アップデート1.20.1の公開テストが開始!

今年の春の『World of Tanks』はいつにもまして新コンテンツがいっぱいだ!

技術ツリーには日本駆逐戦車の新ルート、ガレージには搭乗員パークの新システム、そして「先行偵察ミッション」に登場するマップにはランダムで地形やオブジェクトが変化する新メカニズムが実装されるぞ。昨年の秋にはじめて実装した「オンスロート」にもフィードバックを踏まえた様々な改良が加えられる。アップデートの内容はこれだけじゃない。本記事で全容を紹介しよう!

 
 

【先行偵察ミッション】ランダムイベントとダイナミックカバー

2月に公開された公式動画を覚えているだろうか。そこで少しだけお披露目されたのが従来の戦闘のあり様を大きく変える「ランダムイベント」と「ダイナミックカバー」だ。嬉しいことにこの新メカニズムには諸君らから大きな反響が寄せられた。そこで諸君らにできるだけ早く体験してもらうため、「先行偵察ミッション」モードに実装する運びとなった。実装するとなれば、当然、動作の確認を行わねばならない。というわけで今回の公開テストでは「ランダムイベント」と「ダイナミックカバー」を体験できるようになっている。

今回の公開テストの目的はあくまで新メカニズムが安定して動作するかを確認することにあり、新メカニズムが「先行偵察ミッション」モードの一部として正式に実装されるのは今年の5月を待たねばならない。とはいえ、新メカニズムはマップそのものに影響を与えるため、従来の戦闘のあり様を大きく変えることが予想される。公開テストでひと足早く体験しておいて損はないはずだ。

「先行偵察ミッション」モードをプレイするには、公開テスト用クライアントを起動して、モード選択メニューを開くだけでいい。

新メカニズムの安定性を確認するにあたって、公開テストで用いられるのは「山間の港湾」、「ヒメルズドルフ」、「ルインベルク」、そして「プロホロフカ」の4つのマップだ。まずは「ランダムイベント」と「ダイナミックカバー」がいったいどんなものなのかを紹介したうえで、各マップがどう変わるか説明していこう。

ランダムイベント

「ランダムイベント」をひと言で説明するならば、戦場で発生し、マップそのものに影響を与える様々な事象といえる。戦闘中の特定のタイミングでマップ上の特定の場所に発生するという点は共通しているものの、実際に何が起こるかはマップによって大きく異なる。

軍艦の乱入、飛行船の墜落、列車の到着などが一例だ。1戦中に発生する「ランダムイベント」がひとつだけとは限らない。場合によっては複数の「ランダムイベント」が発生する可能性も存在する。

こうした抽象的な説明ではあまりイメージが湧かないかもしれない。ひとつ具体例を示そう。例えば、「ランダムイベント」が発生して、航空機が建造物に墜落したとする。この場合、航空機が大破し、そして建造物が倒壊することにより、何もないはずの場所に瓦礫の山が生じ、遮蔽物として活用できるようになる。戦闘開始時には射線が通っていたエリアで射線を切れるようになったり、敵の進軍を押しとどめる手段がないはずのエリアが突如として防衛の要所となることもあり得るため、戦闘のあり様や展開が大きく変わるのも想像に難くない。

「ランダムイベント」が発生する場合は、その少し前に影響を受けるエリアが赤い枠でハイライトされ、タイマーが表示される。カウントダウンがゼロになるまでにそのエリアから離脱しないと車輌が大破してしまうため、速やかな意思決定が必要となる。

公開テストで表示されるタイマーのデザインはあくまで試験用のものに過ぎない。正規実装までに改良を加えることになるため、見た目に問題があってもそう心配する必要はないぞ。

 「ランダムイベント」が発生するエリアとその概要は以下の通りだ。

  • 山間の港湾
  • ルインベルク
  • プロホロフカ
  • ヒメルズドルフ
山間の港湾
  • 火災が発生して緊急事態に陥った軍艦が埠頭に乱入し、桟橋や周辺施設に衝突する。
  • 航空機が掩蔽豪の入り口に落下する。
  • 爆撃機が高架橋を攻撃する。
ルインベルク
  • 爆撃機が市街地の様々な箇所を攻撃する。
プロホロフカ
  • 航空機が小道の上空で衝突する。
  • 別の航空機が東の丘に墜落する。
  • 中央の線路を走る形で列車が到着し、砲兵射撃の標的にされる。
ヒメルズドルフ
  • 北西の鉄道駅から列車が発車し、その直後に鉄道駅が空爆に晒される。
  • 敵の攻撃を受けた飛行船が市街地に墜落する。

注意: 以下は各マップで発生するランダムイベントの一例だ。

ダイナミックカバー

ダイナミックカバー」は、動かせるオブジェクトと説明するのが分かりやすいだろう。見た目は従来のコンテナやコンクリート・ブロックとそう変わらないものの、車輌で押して動かすことができるというわけだ。ちょうどいい高さの「ダイナミックカバー」があれば、それで車体下部を隠したまま少しずつ前進することも不可能ではない。単独で活用するだけでなく、味方を助けたり、緊急時に備えるうえでも力を発揮するため、戦車兵の創造力を問うメカニズムと言ってもいいかもしれない。

戦車で押して動かせるオブジェクトなだけに戦車砲の攻撃を何度か受ければ大破してしまう。戦闘開始と同時にふざけて壊してしまったがためにあとになって後悔した、などということがないように注意してもらいたい。

以上の新メカニズムを備えた「先行偵察ミッション」モードは、今年の5月に実装する見通しだ。本番で環境の変化についていけずに混乱することがないよう、今のうちに体験しておくに越したことはない。今回の公開テストでは新たなアンケート・システムも導入される。こちらも動作の安定性の確認を目的としているため、公開テストで寄せられた回答内容そのものの集計や精査は行わない。『World of Tanks』に関するフィードバックは、普段と同じく公式Discordやプレイヤーサポートからお寄せいただきたい。

「ランダムイベント」と「ダイナミックカバー」はマップそのものを変化させるメカニズムであるため、複雑かつユニークなアルゴリズムのうえに成り立っている。だからこそ今の段階で技術的な安定性をテストするわけだ。

特に「ランダムイベント」の中には大きな炎や強い光を発生させるものも含まれている。CPUやグラフィックカードの性能が低いPCでプレイをしている場合はパフォーマンスが低下する可能性があることをここで強調しておきたい。

低スペックのPCの場合は「ランダムイベント」の映像品質も低下する可能性が高い。とはいえ、映像品質が低下したからといって「ランダムイベント」の内容やマップへの影響に変化が生じるわけではない

「ランダムイベント」が発生するタイミングやエリアなどの詳細は、公開テストの結果によっては変更される可能性もある。公開テストで体験できるのは最終版ではないという点を頭の片隅に置いておいてもらいたい。

現在、「夜間マップ」と「ダイナミックに変化する水面」のメカニズムも開発が進められている。こちらもいずれテストを行う予定だ。

だがまずは「ランダムイベント」と「ダイナミックカバー」を味わってほしい。慣れ親しんだマップであっても、戦闘のあり様が大きく変わるはずだ。果たしてどう変わるのか。少しでも早く知りたければ、ぜひとも公開テストに参加してくれたまえ。

新たな搭乗員パーク・システム

マップに関わる前述の新メカニズムと並行して改良が検討されているのが搭乗員システムだ。2021年に実施したサンドボックス・テストの結果を受けてシステム全体の包括的な刷新は見送られたものの、好意的な反応の多かったメカニズムについては段階的に実装していく見通しとなっている。ご存じの通り、アップデート1.18.1では従来のパーク「第六感」を車長の「デフォルト特性」へと変更されている。次のステップは搭乗員の「パーク/スキル」の改良だ。

アップデート1.20.1では、パークとスキルの区分が廃止され、名称が「パーク」に、そして習得の仕組みが従来の「スキル」のそれに統一される。つまり、新システムではすべての特殊能力(=パーク)が習得直後から効果を発揮し、訓練レベルが上がるにつれて効果の度合いも上昇するようになる。さらに「戦友」以外のパークは搭乗員の職能レベルに応じて効果の度合いが変化する。特定の搭乗員の職能レベルが上がると、今後は対応するパラメーターだけでなく習得済みのパークの効果も強化されていくというわけだ。

変更されるのはパーク全体の仕組みだけではない。個々のパークも変更の対象だ。名称も含めてほとんど変わらないものも一部あるものの、大部分には何らかの変更が加えられる。新たな効果が追加されて強化されるものもあれば、これまでにはなかった全く新しいパークも合計9種類が導入される。照準速度を最大で2.5%短縮するパーク「高速照準」や、自車輌の周囲50 m以内に敵車輌が1輌でも存在する際に装填速度を最大で2.5%短縮するパーク「近接戦闘」が一例だ。

新システムは33種類のパークで構成され、各搭乗員は集団型パークを除く6種類のパークを習得できる。全容は以下の画像で確認できるぞ。

インタラクティブ画像 — 新システムでの搭乗員パークを確認できます。職能毎にタブが分けられています。効果はすべて100%まで習得した際の値となります。既存のパークは大部分に何かしらの変更が加えられています。名称が変わっていない場合でも同様です。
 は新登場のパークを、 は変更が加えられたパークを表します。
 
車長
 
操縦手
 
砲手
 
装填手
 
無線手
車長
偵察
視認範囲2%拡大する。観測装置が損傷するとボーナス値が20%に向上する。
教官
全搭乗員が取得できる搭乗員EXP15%増加させる。
鋭い視力
即応型パーク
敵車輌を攻撃した際にモジュールの損傷や搭乗員の負傷を誘発する確率5%向上させる。砲弾の種類は問わない。0.5秒にわたって敵車輌に照準をあわせ続けた際に損傷中のモジュールを識別できるようにする。
なんでも屋
車長が負傷する確率30%低下させる。他の搭乗員が負傷した際に車長が50%の効率でその代役を務められるようにする。
音響探知
即応型パーク
敵自走砲に狙われた際に0.1秒の遅延を挟んで自走砲弾の飛来方向を把握できるようにする。スタンによるペナルティー5%軽減する。
能率的収納
消耗品のクールダウン時間15%短縮する。
操縦手
クラッチの名手
車体の旋回速度5%向上させる。
オフロード走行
軟地盤および通常地盤での速度維持性能をそれぞれ10%2.5%ずつ向上させる。
スムーズな運転
移動中の射撃精度4%向上させる。
衝突の制御
体当たりによる与ダメージ15%向上させると同時に体当たりにより受けるダメージを15%低下させる。体当たり時にサスペンションが受けるダメージ50%低下させる。
こまめな手入れ
燃料タンクが損傷する確率エンジンに火災が発生する確率をそれぞれ15%30%ずつ低下させる。
エンジン整備
エンジン出力5%上昇させると同時に最大前進速度と最大後退速度の両方1 km/hずつ向上させる。
砲手
兵器工
与ダメージと貫通力の振れ幅+/−20%に縮小する。主砲が損傷した際の射撃精度に対するペナルティー50%軽減する。
射撃の名手
敵車輌を攻撃した際にモジュールの損傷や搭乗員の負傷を誘発する確率10%向上させる。砲弾の種類は問わない。
速射
砲塔の旋回に伴う散布界の拡大15%軽減する。
指定された目標
「砲手の視認エリア」内に存在する敵車輌の発見状態の持続時間2秒延長する。
極限の集中力
即応型パーク
車輌が静止してから一定の時間が経過した際に射撃精度2.5%向上させる。
高速照準
照準時間2.5%短縮する。
装填手
弾薬庫保護
弾薬庫の耐久性25%向上させる。
直感
主砲や弾倉の装填が完了している状態での弾種の切り替え速度60%向上させる。
アドレナリン・ラッシュ
即応型パーク
車輌の残りHPが10%を切った際に装填速度10%向上させる。
ゲリラ戦
射撃を行った際の隠蔽率に対するペナルティー10%軽減する一方で茂みや樹木を挟んだ際の隠蔽率2%向上させる。
近接戦闘
即応型パーク
周囲50 m以内に敵車輌が存在する際に装填速度2.5%向上させる。
砲弾鑑定
与ダメージと貫通力の振れ幅の下限2%向上させる。
無線手
状況判断力
視認範囲3%拡大する。
諜報の神髄
即応型パーク
自車輌の基本HPを超えるダメージをアシストした際に自車輌の全搭乗員の能力2.5%向上させる。通信範囲20%拡大する。
相乗的連携
即応型パーク
自車輌の通信範囲内に味方車輌が存在する際にその通信範囲10%拡大する。周囲50 m以内に味方車輌が1輌でも存在する際に自車輌の全搭乗員の能力5%向上させる。
報復要請
即応型パーク
無線手が負傷する確率30%低下させる。自車輌が大破しても4秒が経過するまで味方に敵車輌の位置情報を伝達し続けられるようにする。
電波妨害
自車輌の被発見状態の持続時間1秒短縮する。
消火能力
消火速度80%向上させる。
集団型パーク
戦友
全搭乗員の能力5%向上させる。
カモフラージュ
隠蔽率80%向上させる。
修理
モジュールの修理速度80%向上させる。

既存のパークの一部変更と新たなパークの実装によってこれまでよりも車輌の特徴やプレイスタイルに応じた柔軟なカスタマイズが可能になるはずだ。その際にどのパークがどういった特徴を備えているのか分かりやすいよう、UIにも変更が加えられ、対応する職能のほか、以下3種類のカテゴリーが導入される。

  • 集団型パーク — 全搭乗員が習得でき、効果の度合いが全員の訓練レベルの平均値に基づいて算出される。
  • 通常型パーク — 特定の職能の搭乗員しか習得できない。
  • 即応型パーク — 戦闘中に特定の条件が満たされた場合にのみ効果を発揮する。効果が発動すると戦闘UI下部にその内容や持続時間を示す通知が表示される。設定メニューでON/OFFを切り替え可能。

なお、これまで全搭乗員が習得できる「共通パーク/スキル」のひとつだったスキル「消火能力」は、新システムでは無線手専用の通常型パーク「消火能力」に変更される。この変更に伴い、現行システム下でパーク「消火能力」を習得している搭乗員がいる場合は、アップデート1.20.1のリリースと同時にこれがリセットされ、習得に費やしたEXPが以下の順序で再分配される。

  1. 職能レベル(100%に到達するまで)
  2. 習得が完了していないパーク(訓練レベルが100%に到達するまで)
  3. 残ったEXPは好きなパークの習得に使用できる

UIその他の改良

新システムでは、搭乗員に関する全体的なUIにも改良が加えられる。一例を挙げれば、全パークの効果が車輌パラメーターの一部として表示されるようになるほか、ポップアップ画面に記載される各パークの説明文もより詳しく、かつ分かりやすく変更される。

搭乗員が負傷した状態で戦闘終了を迎えた際に取得できる搭乗員EXPが減少してしまうメカニズムが廃止されるのも、あまり目立たないながら嬉しい変更だろう。

既存のパークが変更され、新たなパークが導入されれば、新たなパークの組み合わせを試したいと思う戦車兵が多いに違いない。そこでアップデート1.20.1の実装と同時に全プレイヤーに「特訓修了証」を12枚ずつ配布する。「特訓修了証」を使えばパークのリセットにかかる費用が無料になるため、ぜひともこれを有効活用してもらいたい。

搭乗員メカニズムについては、今後も段階的に改良を加えていく予定だ。まずは公開テストに参加して、新たなパークの仕組みを体験してもらいたい。

日本駆逐戦車ルート

新車輌を心待ちにする戦車兵に朗報だ。アップデート1.20.1では、日本技術ツリー初となる駆逐戦車ルートが登場する。新ルートはTier IV車輌「Type 1 Chi-He」から分岐し、Tier VからTier Xの合計6輌で構成される。

どの車輌も安定した前面装甲と艦砲を彷彿とさせる大口径砲を搭載し、通常AP弾でもかなりの貫通力を誇るのが大きな魅力だ。もちろん単発火力が素晴らしいのは言うまでもない。さらにサイズの大きさに反して小回りも利き、見た目以上の俊敏性を発揮する。ただし、大口径砲と安定した装甲を搭載している代償として、最大速度や隠蔽率は高いとは言えず、俯角もいたって平凡だ。

茂みに潜んで後方から狙撃をしようとしても見つかってしまう可能性が高い。むしろ、最前線や第2線など前寄りに構えて味方重戦車を火力で支援する立ち回りの方が向いている。自分が隠れるのではなく、大口径砲の脅威を前面に押し出して敵を隠れさせてしまうのが理想的だ。

新ルートを構成する各車輌の詳細は特集記事で別途紹介する予定だ。だが百聞は一見に如かず。ぜひとも公開テストでその性能を体験していただきたい。

オンスロート

以上の新コンテンツに加えて、「オンスロート」モードもシーズンを新たに間もなく復活する。新シーズンの名は「クリムゾン・グリフォン」、前回開催時に寄せられたフィードバックを踏まえた様々な改良が加えられている。報酬として手に入るカスタマイズアイテムも一新されているぞ。

前回からの変更点のなかでも特に重要なものを紹介しておこう。どれも戦闘で採用しうる車輌や戦術の幅を広げることを目的としている。ひとつ目は「ロール・アビリティー」の調整だ。概要は以下のようにまとめることができる。

  • チャージに要する時間が短縮される。
  • クールダウン時間が大幅に短縮される。
  • 一部の「ロール・アビリティー」が戦闘開始と同時に発動できるようになる。
  • 一部の「ロール・アビリティー」の効果や仕組みが変更される。例えば「インスパイア」は効果範囲がマップ全体に拡大される。

以上の変更によって「ロール・アビリティー」が戦闘に与える影響が増大することが予想される。そこで公開テストでは2種類のパラメーター調整因子の実装を検討する。「ロール・アビリティー」の威力が増しても戦線が膠着することはなく、前回はできなかった立ち回りもできるようになるはずだ。

パラメーター調整因子の内容を確認してほしい。

  • 各車輌の車輌HPを25%上昇させる。
  • 消耗品のクールダウン時間を90秒から45秒に短縮する。

パラメーター調整因子の実装はまだ決定しているわけではない。意図した通りの結果が出なければ数値に変更が加えられたり、あるいは導入そのものが見送られる可能性も存在する。

気になる報酬やその他の変更点についても簡単に紹介しておこう。

  • 前回の「勝ち星報酬」が廃止され、代えて報酬として様々なゲーム内アイテムが用意されたウィークリーミッションが導入される。
  • 「氷河」と「飛行場」を「オンスロート」モードに追加される。
  • クリムゾン・バージョンのプログレッシブ2Dスタイルやカスタマイズアイテムがシーズン報酬に追加される。

以上の変更が公開テストで好評を博せば、「オンスロート」モードの次のシーズンで正式採用する予定だ。ぜひとも公開テストに参加して感想を聞かせてほしい。

WoT Plus

アップデート1.20.1では、サブスクリプション型サービス「WoT Plus」も導入される。WoTプレミアムアカウントとは似て非なる様々な嬉しい特典がアンロックされる新たなアカウントステータスだ。

主な特典を以下にまとめておこう。

  • ゴールド庫 — サービス利用者は毎週最大で500を取得できるようになる。「クレジット庫」のように少しずつゴールドが蓄積し、1週間が経過すると開錠される仕組みだ。
  • マップフィルターの追加枠 — サービスの利用期間中は「ランダム戦」モードから除外できるマップの数が増加する。WoTプレミアムアカウントと併用すれば、(ついに)合計3種類のマップを除外できてしまうわけだ。
  • 拡張パーツの無料解除 — サービス利用期間中は拡張パーツを無料で解除できるようになる。「試作型拡張パーツ」のレベルIIとレベルIIIについては解除する際に「コンポーネント」が必要になるものの、「ボンズ拡張パーツ」をボンズなしで解除できるのは、とりわけベテラン戦車兵にとって嬉しい特典に違いない。
  • 搭乗員教育プログラム — サービス利用期間中は自動的に搭乗員を育成できるようになる。車輌を選択しておくだけで、ログイン状態にかかわらず、一定の時間が経過する度にその搭乗員に搭乗員EXPが与えられていく便利なメカニズムだ。教育を施す搭乗員はいつでも変更でき、マップフィルターのようにしばらくロックされてしまうこともない。
  • 限定レンタル車輌 — 「WoT Plus」の利用を開始すると、ガレージに限定車輌「TS-54」が追加される。2連装砲を備えたアメリカ製のプレミアム重戦車だ。サービスの利用期間中であれば、いつでも自由に使用することができる。「TS-54」には、国籍がアメリカであれば車輌適性を問わずどの搭乗員でもペナルティーなしで配属できるという嬉しい特典も用意されている。従来のプレミアム車輌以上に効率的に搭乗員の育成を行えるわけだ。

「WoT Plus」は、ゲーム内ショップの「ベスト」セクションに用意されている。価格は300だ。

ただし、こちらの購入方法と価格設定はあくまで公開テストにおけるものに過ぎない点に注意してほしい。正規実装時はプレミアムショップでしか購入できず、価格は9USドル相当の金額となる予定だ。

サブスクリプション型サービスの仕組みや内容には、フィードバックや要望に応じた改良を加えていくつもりだ。公開テストでは「TS-54」を含む全特典を体験できるため、ぜひとも感想を聞かせてほしい。

バトルパス・コレクション

現在開催中の「バトルパス」の開幕に先駆けて告知した通り、アップデート1.20.1では「バトルパス」専用の「コレクション」機能も導入される。今回の「バトルパス」のステージ報酬にはバックストーリーの一部をなす「プロット・アイテム」が用意されており、これを集めるとその収集度に応じて追加報酬が手に入る仕組みだ。

今シーズンはコレクション報酬として最大3枚の「バトルパス・トークン」を追加で入手できるようになっている。シーズンの主人公にあたる戦車兵たちのバックストーリーも明らかになっていく。

仮にもしシーズン中にコレクションを完成させることができなくても、次のシーズンでしっかり「バトルパス進捗ポイント」を集めれば、入手し損ねた「コレクション・アイテム」と交換できる。ただし、コレクション報酬の「バトルパス・トークン」は対応するシーズン中にしか手に入らないため、新たな報酬車輌をできるだけ早く入手したいような場合には、今シーズンが終わるまでにコレクションを完成させるのが望ましい。

コレクションUIは日本時間3月24日21:00から利用可能になる。

ガレージスロットの購入に必要な通貨

さらにもうひとつ、ゴールドの消費をできるだけ抑えたい戦車兵に嬉しいお知らせだ。アップデート1.20.1以降はガレージスロットをクレジットで購入できるようになる。価格は従来の300ゴールドに対して250,000クレジットだ。一度購入したガレージスロットは販売できない点に注意してほしい。

  • 公開テストの参加方法
  • テストへの参加は初めてか?
公開テストの参加方法

公開テストに参加するには、Wargaming.net Game Center(WGC)最新の公開テスト用クライアント、そして参加登録の締切日(以下を参照)以前に作成されたWargaming.netアカウントが必要となる。

参加条件

日本時間3月13日06:59までにアカウントを作成しているプレイヤーであれば誰でも 公開テストに参加できるようになっている。

テスト用クライアントのダウンロードとインストールの手順

テスト用クライアント・インストーラー

  • テスト用クライアント・インストーラーを実行する。
  • 普段『World of Tanks』のファイルを保存しているファイルとは別のインストール用フォルダーを選択する。
  • WGC上部のドロップダウンメニューから新しくインストールされたテストクライアントを選択する。
  • これでテストに参加できる。フィードバックも忘れずに頼むぞ!

WGCについての詳しい情報はWargaming.net Game Centerガイドから確認できる。

テストへの参加は初めてか?

テストへの参加が初めての場合は、公開テスト、サンドボックステスト、そしてスーパーテストに関する詳細ガイドもぜひチェックしてくれ!

テストガイド

パッチノート

展開

主な変更点

日本駆逐戦車ルート

合計6輌の駆逐戦車(Tier V~Tier X)を新たに追加。

  • Tier V — Type 3 Ho-Ni III
  • Tier VI — Type 95 Ji-Ro
  • Tier VII — Chi-To SP
  • Tier VIII — Ho-Ri 2
  • Tier IX — Ho-Ri 1
  • Tier Х — Ho-Ri 3

パークとスキル

新パークを追加

  • 既存のパークの効果を調整。
  • 職能ごとに習得できるパークは変わらない。
  • パークとスキルの区分を廃止し、名称を「パーク」に統一。
  • すべてのパークは習得直後から効果を発揮し、訓練レベルが上がるにつれて効果も上昇するように調整。
  • 搭乗員の職能レベルに応じてパークの効果の度合いが変化するように調整(「戦友」は除く)。
  • 2人の搭乗員が同じパークを習得している場合、レベルの高いパークの効果が発揮される。
  • 搭乗員が負傷した場合、その搭乗員のパークの効果は失われる。
  • パークは集団型、通常型、即応型の3種類に分類。
  • パーク「戦友」はすべての搭乗員が100%習得する必要がなくなった。
  • 共通パーク/スキルのひとつだった「消化能力」を通常型パークに変更する。この変更に伴い、現行システム下でパーク「消火能力」を習得している搭乗員がいる場合は、アップデート1.20.1のリリースと同時にこれがリセットされる。
  • 負傷した搭乗員がいる状態で戦闘が終了した場合、EXPペナルティが発生しなくなる。

ガレージ

  • アップデート1.20.1の実装と同時に全プレイヤーに「特訓修了証」を12枚ずつ配布する。これによりパークのリセットを無料で行うことができる。
  • パークの詳細説明を調整。また、「Alt」キーを押して表示される「追加情報」のデザインも調整。
  • すべてのパークの効果はガレージの「車輌特性」画面で確認できるように調整。
  • 車輌性能にカーソルを合わせると表示される詳細説明のデザインを調整。
  • 新しいパークの影響を考慮し、平均ダメージと平均分間ダメージの計算方法を変更。
  • ディレクティブがパークに与えるボーナス効果の値が性格に表示されるように調整。

戦闘

  • 戦闘UIに即応型パークのパネルを追加。通知はゲーム内設定で有効/無効に切り替え可能。
  • 即応型パークのパネルは観戦モードあるいはリプレイでも表示が可能。

新モード「まずは体を温めよ」

新モード「まずは体を温めよ」をスーパーテストに追加。

新モード「現役復帰」

公開テストで達成できるデイリーミッションの代わりに「現役復帰」モードを追加。公開テストでは本番のリリースよりも進捗速度が速くなる。

先行偵察ミッション

2つの新メカニズムを追加。

  • ランダムイベント: 戦闘中の特定のタイミングで発生する様々な事象。
  • ダイナミックカバー: 戦闘中に使える動かせるオブジェクト。

オンスロート

  • 新シーズン「クリムゾン・グリフォン」を追加。
  • 「勝ち星報酬」を廃止。代わりにウィークリーミッションを導入。
  • 次の車輌をレンタル車輌として追加: 「WZ-111 5A」(7対7)、「E 50 Ausf. M」(7対7)、「T110E4」(7х7)
  • 2種類のパラメーター調整因子を実施。各車輌の車輌HPを上昇し、消耗品のクールダウン時間を短縮する。

新コンテンツ

  • クリムゾンバージョンのプログレッシブスタイルやカスタマイズ要素を追加。
  • スタイルはどの車輌にも適用可能。
  • ドッグタグ要素「ブロンズ」を追加。
  • アイアン、ブロンズ、シルバー、ゴールド、チャンプ、レジェンドのドッグタグ背景を追加。
  • IGNストライプ「グリフォンの末裔」を追加。
  • バッジ「茨の道を抜けし者」と「天空を駆けし者」を追加。
  • 勲章「ソアリング・ウィングス」を追加。

ロール・アビリティー

  • 車輌のロール・アビリティーを調整。
  • いくつかのロール・アビリティーの発動条件を変更。
  • 一部の「アビリティー」は戦闘開始後ただちに発動できる状態になる。

その他の変更点

  • 「氷河」と「飛行場」を「オンスロート」モードに追加。
  • 「戦術サークル」の位置を調整。
  • 「スーパー小隊」の編成に関する制限を撤廃。
  • 「スーパー小隊」同士でしかマッチしないようマッチングシステムを調整。
  • 「スーパー小隊」ではピン打ちの制限を撤廃。
  • 「ソロ」や「デュオ」の場合も以前よりも多くピンを打てるように調整。
  • 戦闘終了時の音声チャット設定が次の戦闘にも引き継がれるように調整。

WoT Plus

  • 期間限定でサブスクリプション型サービス「WoT Plus」を実装。
  • 正規実装時にはプレミアムショップで購入可能になる。
  • 「WoT Plus」の利用を開始すると限定車輌「TS-54」ゴールド庫搭乗員教育プログラム拡張パーツの無料解除、さらにはマップフィルターの追加枠がもらえる。
  • 公開テスト期間中は、ゴールドでサブスクリプションが購入できる。

バトルパス・コレクション

「バトルパス」専用の「コレクション」機能を導入。

  • 最初のコレクションはバトルパス・シーズンXにちなんだ「プロット・アイテム」を用意した。
  • コレクションは公開テスト開始の翌日から利用可能になる。

ゲーム内リソース

  • 「ガレージスロット」がゴールドではなくクレジットで購入可能になった。クレジットでの購入価格は250,000になる。

車輌に関する変更点

ソ連

以下の車輌のダメージモデルを調整

ドイツ

以下の車輌のダメージモデルを調整

スーパーテスト用の車輌に以下の車輌を追加

  • 「LKpz.70 K」

アメリカ

以下の車輌のダメージモデルを調整

スーパーテスト用の車輌に以下の車輌を追加

  • TS-60 

イギリス

以下の車輌のダメージモデルを調整

ポーランド

スーパーテスト用の車輌に以下の車輌を追加

  • 56TP 
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