ルートに属するフランスとイタリアのTier VIII~IX駆逐戦車にも同様の調整が施される。詳しい変更点については特集記事で確認してほしい。

マップのバランス調整

「ランダム戦」のマップ5つに、プレイをより快適にするための改善を施した。今回の調整のほとんどが軽微なものである一方、「山岳路」には大きな変更がいくつか加えられている。以下よりそれぞれの調整を確認してくれたまえ。

山岳路

  • 北側陣地よりも有利となっていた点を解消するため、南側陣地を調整
  • 主戦場となる地点の岩を調整
  • 北側陣地のチームだけが「氷河」の方面へ射線を通すことができていたため、E6エリアの一部を封鎖
  • どちらか片方のチームに有利にならないよう、E3~G5エリアの丘の高さを調整

カレリア

  • マップ北側チームの陣地近くの駆逐戦車ポジションを新たに追加し、既存のポジションも調整
  • B4およびC5エリアの主要なポジションを調整
  • 南側陣地の駆逐戦車ポジションからの射撃が通りにくくなるよう調整
  • 南側陣地のチームが湿地帯側から丘へ登るルートを改善

鉱山

  • 南側陣地に大きなアドバンテージを与えていたため、C9エリアの植物をほぼすべて削除
  • 北側陣地近くのA4~A5エリアの高台からの射線を改善

エル・ハルフ

  • 重戦車同士の撃ち合いの邪魔となっていたため、C2エリアにある茂みを削除

前哨地

  • 軽戦車が戦闘しやすくなるよう、G7エリアの植物を背の高いものに変更
  • 身を隠すポジションを作るため、G7~G8エリアに岩を追加し地形を調整
  • 軽戦車でのプレイ体験改善のため、植物を移動

搭乗員に関する変更

搭乗員のシステムについても引き続き改善を行っている。システムを全体的によりシンプルで使いやすくするため、全ての搭乗員の職能レベルを100%にアップグレードすることにした。いかなる操作やペナルティーをもってしても、職能レベルが100%以下になることはない。

兵舎に新しく設置されたボタンを押すと、1つ目のパークの訓練レベルが100%未満の搭乗員をまとめて解任できる。解任した搭乗員のEXPは「搭乗員教本」に変換される。

ほかにも以下の点が変更される。

  • 「職能レベル」は「Crew Efficiency」に改名される。
  • 無料またはクレジットを使って再訓練するとパークの効果にペナルティーが科されるようになる。ペナルティーはEXPを獲得するにつれて減っていく。
  • 初心者には再訓練の際にボーナスが適用される。
  • クレジットを使った再訓練により、搭乗員の職能を変更できるようになる。

以上でざっくりと取り上げた搭乗員に関する変更点は、近日公開の特集記事でさらに詳しく紹介する予定だ。

「Postmortem Mode」

「Postmortem Mode」はアップデート1.24.1でリリースされる。ただし、はじめは「ランダムイベント」が発生するマップでの戦闘は対象外となっている。「Last Moment」の機能は近いうちに追加を予定しているぞ。

この機能は、諸君のゲームプレイ体験を向上させることを目的として作られた。自車輌が撃破されても、この機能を活用すれば敗北から学んで、己のスキルを磨くことができる。

「Postmortem Mode」は2つの要素によって構成されている。概要は以下の通りだ。

  • 「Last Moment」: 自車輌を大破させた一撃に関する詳細を確認できる。
  • 「Observer Camera」:「フロントライン」でお馴染みのフリーカメラに改良を施したものだ。不公平な優位性を与えないよう、「オブザーバー・カメラ」はコンペティティブ・モードでは使用不可となっている。

「ラスト・モーメント」には詳細なバージョンと簡易的なショート・バージョンがある。プレイヤーおのおの、自分が欲しい情報を選んで設定できるようになっているぞ。

新機能「Postmortem Mode」の実装により、非常に有益な情報を得られるようになる。敵が居た位置、使用された砲弾とその弾道、そして自車輌がどのように貫かれたのかを知ることで、戦車兵として成長できるはずだ。

「オンスロート2023-2024」最終シーズン近日開幕!

「オンスロート」はアップデート1.24.1のリリースと同時に開幕する。

「ペガサス・イヤー」を締めくくる最後の一幕に向けて、ぜひ鍛錬を続けてくれたまえ!シーズンが終了した後には、年間報酬を受け取ることができるぞ。年間報酬には限定Tier X中戦車の「Hurricane」も含まれている。「Hurricane」はポーランド車輌「CS-63」の特別バージョンで、限定の搭乗員も付いてくるぞ。

シーズン「ジェイド・ペガサス」で登場する新要素は以下の通りだ。

  • 新たなボンズ拡張パーツ「Innovative Targeting」が登場する。ランク「ブロンズ」に到達すると購入できるようになるぞ。
  • 「トレーニング・ルーム」に「オンスロート」のマップを追加する。本番に向けて、ぜひ戦略に磨きをかけてくれたまえ。
  • 迷彩や銘刻など、報酬として新たなカスタマイズアイテムが入手できる。

また今後はランク「アイアン」でより多くの基本「レーティング・ポイント」を得られるようになるぞ。なお、取得ポイントは戦績によって変動する。同時に、ランク「アイアン」および「ブロンズ」で失う基本「レーティング・ポイント」が減少する予定のため、以前より次のランクに進みやすくるぞ。

「STEEL HUNTER」モードの改善

今回のアップデートでは、小隊の機能性を改善するため、小隊のランダム編成がしやすくなる変更を加えた。今後はボタンを押すだけで、小隊を探しているプレイヤーが小隊メンバー候補として提案される。また本モードに音声によるコミュニケーション機能も追加されるため、相手との意思疎通や次の戦闘に向けた準備が以前よりも快適になる。そして最後に、「STEEL HUNTER」モード内のランダム編成で小隊を組んだ相手を通常の小隊に招待できるようになった点にもご注目いただきたい。

「クラン征戦」の改善

「クラン征戦」に関しても、大きな改修を行っている。以下が改善内容の一部だ。

  • クラン向けデイリーミッションは、今後「征戦ミッション」という名前になるぞ。
    • 毎日3つのミッションに挑戦できる。
    • ミッションは順番に達成していく必要がある。
    • 最後の2つのミッションは、必ずクランメンバーと小隊または分遣隊を組んで挑戦しなくてはならない。
    • ミッション達成報酬は、プレイヤー自らが手動で受け取る必要がある点に注意してくれたまえ。

報酬

  • 所属クランの工業資源
  • 新たなクラン通貨の「征戦ポイント」

「征戦ポイント」を使用することで新たな「領土」を「開拓」できるぞ。「開拓」するたびに報酬も入手できる。「領土」を全て「開拓」しきると、なんとイタリアTier X中戦車 X Carro da Combattimento 45 t 」が手に入るぞ。車輌には専用3Dスタイル「プロセルピナ」も付いてくる。


公開テストに参加するメリット


公開テストとは、公式リリースの前に次のアップデート内容を試すことができる機会だ。参加プレイヤーは予定されている新機能、新たなゲームモードや車輌、その他の変更点などを一足先に試すことができる。さらに、気になった点について開発チームにフィードバックを送ることができるのもメリットのひとつと言える。
そして、開発チームにとっても、受け取ったフィードバックをもとに問題点を早期に発見して、正式リリース前に対処できるというメリットがある。つまり双方にとっていいこと尽くしなのが「公開テスト」だ。

  • 公開テストの参加方法
  • 初めてテストに参加する場合は?
公開テストの参加方法

公開テストに参加するには、Wargaming.net Game Center(WGC)最新の公開テスト用クライアント、そして参加登録の締切日(以下を参照)以前に作成されたWargaming.netアカウント必要となる

参加条件

日本時間3月11日の06:59までアカウントを作成しているプレイヤーであれば誰でも公開テストに参加できるようになっている。

テスト用のクライアントのダウンロードとインストールの手順

テスト用のクライアントのインストール手順

  • テスト用クライアントのインストーラーを実行する。
  • 普段『World of Tanks』のファイルを保存しているファイルとは別のインストール用フォルダーを選択する。
  • WGC上部のドロップダウンメニューから新しくインストールされたテストクライアントを選択する。
  • これでテストに参加できる。フィードバックも忘れずにお送りいただきたい。

WGCについての詳しい情報はWargaming.net Game Centerガイドで確認してくれたまえ。

初めてテストに参加する場合は?

テストへの参加が初めての場合は、公開テスト、サンドボックステスト、そしてスーパーテストに関する詳細ガイドもぜひチェックしておくと良いだろう。

テストガイド

アップデートの公式リリース日が近づいたら、より詳細な情報をお伝えする。公開テストに参加して、ぜひフィードバックを寄せてくれたまえ!

パッチノート(以下英文)

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