アップデート1.22の公開テストが開始!

戦車長の諸君!様々な新コンテンツが実装される大型アップデートの到来が迫っている。8月18日から始まるアップデート1.22の公開テストに参加すれば、さらなる進化を遂げた『WoT』をひと足先に体験できるぞ!新コンテンツは、イギリス装輪式中戦車ルートから、マップと車輌へのバランス調整、「バトルパス」や「オンスロート」モードの新シーズン、生まれ変わった「チュートリアル」、そして「WoT Plus」への変更点まで、実に多岐にわたる。

本記事で全容を紹介していこう

 
 

アップデート1.22の公開テストでは、新コンテンツをゲームクライアントに問題なく実装できるかどうかを計るため、技術的な安定性の確認も行う予定だ

イギリス装輪式中戦車

今までになかったタイプの車輌ということもあり、諸君の注目度も高いはずだ。新ルートはTier IV軽戦車「Cruiser Mk. IV」から分岐し、合計6種類の新車輌で構成される。どの車輌もルート共通の明確な特徴を備えているぞ。

まず初めにTier V車輌として登場するのは4輪式の「AEC Armoured Car」、続いて「Crusader」の砲塔を採用した「Tier VI Staghound Mk. III」が登場する。Tier VIIの「FSV Scheme A」は車輪が6つになり、火力も増している。Tier VIII車輌の名はFV601 Saladin。戦後に量産された1輌で、強力なエンジンと90 mm砲を特徴とする。Tier IXの「GSOR 1006 Scheme 7」は空挺車輌ながら総重量が増し105 mm砲を採用している。新ルートの頂点に君臨するのがConcept No.5だ。集大成と呼ぶに相応しく、あらゆる戦場で脅威となる性能を秘めている。《装輪》とはいえ、立ち回りの点では「CS-63」や「Leopard 1」といった中戦車ルートの車輌に近いと考えていい。

イギリス装輪式中戦車は装輪という明確な共通点こそあれど、既存のフランス装輪車輌とは多くの点で異なる。例えば装輪式中戦車のサイズは既存の装輪車輌より大きい。そのため、機動性は優秀なものの、フランス装輪車輌のような爆発的な速度はなく、敵砲弾を易々と回避できるようなスピードは備えていない。一方で装軌車輌のように超信地旋回を行えるほか、走行モードの切り替えもなく、操縦のしやすさに関しては勝っていると言えるだろう。高い出力重量比、扱いやすく精度の高い主砲、広めの視認範囲、そして比較的低い分間火力といった性能を考えると高機動の火力支援型車輌》というのが新車輌の役割だ。

XConcept No.5
平均ダメージ
430/430/515
 HP
平均貫通力
260/318/55
 mm
車輌HP
1,800
 HP
最大速度 / 後退速度
65/32
 km/h
100 mでの散布界
0.31
 m
照準時間
1.8
主砲の装填時間
11.7
車体装甲
70/40/35
 mm
砲塔装甲
150/40/40
 mm
エンジン出力
580
馬力
出力重量比
25.2
馬力/t
主砲俯 / 仰角
−8/16
視認範囲
400
 m
IXGSOR 1006 Scheme 7
平均ダメージ
390/390/480
 HP
平均貫通力
248/315/53
 mm
車輌HP
1,650
 HP
最大速度 / 後退速度
65/32
 km/h
100 mでの散布界
0.32
 m
照準時間
1.9
主砲の装填時間
11.7
車体装甲
60/35/20
 mm
砲塔装甲
85/30/20
 mm
エンジン出力
535
馬力
出力重量比
24.3
馬力/t
主砲俯 / 仰角
−8/16
視認範囲
390
 m
VIIIFV601 Saladin
平均ダメージ
250/250/330
 HP
平均貫通力
221/255/45
 mm
車輌HP
1,200
 HP
最大速度 / 後退速度
60/30
 km/h
100 mでの散布界
0.33
 m
照準時間
1.9
主砲の装填時間
8
車体装甲
14/14/8
 mm
砲塔装甲
25/16/16
 mm
エンジン出力
310
馬力
出力重量比
23.8
馬力/t
主砲俯 / 仰角
−8/20
視認範囲
380
 m
VIIFSV Scheme A
平均ダメージ
150/150/200
 HP
平均貫通力
185/220/38
 mm
車輌HP
1,000
 HP
最大速度 / 後退速度
60/30
 km/h
100 mでの散布界
0.33
 m
照準時間
1.8
主砲の装填時間
4.7
車体装甲
35/15/12
 mm
砲塔装甲
40/25/12
 mm
エンジン出力
220
馬力
出力重量比
24.4
馬力/t
主砲俯 / 仰角
−5/15
視認範囲
370
 m
VIStaghound Mk. III
平均ダメージ
125/125/175
 HP
平均貫通力
138/190/38
 mm
車輌HP
800
 HP
最大速度 / 後退速度
60/30
 km/h
100 mでの散布界
0.38
 m
照準時間
2.2
主砲の装填時間
3.8
車体装甲
22/13/10
 mm
砲塔装甲
51/24/16
 mm
エンジン出力
320
馬力
出力重量比
24.3
馬力/t
主砲俯 / 仰角
−7/20
視認範囲
360
 m
VAEC Armoured Car
平均ダメージ
90/90/125
 HP
平均貫通力
121/180/30
 mm
車輌HP
580
 HP
最大速度 / 後退速度
60/30
 km/h
100 mでの散布界
0.39
 m
照準時間
2
主砲の装填時間
2.8
車体装甲
18/16/16
 mm
砲塔装甲
18/16/16
 mm
エンジン出力
290
馬力
出力重量比
20.7
馬力/t
主砲俯 / 仰角
−10/20
視認範囲
350
 m
 
 
X
Concept 5
IX
GSOR 1006/7
VIII
Saladin
VII
FSV Sch. A
VI
Staghound
V
AEC

なにはともあれ、百聞は一見に如かず。公開テストに参加して、新車輌の乗り心地をぜひその手で感じてくれたまえ!

「オンスロート」モードの新シーズン

人気コンペティティブモード「オンスロート」が新たなシーズン「アジュール・ペガサス」とともに帰ってくるぞ!今回のシーズンから3シーズン構成の《イヤー制》され、1年の終わりにパフォーマンスに応じた豪華な報酬が手に入るようになる。中でも注目なのが新ポーランドTier X報酬中戦車Hurricaneだ!新車輌は「CS-63」と同様の性能を備えており、限定3Dスタイルや搭乗員も用意されている。

「オンスロート」に関するその他の変更点は以下の通りだ。

  • 刷新されたランク・システム: 最初の10戦が初期ランクを決めるための「測定ラウンド」として扱われるようになる。なお初期ランクの算出には、この「ラウンド」の成績と前シーズンの成績が考慮される。シーズンが始まるたびにランクを一から登りなおす必要がなくなるというわけだ。
  • 新シーズンをモチーフにしたカスタマイズ・アイテム
  • モードで使用するマップの追加および既存マップの一部への変更
  • 「ロール・アビリティー」のバランス調整
  • 自走砲の使用の禁止

変更点はこれだけに留まらない。公開テストの前に「オンスロート」の新シーズンの詳細をおさえておきたければ、特集記事をチェックしておくのがおススメだ。乗り慣れたTier X通常車輌とコレクション車輌で出撃し、公開テスト上で調整が加えられたマップでの7対7形式の熱き戦闘を楽しんでくれたまえ!

公開テスト内の「オンスロート」モードを通して手に入る報酬は、実際のゲーム内の同モードで手に入る報酬とは異なるという点にご留意いただきたい。

バトルパス・シーズンXII

バトルパス・シーズンXII」の舞台はなんとあの閉鎖都市「ミールヌイ13」だ。ここ数年のハロウィーンイベントに登場したことを覚えている諸君も多いのではないだろうか。今回のストーリーは、時系列的に言うと今までの2つのイベントの前、いわゆる前日譚にあたる。シーズンのコア車輌に選ばれた「Object 140」、「M-V-Y」、そして「Jagdpanzer E100」の3輌の専用カスタマイズ・アイテムとして、プログレッシブ・スタイルが登場するぞ。

いつも通り「シーズンXII」には報酬としてたくさんの貴重なアイテムが用意されている。その他にも「コレクション」画面にアニメーションが追加され、異なるイベントの《記念の品》を閲覧できるようになるなど、UI 面での改善も加わっている。新シーズンの報酬を集めながら《ミールヌイ13》の秘密を紐解けるようになるのは9月上旬からとなる予定だ。

既存車輌のバランス調整

直近の告知の通り、これまでに収集した統計データやプレイヤーからのフィードバックに基づき、通常車輌を含む既存の車輌にバランス調整を加える準備を進めている。これに伴い、アップデート1.22では、いくつかの区分の車輌に調整を加えることとなった。調整の対象となるのは、Tier X通常車輌に加えて、中Tierの通常車輌と複数のプレミアム車輌だ。また、一部のTier X報酬車輌にも軽微な下方修正を加える。全体として、現環境でのパフォーマンスが高すぎる車輌には下方修正を、低すぎる車輌には上方修正を加えることになる。これらの調整の目的はバランスの取れた、公正かつ多様なゲーム体験の実現だ。

バランス調整に関するより包括的な情報については、こちらの特集記事でご確認いただきたい。また、ここで言及されている調整は、あくまで実装《予定》のもので、最終決定されたものではない点にもご留意いただきたい。

プレミアム車輌(Tier VIII)

統計データとフィードバックを分析した結果、複数のTier VIIIプレミアム車輌には大幅な上方修正が必要だということが判明している。これらの車輌を所有しているプレイヤーはこの調整の恩恵を感じられるはずだ。

VIIIT26E5
最大速度
45
 km/h
 (▲4.8 km/h)
後退速度
17
 km/h
 (▲2 km/h)
移動や車体旋回に伴う散布界の拡大
0.15
 m
 (▼0.07 m)
車体の旋回速度
35
 度/秒
 (▲5 度/秒)
100 mでの散布界
0.36
 m
 (▼0.02 m)
照準時間
2.1
 秒
 (▼0.2 秒)
VIIIAMX M4 mle. 49
車体の旋回速度
30
 度/秒
 (▲5度/秒)
移動や車体旋回に伴う散布界の拡大
0.18
 m
 (▼0.04 m)
視認範囲
390
 m
 (▲20 m)
照準時間
2.5
 秒
 (▼0.4 秒)
砲塔旋回に伴う散布界の拡大
0.12
 m
 (▼0.04 m)
VIIIT25 Pilot
通常砲弾の貫通力
208
 mm
 (▲16 mm)
特別砲弾の貫通力
268
 mm
 (▲25 mm)
通常砲弾の弾速
920
 m/s
 (▲67 m/s)
特別砲弾の弾速
1,100
 m/s
 (▲79 m/s)
VIIICenturion Mk. 5/1 RAAC
移動や車体旋回に伴う散布界の拡大
0.14
 m
 (▼0.04 m)
VIIIStrv 81
移動や車体旋回に伴う散布界の拡大
0.14
 m
 (▼0.06 m)
VIIIFV4202
移動や車体旋回に伴う散布界の拡大
0.14
 m
 (▼0.06 m)
視認範囲
400
 m
 (▲10 m)
主砲の装填時間
7.5
 秒
 (▼0.5 秒)
VIIITurtle Mk.I
最大速度
25
 km/h
 (▲5 km/h)
後退速度
12
 km/h
 (▲2 km/h)
移動や車体旋回に伴う散布界の拡大
0.18
 m
 (▼0.07 m)
通常砲弾の貫通力
240
 mm
 (▲16 mm)
特別砲弾の貫通力
270
 mm
 (▲17 mm)
通常砲弾の弾速
1,050
 m/s
 (▲258 m/s)
特別砲弾の弾速
1,200
 m/s
 (▲209 m/s)
 
 
VIII
T26E5
VIII
AMX M4 mle. 49
VIII
T25 Pilot
VIII
Centurion 5/1
VIII
Strv 81
VIII
FV4202
VIII
Turtle Mk.I

通常車輌(Tier V~VIII)

パフォーマンスに関する統計データとコミュニティーからのフィードバックを受け、車輌タイプや国家の異なる複数のTier V~VIII車輌の性能を向上させることとなった。

VChurchill I
「Churchill I」サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大
0.2
 m
 (▼0.02 m)
「Churchill III」サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大
0.18
 m
 (▼0.02 m)
「75 mm Vickers HV」砲を搭載した際の100 mでの散布界
0.35
 m
 (▼0.01 m)
「75 mm Vickers HV」砲を搭載した際の照準時間
2.1
 秒
 (▼0.2 秒)
VIChurchill VII
最大速度
25
 km/h
 (▲5 km/h)
後退速度
14
 km/h
 (▲2 km/h)
「Churchill V」サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大
0.18
 m
 (▼0.02 m)
「Churchill VII」サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大
0.16
 m
 (▼0.02 m)
「OQF 17-pdr Gun Mk. VII」砲を搭載した際の照準時間
2
 秒
 (▼0.3 秒)
砲塔旋回に伴う散布界の拡大
0.14
 m
 (▼0.02 m)
VIIBlack Prince
最大速度
25
 km/h
 (▲5 km/h)
後退速度
14
 km/h
 (▲2 km/h)
「Black Prince」サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大
0.16
 m
 (▼0.02 m)
「Black Prince Mk. II」サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大
0.14
 m
 (▼0.02 m)
「OQF 17-pdr Gun Mk. VII」砲を搭載した際の装填時間
4.5
 秒
 (▼0,5 秒)
「OQF 17-pdr Gun Mk. VII」砲を搭載した際の照準時間
2
 秒
 (▼0.3 秒)
砲塔旋回に伴う散布界の拡大
0.1
 m
 (▼0.1 m)
VIIAMX AC mle. 46
車体の前面装甲
140
 mm
 (▲20 mm)
「AMX AC mle. 46」サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大
0.22
 m
 (▼0.02 m)
「AMX AC mle. 47」サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大
0.2
 m
 (▼0.02 m)
「100 mm AC SA47」砲を搭載した際の照準時間
2.3
 秒
 (▼0.4 秒)
 
 
V
Churchill I
VI
Churchill VII
VII
Black Prince
VII
AMX AC 46

VIIIAMX 65t
車体の上部装甲(実効装甲厚)
220
 mm
 (▲26 mm)
車体の上部装甲の傾斜部(実効装甲厚)
220
 mm
 (▲22 mm)
「AMX 65 t bis」サスペンションを搭載した際の車体の旋回速度
26
 度/秒
 (▲1 度/秒)
「AMX 65 t tourelle classique de 120」砲塔を搭載した際の視認範囲
380
 m
 (▲10 m)
「120 mm D. 1203」砲を搭載した際の装填時間
12
 秒
 (▼0.5 秒)
「120 mm D. 1203」砲を搭載した際の通常砲弾の貫通力
225
 mm
 (▲7 mm)
VIIIVK 45.02 (P) Ausf. A
「VK 45.02 (P) Ausf. A」サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大
0.2
 m
 (▼0.02 m)
「VK 45.02 (P) Ausf. A verstärkteketten」サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大
0.18
 m
 (▼0.02 m)
「105mm KwK45 L52」砲を搭載した際の装填時間
8.9
 秒
 (▼1.2 秒)
「105mm KwK45 L52」砲を搭載した際の100 mでの散布界
0.35
 m
 (▼0.02 m)
「105mm KwK45 L52」砲を搭載した際の照準時間
2
 秒
 (▼0.3 秒)
「VK 45.02 (P) Ausf. A」砲塔を搭載した際の車輌HP
1,500
 HP
 (▲30 HP)
「VK 45.02 (P) Ausf. A Schwerer Turm」砲塔を搭載した際の車輌HP
1,600
 HP
 (▲30 HP)
車体上部の装甲板の結合部(実効装甲厚)
260
 mm
 (▲48 mm)
「VK 45.02 (P) Ausf. A Schwerer Turm」砲塔
260
 mm
 (▲75 mm)
「VK 45.02 (P) Ausf. A Schwerer Turm」砲塔の防盾側部
120
 mm
 (▲20 mm)
VIIIT69
「T84E1」サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大
0.22
 m
 (▼0.02 m)
「T95」サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大
0.2
 m
 (▼0.02 m)
「90 mm Gun T178」砲を搭載した際の照準時間
2.5
 秒
 (▼0.4 秒)
「90 mm Gun T178」砲を搭載した際の通常砲弾の貫通力
200
 mm
 (▲19 mm)
「90 mm Gun T178」を搭載した際の特別砲弾の貫通力
280
 mm
 (▲30 mm)
「90 mm Gun T178」砲を搭載した際の弾倉交換時間
24
 秒
 (▼3 秒)
VIIIPershing M26
「90 mm Gun T15E2M2」砲を搭載した際の照準時間
2
 秒
 (▼0.3 秒)
「90 mm Gun T15E2M2」を搭載した際の100 mでの散布界
0.34
 m
 (▼0.03 m)
「90 mm Gun T15E2M2」砲を搭載した際の通常砲弾の貫通力
212
 mm
 (▲22 mm)
「90 mm Gun T15E2M2」砲を搭載した際の装填時間
6.8
 秒
 (▼1.4 秒)
VIIIM41 Walker Bulldog
「76 mm Gun M32 late」砲を搭載した際の通常砲弾の貫通力
180
 mm
 (▲5 mm)
「76 mm Gun M32 late」砲を搭載した際の特別砲弾の貫通力
215
 mm
 (▲5 mm)
「76 mm Gun M32 late」砲を搭載した際の装填時間
4.5
 秒
 (▼0.5 秒)
「76 mm Gun M32 late」砲を搭載した際の100 mでの散布界
0.35
 m
 (▼0.03 m)
「76 mm Gun M32 late」を搭載した際の照準時間
1.7
 秒
 (▼0.2 秒)
VIIIAT 15
最大速度
25
 km/h
 (▲5 km/h)
後退速度
12
 km/h
 (▲2 km/h)
「AT 15」サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大
0.2
 m
 (▼0.1 m)
「AT 15 Mk. II」サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大
0.18
 m
 (▼0.1 m)
防盾裏の装甲
227
 mm
 (▲100 mm)
VIII110
「100 mm 62-100T」砲を搭載した際の装填時間
8.5
 秒
 (▼1.5 秒)
「100 mm 62-100T」砲を搭載した際の100 mでの散布界
0.35
 m
 (▼0.01 m)
「100 mm 62-100T」砲を搭載した際の照準時間
2.3
 秒
 (▼0.2 秒)
車体の下部装甲(実効装甲厚)
200
 mm
 (▲21 mm)
 
 
VIII
AMX 65 t
VIII
VK 45.02 A
VIII
T69
VIII
Pershing
VIII
M41 Bulldog
VIII
AT 15
VIII
110

通常車輌(Tier V~VIII)

Tier X車輌の中でも、パフォーマンスや人気に格差が生じており、バランス調整の必要性は明らかだ。今回調整の対象となるのは、駆逐戦車2輌と重戦車2輌の合計4輌だ。以下のインタラクティブ画像で詳しく確認できる。

具体的には「WZ-113G FT」の機動性と射撃精度を向上させている。「Object 268 Version 4」については、最大速度、車輌HP、装甲に下方修正を加える。ただし旋回性能に関しては向上させる予定だ。「ST-II」には、装填速度、砲塔装甲、そして旋回性能のすべてに改善を加え、プレイヤーにとってより魅力的な車輌にすることを目指す。一方ですでに高い人気を誇っている「Vz. 55」については、自動装填砲の弾倉装填時間を延長している。

XWZ-113G FT
出力重量比
15
 馬力/t
 (▲3.2 馬力/t)
最大速度
40
 km/h
 (▲2 km/h)
通常砲弾の弾速
960
 m/s
 (▲200 m/s)
装填時間
16.5
 秒
 (▼0.5 秒)
100 mでの散布界
0.36
 m
 (▼0.02 m)
XObject 268 Version 4
車体の旋回速度
25
 度/秒
 (▲3度/秒)
最大速度
40
 km/h
 (▼10 km/h)
出力重量比
16
 馬力/t
 (▲2 馬力/t)
車輌HP
1,900
 HP
 (▼100 HP)
測距儀のカバー
210
 mm
 (▼20 mm)
XSТ-II
砲塔の旋回速度
23
 度/秒
 (▲7度/秒)
砲塔の前面装甲(防盾を含む)
350
 mm
 (▲30 mm)
連射間隔
4
 秒
 (▼1 秒)
主砲の装填時間
11.2
 秒
 (▼0.5 秒)
XVz. 55
連射間隔
2.5
 秒
 (▲0.5 s)
主砲の装填時間
25
 秒
 (▲3 秒)
照準時間
3
 秒
 (▲0.3 秒)
 
 
X
WZ-113G FT
X
Obj. 268/4
X
ST-II
X
Vz. 55

これらのTier X車輌のルートに属するTier VII~IX車輌も、バランス調整の対象となる予定だ。

報酬車輌(Tier X)

T95/FV4201 Chieftain」と「Object 279 early」については、「強すぎる」という意見が多く、その数は時とともに増え続けるばかりとなっている。実際に統計データもこうした印象をはっきりと裏付けており、場合によってはいるだけで勝敗を決めてしまいかねず、そのパフォーマンスの高さは、「入手が難しく乗り手に猛者が多いから」という指摘だけでは説明がつかない。この問題は最近になって初めて明らかになったわけではなく、むしろ今までこの2輌に触れてこなかったのは、「手に入れたプレイヤーたちの時間と労力」をないがしろにせずに調整する方法を模索していたという側面が強い。しかし、理由はどうであれ実際に調整に入るのが遅すぎたのは否定できず、早急の対応が求められている。

以上で簡単に触れた事情を考慮すれば、目指すべきは「Tier X重戦車の中でも屈指と言える、入手難易度の高さに見合った性能」を満たしつつ、「いるかいないかで戦闘の公平さに影響が生じる性能」まではいかない範囲だろう。現時点では、「T95/FV4201 Chieftain」は機動性と火力を、「Object 279 early」は最大速度と分間火力に加えて車輌HPをある程度低下させることが予定されている。砲塔の硬さと俯角の広さを活かした柔軟な立ち回りや、防御性能の高さを活かした戦線の押し上げといった、両車輌の代名詞とも言える戦い方が変わることはないはずだ。

XT95/FV4201 Chieftain
最大速度
40
 
km/h
 (▼6 km/h)
車体の旋回速度
28
 
度/秒
 (▼5 度/秒)
主砲の装填時間
12
 
 (▲1.5 秒)
特別砲弾の貫通力
311
 
mm
 (▼11 mm)
XObject 279 early
車輌HP
2,300
 
HP
 (▼100 HP)
主砲の装填時間
11.5
 
 (▲1 秒)
最大速度
35
 
km/h
 (▼5 km/h)
特別砲弾の貫通力
320
 
mm
 (▼20 mm)
 
 
X
T95/FV4201
X
Object 279 (e)

既存マップのバランス調整

アップデート1.22では、合計10個のマップに大小様々な規模の調整を加える予定だ。これらの変更により、マップのバランスが改善され、より多様な立ち回りが可能になるだろう。

大幅な変更が加えられるのは「山岳路」、「漁師の港」、「ストゥジャンキ」、そして「オイスター・ベイ」の4マップだ。変更が加えられたエリアは以下のインタラクティブ画像で確認できるぞ。

インタラクティブ画像 — ミニマップ上に表示されたアイコンにマウスをかざすと簡単な情報が表示されるぞ。ただし、アイコンはあくまで大まかな位置を示す指標に過ぎないという点にくれぐれも気を付けていただきたい。
山岳路
ストゥジャンキ
漁師の港
オイスター・ベイ

H8エリアに位置する南東側の高台は、これまでと比べて高低差が抑えられ、劣勢時に駆け登りやすくなっている。その一方で、9~0ラインを南下してくる敵を迎撃するためのポジションがなくなっている点には注意が必要だ。

E9、F9、E0、F0のエリアに複数の遮蔽物が追加されている。いわゆる〈アイスロード〉を取り切った北西チームの部隊が敵陣地に攻め込む際に、斜面の上から一方的に撃たれてしまうケースが少なくなるはずだ。また、南東チームの車輌がE0エリアの水辺に陣取ると、陣地側の味方と集中砲火を組むことで、たった数輌でも敵の進軍を止められてしまうことがよく見られた。このポジションは、今回のアップデートをもって削除されている。

北側のいわゆる〈アイスロード〉には、どちら側に構えてもほぼ対等な条件で戦えるよう、南東側のE9エリアに起伏と遮蔽物が、そして北西側には遮蔽物が追加されている。

北側のいわゆる〈アイスロード〉には、どちら側に構えてもほぼ対等な条件で戦えるよう、南東側のE9エリアに起伏と遮蔽物が、そして北西側には遮蔽物が追加されている。

北側の最前線となるC7、D7、D8エリアには、特に大規模な変更が加えられている。地形が変わり、新たな遮蔽物が追加されているだけでなく、立ち回れるスペースそのものが広くなっているため、これまでとは様相が大きく変わるはずだ。

H6~H7エリアの岩壁が大きく削られ、さらに樹木が削除されたことで、H8エリアに位置する南東の高台から南西のJ3~J4エリアに対して射線を通せるようになっている。この変更により、南東チームも南西から自陣へと進軍してくる敵部隊を高台から迎撃できるようになるため、チーム間のバランスが改善するはずだ。

G5~H6エリアにもパッと見てわかる変更がいくつも加えられている。南東チームが南西へと向かう際に対岸から〈通行料〉を取られにくくなる一方で、場合によっては反撃もできるはずだ。

D2~E3エリアにもパッと見てわかる変更がいくつも加えられている。北西チームが南西へと向かう際に対岸から〈通行料〉を取られにくくなる一方で、場合によっては反撃もできるはずだ。

南西チームの一員としてE2~G1エリアまで取り切ったものの、敵陣側の高台周辺から射線を通されて全く先に進めなくなった、という経験をしたことがあるプレイヤーは多いだろう。このエリアには、今回のアップデートで起伏や遮蔽物が追加されているため、何もできずに足止めされてしまうことが少なくなるはずだ。

中央の窪地での駆け引きをこれまでよりも複雑にするため、F4エリアには複数の小さな遮蔽物が追加されている。

南東でスタートして橋の入り口に陣取った際に、自分だけ敵陣側のC3エリアに位置する高台から一方的に撃たれる経験をしたプレイヤーもきっと多いことだろう。橋の両側の条件を整えるため、今回のアップデートでD4エリアに巨石が追加され、高台から射線がほとんど通らないようになっている。

橋を挟んだ撃ち合いで南東チームが不利になりやすかったのは、高台からの射線の有無だけではなく、反対側に比べてそもそも取りうるポジションが限られていたためでもあると考えられる。この仮説に基づいて南東側の橋の入り口付近が拡張され、新たなポジションが追加されている。

北側と同じく、南側でも最前線をなすH1~K4エリアに大幅な変更が加えられている。まず、こちらのミニマップを見るだけでも、H3~H4エリアの高台が西に移動しており、初動で東から抑えに行くのが難しくなっているのが分かるだろう。しかし、高台の価値がなくなっているかと言えばそんなことは決してなく、F3~G3の岩肌が削られ、射線を通せる範囲が広がっている。さらにどちらのチームにも南西での撃ち合い時に活用できる新たなポジションが追加されているだけでなく、両チームがそこに到達するのに要する時間もおおよそ等しくなるように調整されているため、ぜひ自ら体験していただきたい。

このマップのバランスの悪さのひとつとして、陣地防衛のしやすさが挙げられるだろう。南東の隅には茂みや起伏が多く身を潜めたまま迎撃できるのに対して、北西の茂みではそうはいかない。そこで、チームが劣勢に陥ってもうまく迎撃態勢を組めば逆転できる可能性を残しつつ、この不平等を是正するため、北西側の陣地付近に茂みや樹木が追加されている。

北側の駅が拡張され、ひとつの工場とも言える規模に変貌している。立ち回れるスペースがただ広がっただけでなく、C4~C7およびD5~D6に複数のポジションが追加されているため、どういった車輌でどう構えれば活躍が期待できるか、試行錯誤を繰り返してもらいたい。

D3エリアには小さな丘が追加されている。北側の戦線が崩壊し、自陣方面への完全撤退が間に合わないような場合に力を発揮してくれるはずだ。

D8エリアには小さな丘が追加されている。北側の戦線が崩壊し、自陣方面への完全撤退が間に合わないような場合に力を発揮してくれるはずだ。

H5~H6エリアおよびG5~G6エリアには、新たに家屋がいくつか追加されている。窪地に対する射線が調整され、東西のバランスが改善しているはずだ。

E5~E6エリアの溝は、これまでよりも深くなっている。北の工場から一方的に撃たれにくくなるため、中央の溝を抑えた際に取りうる立ち回りの幅を広げてくれるはずだ。

マップ南部のKラインに沿って広がる集落にも、北側に負けずとも劣らない大きな変更が加えられている。ミニマップからも明らかな通り、集落そのものの範囲が広がっているほか、マップ南端で窪地が東西にグッと広がっているため、これまでとはひと味もふた味も違う駆け引きが楽しめるはずだ。

K1エリアはこれまでよりも茂みが薄くなっている。除草剤がまかれたのかもしれない。

K1エリアはこれまでよりも茂みが薄くなっている。除草剤がまかれたのかもしれない。

東西のバランスを整えるため、E0エリアには西側と似た破壊不能な家屋が追加されている。

北側チームが東の市街地に向かう際に経由するA6~B7エリアに変更が加えられている。中央方面から狙われても射線を切りやすくなっているはずだ。

市街地を攻略するうえで障害となることが多かったE8エリアのポジションは、今回のアップデートで削除されている。

マップの中央部にあたるE5~E6エリアには茂みが追加されている。さらに家屋の配置が変更されている点にも注目してもらいたい。中央から市街地に向かう車輌に攻撃を仕掛ける手段に関して南北のバランスを取るための調整だ。

B2エリアには茂みが追加され、家屋の配置も変わっているため、狙撃ポジションとしての使いやすさが増しているはずだ。

D1エリアでは樹木が削除されている。これをうまく倒すと特定の状況下でいわゆる〈ダブルブッシュ〉として圧倒的な力を発揮していたためだ。

H9~G9エリアからは、建造物がいくつか削除されている。南側チームが市街地方面で戦う際に視界がほとんど利かない空間を減らすと同時に、要所を抑えるのに必要となる時間を調整するのが目的だ。

K7エリアにも新たな射撃ポジションが追加されている。特に北側チームに中央を掌握された際に力を発揮するはずだ。その一方で、北側チームも南東全域を切り取れば、南西に残る敵車輌に攻撃を仕掛ける際に活用できるだろう。

E6エリアの地形に変更が加えられ、北西方面から射線が通りやすくなっている。南側のチームが強引に突破を図ろうとしても、これまでのようにはいかないはずだ。

E7エリアの地形に変更が加えられ、東の狙撃ポジションから射線が通りやすくなっている。南側のチームが強引に突破を図ろうとしても、これまでのようにはいかないはずだ。

F8エリアも地形に変更が加えられている。特に北から南に戦線を押し上げる際に取りうる選択肢が増えているはずだ。

北側チームの偵察車輌は初動でD6エリアを経由することが多い。今回のアップデートで、これまでのように水に足を取られて速度を失ってしまうことが減るはずだ。

H5~G6エリアでは、岩壁がこれまでよりも高くなっている。北東スタートの重戦車部隊が南西チームの自走砲による砲撃に晒されることが少なくなるはずだ。

G5エリアでは、高台に調整が加えられ、どれだけ勢いをつけても下から上に登れないようになっている。

E7エリアでは、高台に調整が加えられ、どれだけ勢いをつけても下から上に登れないようになっている。

C4エリアに位置する沿岸砲は、位置が変えられている。これまでのようにB5に構えた狙撃部隊の射線を切ってしまうことがなくなるはずだ。

E2エリアでは、茂みの位置が変更されている。南西スタートの狙撃車輌がこのエリアから海岸方面の敵車輌に攻撃を仕掛けるには、茂みから身を乗り出さなければならなくなったため、南北でのバランスが改善するはずだ。

ムロヴァンカ」、「」、「ライヴオーク」の3マップには中規模な変更が加えられ、「湖の村」、「エンスク」、「ジークフリート線」のにも、規模はやや小さいながら重要な変更が加えられる。公開テストに参加して、事前に変更点をおさえておけば、ゲームクライアントに実装された際に優位に立てるはずだ。

それぞれの詳しい変更については間もなく公開される特集記事で確認できるようになっている。

生まれ変わった「ブートキャンプ」

ブートキャンプ」は『World of Tanks』のチュートリアルにあたるモードとして、鋼鉄の猛獣たちが跋扈する戦車戦の世界に足を踏み入れた新兵に戦闘の基礎を教える役割を担ってきた。そんな「ブートキャンプ」がなんと、ソロプレイ専用のPvEモードへと生まれ変わるぞ。今後、新兵の諸君は独自のストーリーを追いながら、戦車の基礎を学ぶことができるようになる。ストーリーはベテラン戦車兵の諸君でも楽しんでもらえるものになっている。興味があればぜひチェックしてみてほしい!

また、既存のチュートリアルに登場したミッションもゲーム内に残る。ただし新兵がストーリーに触れた後にミッションに挑戦できるようになる予定だ。

「WoT Plus」がパワーアップ

サブスクリプション型の新たなサービスとして実装された「WoT Plus」も改良の対象となる。限定重戦車「TS-54」やゴールド庫、搭乗員教育プログラムといった今までの特典に加えて、デイリー・ログインボーナスを利用できるようになるぞ。また5回ログインするごとに、普段より豪華なボーナスを受け取ることができる。その際、連続でログインする必要はなく、間にログインしていない日があっても、合計で5回ログインすれば、ボーナスを受け取れるようになっている。

横転に関する新メカニズム

最後に全戦車兵にとって嬉しいお知らせがある。戦車戦に没頭していると、時に自分が操作する車輌が段差や障害物に乗り上げて、ひっくり返ってしまうことがある。一度こうなってしまうと、親切な味方がやってくるのを願うしかない。新兵かベテラン戦車兵かを問わず、誰もが経験したことのある苦い思い出だろう。だが、そんな切なさともついにおさらばできる。今後は車輌がひっくり返ってから15秒が経過すると、自動的に元の状態に戻るメカニズム実装されるぞ。

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